苦手なもの
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誰しも苦手なものはあるだろう。
それが物だったり、あるいは物事、人間関係と様々な物があるが人それぞれ違うだろう。
しかし木手永四郎。
彼に苦手なものはあるのだろうか?
何事にも完璧にこなす彼に隙などなく苦手なことや物がある事を一度も聞いたことがない。
彼と幼馴染の甲斐裕次郎なら何か知ってるかも知れないがきっと木手からの口封じをされ口を割らないだろう。
どうしても気になった彼女の明里は二人きりの時に聞いてみることにした。
お互い大学生になり東京にある大学へ進学したため、現在はお互い一人暮らしをしている。
彼が暮らしているマンションへ向かいインターフォンを押すとドアを開けいつもの優しい笑みで迎えてくれた。
我慢ができなかった明里は木手がドアを閉めこちらを振り向いた瞬間抱きついた。
「おやおや、そんなに俺に会いたかったんですか?」
「だって久々なんだもん…」
「しょうがない子ですね」
そう言いながらも抱き締め返す木手の温もりに明里は安心感を覚えた。
久々というのもお互いが大学のことが忙しくなかなか会えなかったためだった。
玄関にいつまでもいるわけにはいかないと木手は明里の手を引きリビングへと案内した。
そこからは会えなかった間の話をしたり、テレビを見ながらソファでくつろいだりしていた。
少し落ち着いた時、明里は木手の苦手なことを聞いてみることにした。
「ねぇ、永四郎って苦手なこととか物ってあるの?」
「どうしたんです急に、そんなの俺にあると思いますか?」
「ん〜永四郎って常に完璧だしかっこいいから…付き合って結構経つけど苦手な事とかってあるのかなと疑問に思ったの」
「…あなたそれ無意識ですか?」
「え?」
そういうと木手は明里との距離を縮めキスをした。
「完璧でかっこいい…だなんて誘ってるようにしか聞こえませんよ」
「さっ誘ってなんかないよ!!ちょっ永四郎…」
木手が唇から首へと唇を這わしていく。
明里はぎゅっと目を瞑り聞きたいことは結局聞けてないし、このまま抱かれるのかと覚悟した。
するとかすかな揺れを体に感じた。
その揺れは次第に大きなものになってきてすぐに地震だとわかった。
「じ、地震?」
「……」
木手は明里の肩を掴んでいた腕の力が強くなっていたことに本人は気がついていなかった。
「いった…永四郎?」
木手は肩を掴むのをやめ勢いよく明里のことを抱きしめた。
「えっ、どうしたの?永四郎?」
地震はそれほど大きくもなくすぐに収まったのだが木手は明里を抱きしめるのをやめなかった。
先程の言葉が耳に入ってなかったようなのでもう一度明里は声を掛け木手をそっと抱きしめ返した。
「永四郎…大丈夫?どうしたの?」
「あ…す、すいません」
木手は強く抱きしめていた明里を離し、心配する彼女の目が合ったが目をそらした。
「永四郎もしかして地震が苦手…なの?」
「…はぁ…君には隠しておけませんね」
昔から地震が苦手で、少しの揺れでも構えてしまうほどだと木手は話した。
東京に越してからは地震が多く、1人でいることも多いため慣れなければと我慢をしていたようだが明里がいる事で気が緩み怖さを隠しきれなかったようだ。
「永四郎にも苦手なものあったんだね」
明里はくすくすと笑いまだ少し緊張感のある木手の手を握った。
「仕方ないでしょう。昔からこれだけはどうにも克服できないんです」
「でも安心した、永四郎にも苦手な物があるがんだってわかって」
「なぜです…?完璧の方がいいでしょう」
そんなことないと明里は木手を抱きしめ少しでも苦手な物がある方がそのことで自分を頼ってもらえることもあったり、甘えてもらえるのではないかと伝えた。
自分ばかり助けられているのは彼女も心もとなかったのだ。
「…にふぇーでーびる。かなさんどー」
「うん、私も愛してる」
そう言われ抱きしめ返されるとソファに押し倒された。
「さぁ、続きをしましょうかね」
「えっこの流れでするの!?」
「わんを甘やかしてくれるんでしょう?」
先程からでてるうちなーぐちは木手が唯一気を緩めている証拠。
そしてその表情は甘く少し悲しそうな表情で、そんな顔で言われた明里は母性本能がくすぐられ、断れるわけもなく彼の首に両腕を回した。
「もう…優しくしないと嫌だからね…」
「嫌って言うほど優しくしてあげますよ。かなーよ」
END
それが物だったり、あるいは物事、人間関係と様々な物があるが人それぞれ違うだろう。
しかし木手永四郎。
彼に苦手なものはあるのだろうか?
何事にも完璧にこなす彼に隙などなく苦手なことや物がある事を一度も聞いたことがない。
彼と幼馴染の甲斐裕次郎なら何か知ってるかも知れないがきっと木手からの口封じをされ口を割らないだろう。
どうしても気になった彼女の明里は二人きりの時に聞いてみることにした。
お互い大学生になり東京にある大学へ進学したため、現在はお互い一人暮らしをしている。
彼が暮らしているマンションへ向かいインターフォンを押すとドアを開けいつもの優しい笑みで迎えてくれた。
我慢ができなかった明里は木手がドアを閉めこちらを振り向いた瞬間抱きついた。
「おやおや、そんなに俺に会いたかったんですか?」
「だって久々なんだもん…」
「しょうがない子ですね」
そう言いながらも抱き締め返す木手の温もりに明里は安心感を覚えた。
久々というのもお互いが大学のことが忙しくなかなか会えなかったためだった。
玄関にいつまでもいるわけにはいかないと木手は明里の手を引きリビングへと案内した。
そこからは会えなかった間の話をしたり、テレビを見ながらソファでくつろいだりしていた。
少し落ち着いた時、明里は木手の苦手なことを聞いてみることにした。
「ねぇ、永四郎って苦手なこととか物ってあるの?」
「どうしたんです急に、そんなの俺にあると思いますか?」
「ん〜永四郎って常に完璧だしかっこいいから…付き合って結構経つけど苦手な事とかってあるのかなと疑問に思ったの」
「…あなたそれ無意識ですか?」
「え?」
そういうと木手は明里との距離を縮めキスをした。
「完璧でかっこいい…だなんて誘ってるようにしか聞こえませんよ」
「さっ誘ってなんかないよ!!ちょっ永四郎…」
木手が唇から首へと唇を這わしていく。
明里はぎゅっと目を瞑り聞きたいことは結局聞けてないし、このまま抱かれるのかと覚悟した。
するとかすかな揺れを体に感じた。
その揺れは次第に大きなものになってきてすぐに地震だとわかった。
「じ、地震?」
「……」
木手は明里の肩を掴んでいた腕の力が強くなっていたことに本人は気がついていなかった。
「いった…永四郎?」
木手は肩を掴むのをやめ勢いよく明里のことを抱きしめた。
「えっ、どうしたの?永四郎?」
地震はそれほど大きくもなくすぐに収まったのだが木手は明里を抱きしめるのをやめなかった。
先程の言葉が耳に入ってなかったようなのでもう一度明里は声を掛け木手をそっと抱きしめ返した。
「永四郎…大丈夫?どうしたの?」
「あ…す、すいません」
木手は強く抱きしめていた明里を離し、心配する彼女の目が合ったが目をそらした。
「永四郎もしかして地震が苦手…なの?」
「…はぁ…君には隠しておけませんね」
昔から地震が苦手で、少しの揺れでも構えてしまうほどだと木手は話した。
東京に越してからは地震が多く、1人でいることも多いため慣れなければと我慢をしていたようだが明里がいる事で気が緩み怖さを隠しきれなかったようだ。
「永四郎にも苦手なものあったんだね」
明里はくすくすと笑いまだ少し緊張感のある木手の手を握った。
「仕方ないでしょう。昔からこれだけはどうにも克服できないんです」
「でも安心した、永四郎にも苦手な物があるがんだってわかって」
「なぜです…?完璧の方がいいでしょう」
そんなことないと明里は木手を抱きしめ少しでも苦手な物がある方がそのことで自分を頼ってもらえることもあったり、甘えてもらえるのではないかと伝えた。
自分ばかり助けられているのは彼女も心もとなかったのだ。
「…にふぇーでーびる。かなさんどー」
「うん、私も愛してる」
そう言われ抱きしめ返されるとソファに押し倒された。
「さぁ、続きをしましょうかね」
「えっこの流れでするの!?」
「わんを甘やかしてくれるんでしょう?」
先程からでてるうちなーぐちは木手が唯一気を緩めている証拠。
そしてその表情は甘く少し悲しそうな表情で、そんな顔で言われた明里は母性本能がくすぐられ、断れるわけもなく彼の首に両腕を回した。
「もう…優しくしないと嫌だからね…」
「嫌って言うほど優しくしてあげますよ。かなーよ」
END
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