ヴァルプルギス戦争終結時における新聞報道

終戦――我々は戦い抜いた。そして多くを失った

聖暦800年12月25日、教皇聖下によりヴァルプルギス戦争の終結が正式に宣言された。

我々ヴィクトリアは、この宣言を厳粛に受け止める。

六年に渡り、第4管区は戦乱の最前線に立ち続けた。アイゼルネ方面より拡大した異端の炎は幾度となく国境を脅かし、多くの都市と民衆がその犠牲となった。

街は焼かれた。
兵は倒れた。
家族は引き裂かれた。

その痛みは、いかなる統計によっても語り尽くせるものではない。

しかし我々は退かなかった。

国家のために。
秩序のために。
そして、次の世代が平和の中で生きられる未来のために。

その事実を、本紙は誇りをもって記録する。

同時に我々は、この戦争で失われた全ての命を忘れない。勝者も敗者も、兵も民も、この六年間を生きた全ての者たちへ、深い哀悼を捧げる。

終戦とは、終わりではない。

焼け落ちた土地を再び築き上げ、傷ついた人々を支え、失われた秩序を取り戻す――その長い復興の日々が、今日より始まる。

我々は戦い抜いた。

ゆえに我々は、未来へ進まなければならない。
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