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★キラキラ 蘖(ひこばえ)の章★

[■ラストまでのあらすじ前■]


御船は東峰に対して、恋愛感情がないことを自覚します。
男として同じ道を目指す相棒になりたい、というのが無意識下での本心でした。
それは東峰にとっては願ってもないことで、二人はこれから先、共闘することを誓います。

御船がアキラを引っ叩いた理由。
東峰様の恋人となるべき立場で、その自覚がないばかりか、この僕を恋人だと!?
許せない、許せない!! 東峰様に謝れ!!
と無意識に考えていたための行動です。
アキラとアーちゃんが東峰の部屋を訪ねた帰り、それを目撃した御船がモヤモヤしてた理由。
高橋邪魔。
東峰とアキラが二人きりでいちゃいちゃラブラブしているところに、アーちゃんが割り込んだように思えたのでしょう。

東峰は御船と話し合う中で、ようやくアキラへの恋情と執着を自覚いたします。
そしてある日のこと、自室にアキラを呼び出して、告ります。
「俺のものになれ」的な。
でも、のほほんアキラには通じないし、冗談で済まされちゃいます。
そして東峰、かっときてレ○プ紛いにアキラを押し倒す。
さすがのアキラもびびって、心の中でヘルプミー。
(こ、怖いです。アーちゃん!!)
アキラの迂闊さがいかんなく発揮され、行き先はアーちゃんにも告げないままでした。
当然助けは期待できません。
アキラの貞操危うし!

突然、ピンポン攻撃が始まります。当然無視。
しつこくピンポン攻撃が。無視無視、シカトシカト。
その後、破壊音。アッキーを連れたアーちゃんが、目の前に立ってました。
東峰、敢え無く失神です。(byアッキー)

アキラの貞操は守られますが、鈍いくせに聡いアキラがここである疑念を持ちます。
(どうしてアーちゃんは、僕のピンチが分かったのでしょうか?)
だがしかし、まだまだ偶然で済む話。気にしない気にしない。

東峰は、その後もアプローチを続けます。
アキラもようやく東峰の本気を悟り始めました。
だが、断る!
そして微妙な距離感のまま、夏休みに突入です。

夏休み、アキラはアーちゃんの実家に誘われました。
この時期の高橋家は、まだ引越はしておりません。
学園からは遠すぎず近くもない、郊外のマンション住まいです。
築15年、3LDK、駅まで徒歩10分のなかなかの物件は、アーちゃんが心底中流家庭育ちであることの証明でもあります。

さて、茜さんに迎えられ、アキラのなかでようやくアーちゃんの正体が割れます。
(アキラが生まれる前、茜さんは継埜として奥院に出入りしておりました。その記憶が受け継がれているのです)
これはマズイ。
茜さんはアキラのことを知りません。ですが、切ないほどに熱くなる胸に、もしやと思い立ちます。
それでもお互い素知らぬフリですが。

夏休み半ば、アキラとアーちゃんはアッキーのもとへ。
アッキーの住所を知ったときから、アキラはアッキーに関しては諦めムード。
というよりも、隠す必要性をもはや感じません。
新しい継埜は要りませんが、白儿は別です。
アッキーはとうに当主ですしね。
アッキーのおじいさんとアキラは、とっくに顔見知りなので、ここらでアッキーにも種明かしです。
ついでに、アーちゃんが継埜らしいことも告白。
アッキー、特に驚きもせず、やっぱりな、なんて思ってます。
この会合は夜中ひっそり行われましたが、アーちゃんは盗み聞きしておりました。
アッキーはあえて知らぬフリを、アキラはアーちゃんに気付かないまま。

夏休みが明け、なんだかんだで秋になり冬になり、春休みを迎えての新年度のスタートです。
アキラはアーちゃんと距離を置こうとし、東峰は鬼気迫る勢い。
アーちゃんはともかく、東峰はどうにかせんとと、アキラは奈落に皆を招集します。
東西(まだ父時代)に、そろそろ後継に託したいと請願されておりましたし、ここぞとばかりに東峰と葛西に正体暴露です。
二人ともに唖然。
これで東峰は片付いたと、とりあえず一安心したアキラさんは、そのまま学園を去ることにします。

アーちゃんからすれば、青天の霹靂ともいうべきアキラの退学話です。
我を忘れてアッキーに詰め寄りますが、当然相手にしてもらえません。
「お前をどうこうできなくとも、アキならどうにかできるぜ」
そんなセリフでアッキーを脅します。
そこには、いつものふざけたアーちゃんはおりませんでした。
常識的に考えて、どうにかされるのはアーちゃんのほうですが、アッキー同情なんかしちゃったりしちゃったり。
白儿の当主を脅すとは由々しき事態、総代に裁いてもらおう、などという名目でアーちゃんを奥院にご案内します。

アキラさんからしたら、とんでもない裏切りですが、アーちゃんを紅に会わせたいという気持ちもあります。
仕方なくアーちゃんに打ち明け、母親との対面を勧めました。
このあたりはアーちゃん■毒参照。
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