★キラキラ 蘖(ひこばえ)の章★
[アーちゃん■うそーん]
「いやー、あれはある意味才能だよねー。天が二物与えたってかんじー?」
「・・・・・・ぐしっ」
結局佐藤は、見学に回されて、5限目は無事終了となりました。
更衣室で着替えたあと、教室に戻ってきた俺たち。
俺は俯き落ち込んでいる佐藤を、更に落ち込ませる作業に没頭中です。
だって、おもしろいもん。
「7月に球技大会あるねー。いやいや、楽しみだねー」
「ううぅっ・・・」
あ、机に突っ伏しちゃいまいた。
初日からの不満をぶつけすぎちゃいましたかね?
「ま、まぁ、苦手な人もいるよね。うん、気にするな」
「あぅ、うぅ、ひっく・・・嫌いです・・・」
嫌いと言われ、胸がズキリと痛んだ・・・へ、なんで?
だけど、少々虐めすぎた気もするし、ここは謝っとくか。
「佐、」
「嫌いです嫌いですっ! スポーツなんて大っ嫌いですっ!! この世から消えて去ってしまうがいいっ! いやーーーーーーーー」
教室中に木魂する絶叫。
クラスメイトは唖然として、佐藤を見つめている。
当然俺も同じ表情で、佐藤を見つめる。
すると、いやいやと叫びながら、いきなり立ち上がり、窓を全開にして、外に向かって叫び始めてしまった。
「こんな学校など滅びてしまうがいいっ! 高天原に神留り坐す皇親神漏岐・・・・・・八百萬神等を神集えに・・・・・・神掃いに掃い賜いて・・・・・・・・・」
ちょっ、ちょっとーーー
なんか始まりましたよーー
「ちょ、ちょっと待てっ! ストップ、ストップーー」
「いやーーーー、滅してしまえばいいんですっ! 球技大会などいりませんっ! いやーーーーーーー」
数人係りで押さえつけ、とにかく窓から引き剥がす。
なんなんだよー、こいつはっ!
頭おかしくなったのかっ!? 俺のせいかよーーっ!?
「落ち着けって、佐藤、俺が悪かったから」
「いやです・・・いやです・・・ぶつぶつ・・・」
うそーん、マジでおかしくなってるー
「いやー、あれはある意味才能だよねー。天が二物与えたってかんじー?」
「・・・・・・ぐしっ」
結局佐藤は、見学に回されて、5限目は無事終了となりました。
更衣室で着替えたあと、教室に戻ってきた俺たち。
俺は俯き落ち込んでいる佐藤を、更に落ち込ませる作業に没頭中です。
だって、おもしろいもん。
「7月に球技大会あるねー。いやいや、楽しみだねー」
「ううぅっ・・・」
あ、机に突っ伏しちゃいまいた。
初日からの不満をぶつけすぎちゃいましたかね?
「ま、まぁ、苦手な人もいるよね。うん、気にするな」
「あぅ、うぅ、ひっく・・・嫌いです・・・」
嫌いと言われ、胸がズキリと痛んだ・・・へ、なんで?
だけど、少々虐めすぎた気もするし、ここは謝っとくか。
「佐、」
「嫌いです嫌いですっ! スポーツなんて大っ嫌いですっ!! この世から消えて去ってしまうがいいっ! いやーーーーーーーー」
教室中に木魂する絶叫。
クラスメイトは唖然として、佐藤を見つめている。
当然俺も同じ表情で、佐藤を見つめる。
すると、いやいやと叫びながら、いきなり立ち上がり、窓を全開にして、外に向かって叫び始めてしまった。
「こんな学校など滅びてしまうがいいっ! 高天原に神留り坐す皇親神漏岐・・・・・・八百萬神等を神集えに・・・・・・神掃いに掃い賜いて・・・・・・・・・」
ちょっ、ちょっとーーー
なんか始まりましたよーー
「ちょ、ちょっと待てっ! ストップ、ストップーー」
「いやーーーー、滅してしまえばいいんですっ! 球技大会などいりませんっ! いやーーーーーーー」
数人係りで押さえつけ、とにかく窓から引き剥がす。
なんなんだよー、こいつはっ!
頭おかしくなったのかっ!? 俺のせいかよーーっ!?
「落ち着けって、佐藤、俺が悪かったから」
「いやです・・・いやです・・・ぶつぶつ・・・」
うそーん、マジでおかしくなってるー