★キラキラ 蘖(ひこばえ)の章★
[アーちゃん■ノホホン]
遅い! 遅すぎる!
アキラの帰りが遅すぎるぞ!
携帯に連絡しても、まったく出やしないし……まさかFCのやつらに捕まったとか?
逸る気持ちに、熊さながらに室内を徘徊する。
いつもの帰宅時間をとうに過ぎたというのに、アキラが戻ってこないことに嫌な予感がして堪らないのだ。
実家に比べりゃかなり広いリビングを、右往左往しているだけじゃ埒が明かないよな。
「よし」
広い敷地内を隅々まで探すつもりで、靴を履きノブに手をかけたその瞬間、
「わっ、ど、どちらへお出かけですか?」
突然外から開けられたドア、現れたのはアキラさんだ!
「ちょっ、こんな時間まで何してたの!?」
「は? あぁ、ちょっと色々ありまして……」
「色々って!? なんで携帯に出ないの!?」
「あの、ここではなんですので、ソファにでも座りませんか?」
たしかに玄関先で、靴を履きかけたままの格好じゃ、落ち着いて話せないっすね。
ついでに、お腹が空いたとアキラが喚きやがるから、夕飯の準備に取り掛かった。
いつもよりかなり遅めになっちまったから、あんま凝ったものは作らず、適当に炒め物と汁物だけで我慢させた。
「ビンタされただと!」
「はぁ、どうやらかなり怒らせたようで、いきなりパシンと、結構痛かったですよ」
なんでノホホンと話せるんだ?
見当違いの嫉妬のせいで殴られたんだぞ、もっと怒ってしかるべきだろうに。
「FCの忠告を聞かなかったんだ。いずれはこうなると思ってたよ……」
「そうですねぇ……人目のある場所は避けているつもりでしたが、仕方ないですね」
叩かれたことを思い出してか、スリスリと頬を擦りながらも、やはりアキラさんはどこまでも能天気だった。
「ふふ、FCって、結構怖いものですね」
「なんでそんなノンビリムードかねー?」
「まぁ、なるようになりますよ。それより、アーちゃんも気をつけてくださいね」
「俺? あー」
忘れてた。
あまりにもあいつが間抜けなもんで、FC持ちの有名人だってことを完全に失念しておりました。
「大丈夫。俺はそういうのに敏感だしね。あんたこそ、もっと気を配りなさい」
「はい。できるだけ気をつけます」
にっこりと約束してくれはしたものの、こいつの鈍さを考えたら、まったく信用できません。
人の気配っちゅうもんに、絶対に気付かないタイプだよな。
仕方ない。これからは、極力一緒に行動することにしよっと。
なんでお前が居るんだって、目付きですよね。
授業が終わったあと、例の裏山に行くと言い出したアキラに、付いていくと言ったのは俺ですから、そう思われてもしゃーないわな。
「会長様は、お仕事は大丈夫なのですか?」
「ああ、ちゃんと片付けて来てるから、大丈夫だ」
俺のことをガッツリ睨んでたくせに、アキラを見るときには思いっきり表情を崩しやがった。
「ところで、なんでそいつが居るんだ?」
「別にいいでしょ、俺も猫が見たいの」
俺が応えた途端、会長の眉間が寄った。
敬語なんて面倒くさいもんは、封印させてもらっちゃいます。
「あ、アーちゃんは誰にでもこのような話し方でして、お気に触ったなら、どうぞその都度注意してあげてください」
そ、俺は誰にでもこうだからね、気に入らないならその場で言え。
直すかは、そん時の気分次第だけどね。
「いや、別に構わねぇ」
いやいや、その口調と表情から察するに、まったく正反対のこと考えてるよね。
「そうですか、会長様のお心が広くて安心いたしました。良かったですね、アーちゃん」
「はは、そうねー」
会長は、度量の広さを誉められたことで気分を良くしたのか、嬉しそうな面を晒していたが、アキラの視線が外れた途端に、一気に不機嫌面へと変化した。
だというのに、アキラの目線が戻ってくると、再び笑顔でお出迎え。
なんだ、その無駄な瞬間芸は、ホント、ムカつくんですけどーーー!
俺と会長の静かなる睨み合いに気付くことのないアキラさんは、手に持っていた缶を開け地面に置くと、そそくさとその場所から離れた。
俺たちも、もちろんその後を追って、猫から距離をおく。
「ちょ、なにやってんの!?」
バカじゃないのバカじゃないのっ、こいつらホントバカじゃないのーーー!!
「ど、どうかいたしましたか?」
「なんか文句あるのか」
「文句って……」
いやいやおかしいよね、絶対おかしいよ、この光景は。
だってさ、会長の膝の上には、アキラさんが乗ってるんだぜ。その上会長は、アキラさんを抱きしめてんだよ。
しかも二人揃って、さも当然ってなお顔をなさっているときた。
もしFCがこれを見てたら、お怒りも納得いくと思うのですが……。
「あ、膝ですか? これは制服が汚れないようにとの、会長様のご配慮でして」
「……あっそ」
制服が汚れないようにだと? 本当にアキラさんは危機感ちゅうもんが足りないよね。
会長のニヤケ面見れば、そんな親切な理由じゃねーことは、一目瞭然じゃねーか!
俺一人だけが頭を抱えるほどの苦悩に見舞われる中、能天気なお二人は楽しく会話なさっておられましたとさ。
「このバカッ! バカバカバカ、本当にバカッ!」
「バカばかり連呼なさらないでください」
一通りイチャコラした後は、空になった猫缶を回収し、会長は生徒会室、俺たちは自分の部屋と別れた。
そうして今、このバカに説教中だ。
「あんなの見たら、FCじゃなくてもキレるっつの!」
「あんなの?」
「バカじゃないの!? どう見てもイチャイチャバカップルでしょ!」
「なにを仰っているのですか? それはお付き合いなさってる方々への呼称ではないですか。僕と会長は単なる先輩と後輩ですよ」
ダメだこいつ、全然分かってねー。
「先輩後輩で、膝抱っことかありえねーの!」
「それは会長のご配慮で、」
「ホントにバカなの!? そんなこと本気で信じてんの!?」
「あ、あの、本気も何も、それ以外になにが?」
呆れた、本気で分かってない!
こいつには、一度はっきりと言ってやらねばと、決意いたしましたよ。
「どうみてもあいつは、あのバ会長は、あんたのこと狙ってるでしょっ!」
勢いに任せて吐き出せば、アキラはポカーンと口を開けていた。
「狙…う……? あの、仰ってることがよく理解できないのですが」
「だから、会長は、アキラに惚れてんのっ」
今度は言い含めるように、ゆっくりと言葉にした。
「ぷっ、ふふふ、何を世迷言を。そんなこと、あるはずもございません」
いや、俺もね、ついこの間まで、それだけはないと信じてたのよ。
だけどね、ほぼ強制的にこいつを傍に置き、意味もなく俺に敵愾心を燃やす、そんなあやつの態度に、本日の様子を重ね合わせれば、どれほど鈍い人間でも分かるんじゃないですかね。
「アーちゃん、あの方はとてもおもてになると思いますよ」
「ですね」
「家柄がよくて、大変美形で、頭もよい。そんな方が、なぜ僕のような貧相で地味な人間に惚れるのですか? とても失礼な妄想ですよ」
貧相で地味とか、なんでそこまで卑下しちゃうかね。
確かに容姿だけとれば、他と比べて少々落ちるかもしれないが、アキラにはアキラの魅力ってものがあるでしょ……どことは聞かないように。
まぁ、とにかくだ、会長は何が良かったのか、アキラに惚れてしまったのだと、俺は確信したわけよ。
「はぁ、鈍い、鈍すぎる」
「鈍いなんて失敬な。確かに運動は苦手ですが、今はそんな話では、」
「うがぁぁぁぁっ! お前はアホかっ!」
「バカの次はアホですか、大概失礼ですね」
「つか、グダグダ言わずに認めてしまえ! 会長はアキラに惚れてる! 分かった!?」
「むぅ……」
これ以上興奮させられたら、俺の血管が最悪なことになる!
依然納得はしてなさそうだが、アキラは渋々と頷いてくれました。
「仮にアーちゃんの言うとおりだとして、何か問題がございますか?」
「あんたまさか、会長のことそういう意味で好きなの!?」
俺の血管がなんとか正常に機能しだしたころ、アキラがまたもや問題発言をしてくれた。
血管ヤバスッ!
「何を仰っているのやら、そのようなこと、あるはずもございません。だいたい、僕は誰とも恋愛しない予定なのです。なので、どなたのことも、特別好きになることはございません…」
表情を暗くして、なにやら意味深なことを言うアキラに、なぜかホッとする俺がいた。
しかし恋愛事なんて、予定通りにいかないことが多いんじゃないですかね。
「えっと、好きになるとかならないって、自分でどうにかできるもんじゃないと思うんですが……」
「んー、そうかもしれませんが……。とにかく、僕は誰ともイチャイチャバカップルになる気はないので、会長との関係は何も変わりません。そもそも、あなたの妄想ですしね」
あ、俺の完璧な結論を、ボソッと否定してくれやがりましたね。
しかし、ここは敢えてアキラの言葉を信じることにしよう。
とりあえずは、今の段階では単なる会長の片思い。
今後どうなるのか予測できないが、アキラは好きにならないと明言したんだ、今はそれでよしとするか。
ん…? なんか話の方向が若干ズレてるような。
元々は、FCの奴らに誤解される行動を注意するつもりだったはずが、気が付けばアキラがあのバ会長を好きかどうかの話になっちまったけど、まぁいっか。
遅い! 遅すぎる!
アキラの帰りが遅すぎるぞ!
携帯に連絡しても、まったく出やしないし……まさかFCのやつらに捕まったとか?
逸る気持ちに、熊さながらに室内を徘徊する。
いつもの帰宅時間をとうに過ぎたというのに、アキラが戻ってこないことに嫌な予感がして堪らないのだ。
実家に比べりゃかなり広いリビングを、右往左往しているだけじゃ埒が明かないよな。
「よし」
広い敷地内を隅々まで探すつもりで、靴を履きノブに手をかけたその瞬間、
「わっ、ど、どちらへお出かけですか?」
突然外から開けられたドア、現れたのはアキラさんだ!
「ちょっ、こんな時間まで何してたの!?」
「は? あぁ、ちょっと色々ありまして……」
「色々って!? なんで携帯に出ないの!?」
「あの、ここではなんですので、ソファにでも座りませんか?」
たしかに玄関先で、靴を履きかけたままの格好じゃ、落ち着いて話せないっすね。
ついでに、お腹が空いたとアキラが喚きやがるから、夕飯の準備に取り掛かった。
いつもよりかなり遅めになっちまったから、あんま凝ったものは作らず、適当に炒め物と汁物だけで我慢させた。
「ビンタされただと!」
「はぁ、どうやらかなり怒らせたようで、いきなりパシンと、結構痛かったですよ」
なんでノホホンと話せるんだ?
見当違いの嫉妬のせいで殴られたんだぞ、もっと怒ってしかるべきだろうに。
「FCの忠告を聞かなかったんだ。いずれはこうなると思ってたよ……」
「そうですねぇ……人目のある場所は避けているつもりでしたが、仕方ないですね」
叩かれたことを思い出してか、スリスリと頬を擦りながらも、やはりアキラさんはどこまでも能天気だった。
「ふふ、FCって、結構怖いものですね」
「なんでそんなノンビリムードかねー?」
「まぁ、なるようになりますよ。それより、アーちゃんも気をつけてくださいね」
「俺? あー」
忘れてた。
あまりにもあいつが間抜けなもんで、FC持ちの有名人だってことを完全に失念しておりました。
「大丈夫。俺はそういうのに敏感だしね。あんたこそ、もっと気を配りなさい」
「はい。できるだけ気をつけます」
にっこりと約束してくれはしたものの、こいつの鈍さを考えたら、まったく信用できません。
人の気配っちゅうもんに、絶対に気付かないタイプだよな。
仕方ない。これからは、極力一緒に行動することにしよっと。
なんでお前が居るんだって、目付きですよね。
授業が終わったあと、例の裏山に行くと言い出したアキラに、付いていくと言ったのは俺ですから、そう思われてもしゃーないわな。
「会長様は、お仕事は大丈夫なのですか?」
「ああ、ちゃんと片付けて来てるから、大丈夫だ」
俺のことをガッツリ睨んでたくせに、アキラを見るときには思いっきり表情を崩しやがった。
「ところで、なんでそいつが居るんだ?」
「別にいいでしょ、俺も猫が見たいの」
俺が応えた途端、会長の眉間が寄った。
敬語なんて面倒くさいもんは、封印させてもらっちゃいます。
「あ、アーちゃんは誰にでもこのような話し方でして、お気に触ったなら、どうぞその都度注意してあげてください」
そ、俺は誰にでもこうだからね、気に入らないならその場で言え。
直すかは、そん時の気分次第だけどね。
「いや、別に構わねぇ」
いやいや、その口調と表情から察するに、まったく正反対のこと考えてるよね。
「そうですか、会長様のお心が広くて安心いたしました。良かったですね、アーちゃん」
「はは、そうねー」
会長は、度量の広さを誉められたことで気分を良くしたのか、嬉しそうな面を晒していたが、アキラの視線が外れた途端に、一気に不機嫌面へと変化した。
だというのに、アキラの目線が戻ってくると、再び笑顔でお出迎え。
なんだ、その無駄な瞬間芸は、ホント、ムカつくんですけどーーー!
俺と会長の静かなる睨み合いに気付くことのないアキラさんは、手に持っていた缶を開け地面に置くと、そそくさとその場所から離れた。
俺たちも、もちろんその後を追って、猫から距離をおく。
「ちょ、なにやってんの!?」
バカじゃないのバカじゃないのっ、こいつらホントバカじゃないのーーー!!
「ど、どうかいたしましたか?」
「なんか文句あるのか」
「文句って……」
いやいやおかしいよね、絶対おかしいよ、この光景は。
だってさ、会長の膝の上には、アキラさんが乗ってるんだぜ。その上会長は、アキラさんを抱きしめてんだよ。
しかも二人揃って、さも当然ってなお顔をなさっているときた。
もしFCがこれを見てたら、お怒りも納得いくと思うのですが……。
「あ、膝ですか? これは制服が汚れないようにとの、会長様のご配慮でして」
「……あっそ」
制服が汚れないようにだと? 本当にアキラさんは危機感ちゅうもんが足りないよね。
会長のニヤケ面見れば、そんな親切な理由じゃねーことは、一目瞭然じゃねーか!
俺一人だけが頭を抱えるほどの苦悩に見舞われる中、能天気なお二人は楽しく会話なさっておられましたとさ。
「このバカッ! バカバカバカ、本当にバカッ!」
「バカばかり連呼なさらないでください」
一通りイチャコラした後は、空になった猫缶を回収し、会長は生徒会室、俺たちは自分の部屋と別れた。
そうして今、このバカに説教中だ。
「あんなの見たら、FCじゃなくてもキレるっつの!」
「あんなの?」
「バカじゃないの!? どう見てもイチャイチャバカップルでしょ!」
「なにを仰っているのですか? それはお付き合いなさってる方々への呼称ではないですか。僕と会長は単なる先輩と後輩ですよ」
ダメだこいつ、全然分かってねー。
「先輩後輩で、膝抱っことかありえねーの!」
「それは会長のご配慮で、」
「ホントにバカなの!? そんなこと本気で信じてんの!?」
「あ、あの、本気も何も、それ以外になにが?」
呆れた、本気で分かってない!
こいつには、一度はっきりと言ってやらねばと、決意いたしましたよ。
「どうみてもあいつは、あのバ会長は、あんたのこと狙ってるでしょっ!」
勢いに任せて吐き出せば、アキラはポカーンと口を開けていた。
「狙…う……? あの、仰ってることがよく理解できないのですが」
「だから、会長は、アキラに惚れてんのっ」
今度は言い含めるように、ゆっくりと言葉にした。
「ぷっ、ふふふ、何を世迷言を。そんなこと、あるはずもございません」
いや、俺もね、ついこの間まで、それだけはないと信じてたのよ。
だけどね、ほぼ強制的にこいつを傍に置き、意味もなく俺に敵愾心を燃やす、そんなあやつの態度に、本日の様子を重ね合わせれば、どれほど鈍い人間でも分かるんじゃないですかね。
「アーちゃん、あの方はとてもおもてになると思いますよ」
「ですね」
「家柄がよくて、大変美形で、頭もよい。そんな方が、なぜ僕のような貧相で地味な人間に惚れるのですか? とても失礼な妄想ですよ」
貧相で地味とか、なんでそこまで卑下しちゃうかね。
確かに容姿だけとれば、他と比べて少々落ちるかもしれないが、アキラにはアキラの魅力ってものがあるでしょ……どことは聞かないように。
まぁ、とにかくだ、会長は何が良かったのか、アキラに惚れてしまったのだと、俺は確信したわけよ。
「はぁ、鈍い、鈍すぎる」
「鈍いなんて失敬な。確かに運動は苦手ですが、今はそんな話では、」
「うがぁぁぁぁっ! お前はアホかっ!」
「バカの次はアホですか、大概失礼ですね」
「つか、グダグダ言わずに認めてしまえ! 会長はアキラに惚れてる! 分かった!?」
「むぅ……」
これ以上興奮させられたら、俺の血管が最悪なことになる!
依然納得はしてなさそうだが、アキラは渋々と頷いてくれました。
「仮にアーちゃんの言うとおりだとして、何か問題がございますか?」
「あんたまさか、会長のことそういう意味で好きなの!?」
俺の血管がなんとか正常に機能しだしたころ、アキラがまたもや問題発言をしてくれた。
血管ヤバスッ!
「何を仰っているのやら、そのようなこと、あるはずもございません。だいたい、僕は誰とも恋愛しない予定なのです。なので、どなたのことも、特別好きになることはございません…」
表情を暗くして、なにやら意味深なことを言うアキラに、なぜかホッとする俺がいた。
しかし恋愛事なんて、予定通りにいかないことが多いんじゃないですかね。
「えっと、好きになるとかならないって、自分でどうにかできるもんじゃないと思うんですが……」
「んー、そうかもしれませんが……。とにかく、僕は誰ともイチャイチャバカップルになる気はないので、会長との関係は何も変わりません。そもそも、あなたの妄想ですしね」
あ、俺の完璧な結論を、ボソッと否定してくれやがりましたね。
しかし、ここは敢えてアキラの言葉を信じることにしよう。
とりあえずは、今の段階では単なる会長の片思い。
今後どうなるのか予測できないが、アキラは好きにならないと明言したんだ、今はそれでよしとするか。
ん…? なんか話の方向が若干ズレてるような。
元々は、FCの奴らに誤解される行動を注意するつもりだったはずが、気が付けばアキラがあのバ会長を好きかどうかの話になっちまったけど、まぁいっか。