★キラキラ 蘖(ひこばえ)の章★
[アーちゃん■このパターン]
GWに突入した。
つっても、途中授業もあるから、丸っきり休みというわけにはいかない。
長期なら実家に帰るなり、旅行に行くなりできるだろうが、途中平日が入るとそれも無理だからね。
俺たちキラキラ会の面々も、どこへ行くでもなし、寮でのんびりしてました。
この連休で、アッキーが見た目にそぐわず料理好きだということが発覚。
本人は仕方なく覚えたなんて言ってたけど、意外に楽しそうに作ってくれましたよ。
洋食が得意なんだけど、これがとんでもなく美味いのよ。
おもわず「いつでも嫁にきなさい」と申し出たら、殺気ガンガン飛ばすから、土下座して謝りました。
休みの間は書記とも何度か会った、かなり話すようになったから、アキラも連れて行った。
案の定最初は戸惑ってたけど、アキラがロシア語で話しかけると、嬉しそうにしてたのが、俺にとっては万々歳だ。
いつまでも俺としか話せないんじゃ、ダメだからね。
そんなこんなで適当な休日をすごし、GW最終日となる日曜の朝、アキラの携帯に会長からメールが届いていた。
「アーちゃんも一緒に行きませんか?」
「ヤダ」
メールの内容は、部屋に遊びに来いという、命令なのかお誘いなのか、良く分からないもの。
アキラ的には普通に遊びに行くって感覚なんだろうが、そこに俺が行く必要ないっしょ。
「んー、せっかくのお誘いなので、僕は行こうと思っているのですが……」
「行けばいいじゃん。俺はゲームしとくからー」
はっきり言って、関わりたくない!
「会長に、アーちゃんを紹介したいんです……ダメですか?」
「いいいいっ! 紹介とかいらな、」
両手を祈りの形に組んで、ジーッと見詰めてくるアキラ。
なんでそんな上目遣いでこっち見るのーー!?
「分かったから、そのウルウル目やめなさい…」
「では、一緒に行っていただけるのですね」
しまった!
バカバカ、なんで分かったとか言ってんの!?
「そうと決まれば、早々に朝食を片付けてしまいましょう」
なんか、前にも合ったよな、このパターン。
GWに突入した。
つっても、途中授業もあるから、丸っきり休みというわけにはいかない。
長期なら実家に帰るなり、旅行に行くなりできるだろうが、途中平日が入るとそれも無理だからね。
俺たちキラキラ会の面々も、どこへ行くでもなし、寮でのんびりしてました。
この連休で、アッキーが見た目にそぐわず料理好きだということが発覚。
本人は仕方なく覚えたなんて言ってたけど、意外に楽しそうに作ってくれましたよ。
洋食が得意なんだけど、これがとんでもなく美味いのよ。
おもわず「いつでも嫁にきなさい」と申し出たら、殺気ガンガン飛ばすから、土下座して謝りました。
休みの間は書記とも何度か会った、かなり話すようになったから、アキラも連れて行った。
案の定最初は戸惑ってたけど、アキラがロシア語で話しかけると、嬉しそうにしてたのが、俺にとっては万々歳だ。
いつまでも俺としか話せないんじゃ、ダメだからね。
そんなこんなで適当な休日をすごし、GW最終日となる日曜の朝、アキラの携帯に会長からメールが届いていた。
「アーちゃんも一緒に行きませんか?」
「ヤダ」
メールの内容は、部屋に遊びに来いという、命令なのかお誘いなのか、良く分からないもの。
アキラ的には普通に遊びに行くって感覚なんだろうが、そこに俺が行く必要ないっしょ。
「んー、せっかくのお誘いなので、僕は行こうと思っているのですが……」
「行けばいいじゃん。俺はゲームしとくからー」
はっきり言って、関わりたくない!
「会長に、アーちゃんを紹介したいんです……ダメですか?」
「いいいいっ! 紹介とかいらな、」
両手を祈りの形に組んで、ジーッと見詰めてくるアキラ。
なんでそんな上目遣いでこっち見るのーー!?
「分かったから、そのウルウル目やめなさい…」
「では、一緒に行っていただけるのですね」
しまった!
バカバカ、なんで分かったとか言ってんの!?
「そうと決まれば、早々に朝食を片付けてしまいましょう」
なんか、前にも合ったよな、このパターン。