単発もの
[ 学園小話1-1]
携帯のバイブ音で起こされるのは、頻繁ではないがよくあることだった。
アラーム前の起床は若干損した気分になるが、『早起きは三文の徳』というし、徳より得になることが経験上ままあったことから、相手への怒りは湧かない。
すぐに携帯を手繰り寄せ、ワクワクしながらメール画面を開く。
メールには、たった一行【二年の川辺・放課後】と書かれていた。
「把握……」
それだけで察し、ついでに相手の苛立ち具合も察して、げんなりする。
非常識な時間にメールを送り、こちらを叩き起こした相手が、どうしてこちら以上に苛立っているのやら。
文句はいくらでも出てくるが、送信者が高橋とあってはそうもいかない。
俺にしては弱気だが、相手を見ずして食ってかかるのは馬鹿の所業だと、中学のころに思い知ったのだ。
「川辺か、川辺ねー、昨日の被害者が、そんな名前だったような……」
高橋が送りつけてきた名には、聞き覚えがあった。
昨日、寮内で集団暴行を受けたやつが、確か川辺だったはず。
松田先生が病院に連れて行き、そのまま検査入院してるんじゃなかったかな。
まだ24時間経ってないせいで、知ってる人間はごく僅か、風紀委員くらいじゃないだろうか。
さすがの俺も箇条書き程度の情報しか知らないし、一般生徒ならほぼ皆無と言っていいだろう。
同室者には、風邪とかなんとか伝えられたんじゃなかったかな。
「どうせ、前の二件と同一犯だろうなぁ……」
三年のとある生徒が襲われたのは、6月初頭だった。
その数日後に、二年生も襲われた。
被害者二人についての情報は、とうに高橋に渡している。
氏名クラス部活や部屋番、同室者のことや家族構成、成績性格趣味嗜好、その他行動範囲に至るまで事細かにな。
それを元に相手と接触した高橋が、当時の状況を根堀り葉堀り聞きまくったことはお見通しだ。
「仁科はどうでもいいけど、消えたら平和だな……」
主に、俺が。
趣味と実益を兼ねての情報屋さんではあるが、殺伐とした環境は大嫌いだ。
それが危険と紙一重であるなら、なおさらな。
俺が取り扱うのは、表層だけと決めている。
光の届かない裏側になぞ、興味すら抱かない。できれば一生無縁でいたい。
だから、お届けする情報も、眼に見える範囲だけ。
それだけで、十分だ。
お客様から苦情が出たことないし、顧客は増える一方だしね。
だってさ、裏側があるなんて、誰も想像すらしてないだろ。
知らないやつらに、わざわざ教える必要はないし、知らないなら、それは無いのと同義じゃん。
幽霊なんかと一緒だよ。
普段見えないから、いないものとして生活してるでしょ。
そこに、なんの不自由もないだろ。
だが確かに居ると吹き込まれたら、見えると思い込んでしまったら、そこですべてが一変するかもな。
無駄な疑心暗鬼に取り込まれるならまだしも、へたすりゃ、まともな生活がままならなくなったりもするかもよ。
だからね、日の当たる世界だけで満足すべきなんだよ。
そもそも人間様は、それだけで十分お腹いっぱいになれるイキモノなんだからさ。
もちろん、俺を含めてね。
◆
一人の人間を調べあげるには、それなりの時間と労力を必要とする。
だというのに、たった半日でとか、無茶振りもいいとこだった。
それでも体裁を保てるほどの情報を手に入れて、高橋との待ち合わせ場所である放課後の図書室を訪れた。
たかが文字情報を渡すのに会う必要は無いが、俺と高橋は一応友人。
友人と語らいたいと思うのは、至極当然だろ。
少ない利用者の中から高橋を探すため、館内をうろつく。
いつもなら座って本を読んでるだろうに、今日の高橋は隅も隅、あることすら忘れていた本棚と本棚の間に居た。
「おい、手間掛けさせんなよ」
「よく見つけたねー」
持っていた分厚い本を棚に戻し、高橋が振り向く。
見知った顔に張り付く笑みに、違和感があった。
よく見ると、唇の端が切れ、頬には叩かれた痕があるじゃないか。
「なに?」
「いや……」
常ならツッコンでやるとこだが、今回ばかりは止めておく。
見るからに不機嫌な高橋をからかうなど、自殺と受け取られかねない。
「ああ、そうそう、川辺君だっけ」
詳細は既にメールで送っている。
そこに、俺個人の主観を付け加えるのが、毎度の作業だ。
高橋は黙って聞くだけ。
いつでも質問はしてこないし、肝心要の何が知りたいのかも、俺には一切伝えない。
そのせいで、こちらは毎度毎度闇雲に走り回ることになる。
最初こそイラついて腹を立てたが、高橋の意図を察してからは、逆に心地よく感じていた。
そもそも高橋に、俺は必要ない。
欲しい情報はいくらでも、どの方面からでも手に入る男が、それでもわざわざ俺を使うのは、それなりの理由がある。
俺を、試しているんだ。
高橋が必要としてる情報を、一部でも提示できれば俺の勝ち。
それなりに使えると判断されてる間は、俺の命は保証されるだろう。
あちらに半歩ほど踏み込んだ代償としては比較的マシだし、高橋を満足させたときの高揚感といったら、筆舌に尽くしがたいほどだった。
「どうした?」
普段ならジョーク混じりのところを、必要最低限の説明で進めていたら、高橋の視線が横へと逸れた。
退屈させたかな。
しかし、視線はすぐに戻ってきて、
「なんでもない。この短時間に、よくまぁ調べ上げるもんだ」
「素直に、浜田君すごーいって言っていいんだぞ」
「浜田君すごーい」
「もっと心を込めろよ」
「俺の心は、報酬に込めとくよ」
高橋が、手の中の携帯をポチッと押した。
暫くたって、俺の携帯が震える。
無事、報酬が支払われた合図だ。
「まいどー」
立ち去ろうとした高橋が、いきなり本棚を蹴り上げた。
あまりの所業に驚き焦る俺の耳に、棚の向こう側から「ヒャッ」と可愛いらしい悲鳴が届く。
悲鳴の主を確認するでもなく、高橋は舌打だけしてサッサとその場を離れた。
「なるほど……」
話の途中で、高橋の視線が逸れた理由が分かった。
俺たちが陣取ってた棚の向こう側に、人が居たってことか。
ま、重要なのはメールで送ってるし、困ることは話してないから問題はないだろう。
だが、俺の主観をタダ聞きってのはいただけないな。
ここはキッチリと代金をふんだくるべきだろう。
臨時収入に期待し、棚の向こう側へと回ってみれば、そこには中坊時代から高橋を追っかけまわしてる後輩――谷君がいた。
「あれ、谷君じゃないか。なにしてんの?」
「は、浜田センパッ、ちが、僕、ちが、違いますぅぅ」
おっかなびっくり顔で、盗み聞きの言い訳にすらならないセリフをまくし立てる少年の右手には、ハタキ。
あの、パタパタと埃を落とすやつだ。
図書委員ならそう不思議でない気がしたが、今自分が立ってる場所から、谷君の目的が完全に把握できた。
「ここ、書記様の隠れ家だよね」
「そ、そそそ、そうなんです、いいいいつ、来られるか、わからないから、でも、そ、掃除しなくちゃ、綺麗に、ですね」
人が寄り付かない隅っこの本棚の裏は、一条静の隠れ家の一つだ。
人気はなく日当たりは良好、なにより、古い書庫を思わせる香りが、彼の琴線に触れるらしい。
親衛隊たちは安息の場所を荒らすことなく、こうしてたまの掃除などに留めていた。
「分かった分かった、責める気はないから、深呼吸してくれる」
「すー、ふー、すー、はー」
素直に深呼吸をする谷君に、賞賛の意味を込めてププッと一笑。
高橋にいわすと、谷君はただの恐いもの知らずのお子様で、そのくせなかなか愉しませてくれる存在とのことだった。
つまるところ、退屈しのぎにはもってこいってことだろう。
だが、今日のように不機嫌極まりない状態では、関わりたくないというわけだ。
「で、谷君は、どこからどこまで聞いてたの?」
「は? どこから、どこまで……ですか?」
惚けてるようには見えないが……。
「高橋がいたのは、知ってる?」
「もちろんですよ。棚蹴っ飛ばすとか、性格悪すぎですっ」
「うん、そうだね」
「なんなんですか、あれ。どうしてああも乱暴なんですかね?」
「今日は、君の相手する余裕がなかったのかもね」
「なるほど、僕をやり込めたつもりなんですね。ところがどっこい、そうはイカのてんぷらです。コーヒーを奢らない分、僕のほうが得しました」
「あっそう……おいしそうだね」
意外にも、いや、予想通りというべきか、谷君は少しばかり残念なコだ。
たぶん掃除に必死すぎて、俺たちの会話など気にも留めなかったのだろう。
で、掃除が終わり次第、いつものように高橋に纏わりつくつもりが、高橋が先に牽制したってわけだな。
こうして書くと、谷君とはどうしようもなく空気が読めないうざい後輩のように見えるが、実のところまったくそうではなかった。
なにしろあの高橋が、気まぐれとはいえ相手してるくらいだ、どこかしら聡明な部分ってのがあって当然か。
俺も、実はかなり気に入っている。
といっても、自分の弟を見てるようでってのが、9割方占めてるけどな。
憎めないけど可愛がる気はさらさらなくて、適度に遊ぶにはちょうどいいが今以上の関係はお断り。
高橋の考えは、そんなとこだろう。
携帯のバイブ音で起こされるのは、頻繁ではないがよくあることだった。
アラーム前の起床は若干損した気分になるが、『早起きは三文の徳』というし、徳より得になることが経験上ままあったことから、相手への怒りは湧かない。
すぐに携帯を手繰り寄せ、ワクワクしながらメール画面を開く。
メールには、たった一行【二年の川辺・放課後】と書かれていた。
「把握……」
それだけで察し、ついでに相手の苛立ち具合も察して、げんなりする。
非常識な時間にメールを送り、こちらを叩き起こした相手が、どうしてこちら以上に苛立っているのやら。
文句はいくらでも出てくるが、送信者が高橋とあってはそうもいかない。
俺にしては弱気だが、相手を見ずして食ってかかるのは馬鹿の所業だと、中学のころに思い知ったのだ。
「川辺か、川辺ねー、昨日の被害者が、そんな名前だったような……」
高橋が送りつけてきた名には、聞き覚えがあった。
昨日、寮内で集団暴行を受けたやつが、確か川辺だったはず。
松田先生が病院に連れて行き、そのまま検査入院してるんじゃなかったかな。
まだ24時間経ってないせいで、知ってる人間はごく僅か、風紀委員くらいじゃないだろうか。
さすがの俺も箇条書き程度の情報しか知らないし、一般生徒ならほぼ皆無と言っていいだろう。
同室者には、風邪とかなんとか伝えられたんじゃなかったかな。
「どうせ、前の二件と同一犯だろうなぁ……」
三年のとある生徒が襲われたのは、6月初頭だった。
その数日後に、二年生も襲われた。
被害者二人についての情報は、とうに高橋に渡している。
氏名クラス部活や部屋番、同室者のことや家族構成、成績性格趣味嗜好、その他行動範囲に至るまで事細かにな。
それを元に相手と接触した高橋が、当時の状況を根堀り葉堀り聞きまくったことはお見通しだ。
「仁科はどうでもいいけど、消えたら平和だな……」
主に、俺が。
趣味と実益を兼ねての情報屋さんではあるが、殺伐とした環境は大嫌いだ。
それが危険と紙一重であるなら、なおさらな。
俺が取り扱うのは、表層だけと決めている。
光の届かない裏側になぞ、興味すら抱かない。できれば一生無縁でいたい。
だから、お届けする情報も、眼に見える範囲だけ。
それだけで、十分だ。
お客様から苦情が出たことないし、顧客は増える一方だしね。
だってさ、裏側があるなんて、誰も想像すらしてないだろ。
知らないやつらに、わざわざ教える必要はないし、知らないなら、それは無いのと同義じゃん。
幽霊なんかと一緒だよ。
普段見えないから、いないものとして生活してるでしょ。
そこに、なんの不自由もないだろ。
だが確かに居ると吹き込まれたら、見えると思い込んでしまったら、そこですべてが一変するかもな。
無駄な疑心暗鬼に取り込まれるならまだしも、へたすりゃ、まともな生活がままならなくなったりもするかもよ。
だからね、日の当たる世界だけで満足すべきなんだよ。
そもそも人間様は、それだけで十分お腹いっぱいになれるイキモノなんだからさ。
もちろん、俺を含めてね。
◆
一人の人間を調べあげるには、それなりの時間と労力を必要とする。
だというのに、たった半日でとか、無茶振りもいいとこだった。
それでも体裁を保てるほどの情報を手に入れて、高橋との待ち合わせ場所である放課後の図書室を訪れた。
たかが文字情報を渡すのに会う必要は無いが、俺と高橋は一応友人。
友人と語らいたいと思うのは、至極当然だろ。
少ない利用者の中から高橋を探すため、館内をうろつく。
いつもなら座って本を読んでるだろうに、今日の高橋は隅も隅、あることすら忘れていた本棚と本棚の間に居た。
「おい、手間掛けさせんなよ」
「よく見つけたねー」
持っていた分厚い本を棚に戻し、高橋が振り向く。
見知った顔に張り付く笑みに、違和感があった。
よく見ると、唇の端が切れ、頬には叩かれた痕があるじゃないか。
「なに?」
「いや……」
常ならツッコンでやるとこだが、今回ばかりは止めておく。
見るからに不機嫌な高橋をからかうなど、自殺と受け取られかねない。
「ああ、そうそう、川辺君だっけ」
詳細は既にメールで送っている。
そこに、俺個人の主観を付け加えるのが、毎度の作業だ。
高橋は黙って聞くだけ。
いつでも質問はしてこないし、肝心要の何が知りたいのかも、俺には一切伝えない。
そのせいで、こちらは毎度毎度闇雲に走り回ることになる。
最初こそイラついて腹を立てたが、高橋の意図を察してからは、逆に心地よく感じていた。
そもそも高橋に、俺は必要ない。
欲しい情報はいくらでも、どの方面からでも手に入る男が、それでもわざわざ俺を使うのは、それなりの理由がある。
俺を、試しているんだ。
高橋が必要としてる情報を、一部でも提示できれば俺の勝ち。
それなりに使えると判断されてる間は、俺の命は保証されるだろう。
あちらに半歩ほど踏み込んだ代償としては比較的マシだし、高橋を満足させたときの高揚感といったら、筆舌に尽くしがたいほどだった。
「どうした?」
普段ならジョーク混じりのところを、必要最低限の説明で進めていたら、高橋の視線が横へと逸れた。
退屈させたかな。
しかし、視線はすぐに戻ってきて、
「なんでもない。この短時間に、よくまぁ調べ上げるもんだ」
「素直に、浜田君すごーいって言っていいんだぞ」
「浜田君すごーい」
「もっと心を込めろよ」
「俺の心は、報酬に込めとくよ」
高橋が、手の中の携帯をポチッと押した。
暫くたって、俺の携帯が震える。
無事、報酬が支払われた合図だ。
「まいどー」
立ち去ろうとした高橋が、いきなり本棚を蹴り上げた。
あまりの所業に驚き焦る俺の耳に、棚の向こう側から「ヒャッ」と可愛いらしい悲鳴が届く。
悲鳴の主を確認するでもなく、高橋は舌打だけしてサッサとその場を離れた。
「なるほど……」
話の途中で、高橋の視線が逸れた理由が分かった。
俺たちが陣取ってた棚の向こう側に、人が居たってことか。
ま、重要なのはメールで送ってるし、困ることは話してないから問題はないだろう。
だが、俺の主観をタダ聞きってのはいただけないな。
ここはキッチリと代金をふんだくるべきだろう。
臨時収入に期待し、棚の向こう側へと回ってみれば、そこには中坊時代から高橋を追っかけまわしてる後輩――谷君がいた。
「あれ、谷君じゃないか。なにしてんの?」
「は、浜田センパッ、ちが、僕、ちが、違いますぅぅ」
おっかなびっくり顔で、盗み聞きの言い訳にすらならないセリフをまくし立てる少年の右手には、ハタキ。
あの、パタパタと埃を落とすやつだ。
図書委員ならそう不思議でない気がしたが、今自分が立ってる場所から、谷君の目的が完全に把握できた。
「ここ、書記様の隠れ家だよね」
「そ、そそそ、そうなんです、いいいいつ、来られるか、わからないから、でも、そ、掃除しなくちゃ、綺麗に、ですね」
人が寄り付かない隅っこの本棚の裏は、一条静の隠れ家の一つだ。
人気はなく日当たりは良好、なにより、古い書庫を思わせる香りが、彼の琴線に触れるらしい。
親衛隊たちは安息の場所を荒らすことなく、こうしてたまの掃除などに留めていた。
「分かった分かった、責める気はないから、深呼吸してくれる」
「すー、ふー、すー、はー」
素直に深呼吸をする谷君に、賞賛の意味を込めてププッと一笑。
高橋にいわすと、谷君はただの恐いもの知らずのお子様で、そのくせなかなか愉しませてくれる存在とのことだった。
つまるところ、退屈しのぎにはもってこいってことだろう。
だが、今日のように不機嫌極まりない状態では、関わりたくないというわけだ。
「で、谷君は、どこからどこまで聞いてたの?」
「は? どこから、どこまで……ですか?」
惚けてるようには見えないが……。
「高橋がいたのは、知ってる?」
「もちろんですよ。棚蹴っ飛ばすとか、性格悪すぎですっ」
「うん、そうだね」
「なんなんですか、あれ。どうしてああも乱暴なんですかね?」
「今日は、君の相手する余裕がなかったのかもね」
「なるほど、僕をやり込めたつもりなんですね。ところがどっこい、そうはイカのてんぷらです。コーヒーを奢らない分、僕のほうが得しました」
「あっそう……おいしそうだね」
意外にも、いや、予想通りというべきか、谷君は少しばかり残念なコだ。
たぶん掃除に必死すぎて、俺たちの会話など気にも留めなかったのだろう。
で、掃除が終わり次第、いつものように高橋に纏わりつくつもりが、高橋が先に牽制したってわけだな。
こうして書くと、谷君とはどうしようもなく空気が読めないうざい後輩のように見えるが、実のところまったくそうではなかった。
なにしろあの高橋が、気まぐれとはいえ相手してるくらいだ、どこかしら聡明な部分ってのがあって当然か。
俺も、実はかなり気に入っている。
といっても、自分の弟を見てるようでってのが、9割方占めてるけどな。
憎めないけど可愛がる気はさらさらなくて、適度に遊ぶにはちょうどいいが今以上の関係はお断り。
高橋の考えは、そんなとこだろう。