アーちゃん■MMO日記
[アーちゃん■MMO日記5]
「あれ、ここどこ?」
ふと、目が覚めた俺。
なぜか草原に寝てました。そして見渡すかぎりの青い空。
起き上がってみると、俺の右手にはなぜか・・・・・・シャイターンブレード。
「あ、夢か」
なるほど、ゲームに嵌りすぎて夢にまで出てきちゃったのね。
はは、じゃ、楽しみましょwww
「ああ、ここあれだね。ルシファーの庭じゃん」
はっ、てことは、あいつがいるんだなっ! あの、ルシファーがっ!
俺が今だに倒せていない、あの最強MOBがいやがるのかっ!
「よし、ぜってーヤル」
目指すはルシファーの玉座だっ!
剣を振り振りザコどもを蹴散らして、おお、魔法も使えるじゃんwww
「はははー、俺様さいきょーーー」
そうして城の中を進んでいく。
「ふふふ、着きましたよ、玉座に」
荘厳な扉を開き、赤い絨毯が敷き詰められた王の間に、いたっ!
玉座に悠然と座る男・・・・・・いや、魔王っ!
あれ、でもなんか、実際よりやけに小さくねーか?
BOSS系は大きく創られてるはずなのに。
「よくぞここまで辿りついた」
「・・・・・・はぁぁぁぁ!? アアアアアアッキーッ!?」
玉座から、ゆらりと立ち上がったそのお姿は、アッキーさんではないですかっ!
「白儿と継埜、今こそ雌雄を決するとき。さぁ、始めようか」
いやぁぁぁぁ、なんか混じってるーーーー
「ちょっと待ってーーーー」
アッキーの周りに紅蓮の炎が上がった。
あ、これ、いっつもこれで瀕死になるのよーーー
「いやぁぁぁぁぁぁぁ――」
それ、それ、中盤の攻撃じゃんかーーーなんで初っ端からくるのーーーっ!?
「待てっ――!」
「ひぃぃぃぃ、ん、あれ、俺、生きてる」
「門音、拳をおろせ」
「承知」
俺の後ろに人がいる・・・・・・
「ア、アキラさーーーん」
助かりましたー
「守人、本日限りで、キラキラ会副会長の任を解くっ! とっとと消え失せろっ!」
「はぁぁぁぁぁ――!?」
いやぁぁぁ、またなんか混じってるーーー
「ちょちょちょ、待て待て、」
「貴様、雪客に異議を唱えるのかっ!?」
はうぁぁぁ、アッキーが怒声と共に、また紅蓮の炎に包まれましたーーーーー
「あううう、まつのよーーーーーっ!」
ええええ、またー!?
「音無、なぜ貴様がここにいる。貴様にはキラキラ会マスコットとしての場を与えたはずだっ! すぐに戻れっ!」
アキラさん、何言ってるか、もう本当に理解不能です。
「音無、雪客の言葉に従えっ!」
アッキーが今度は白い光に包まれました。
はうう、これ、一瞬無敵になるやつだーーーどうして、ここで発動なのーーー!?
「いやなのよ、だめなのよ」
「アアアアキ、俺を庇ってくれるのかっ!」
お兄さんは嬉しいぞっ! アキはやっぱり俺の味方だったんだな。
「アーちゃんに命ずっ! いますぐチョコレートフォンデュの用意をせよっ、材料費は全て己が支払うがよいっ!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁっぁぁ――――!!」
「――割り勘にしてーーーーーっ!!」
「アーちゃんっ! アーちゃんっ!」
「ふぅあぁぁっ!」
「大丈夫っ!?」
え、なに、え、え?
「すっごく魘されてたよっ、大丈夫っ!?」
「あ、お、俺・・・・・・はぁぁ、覚めたーーー、はぅ、助かったーーー」
「どうしたのっ!? 泣いてるの?」
どうやら俺は、ゲーム中に寝落ちをしたらしい。
テーブルに突っ伏して、なんとも寝苦しい体勢だったみたい。
「・・・・・・はは、そりゃ、悪夢も見るわな」
「ねぇ、大丈夫?」
心配そうに覗き込む・・・・・・アッくん、だよな? うん、大丈夫そう。
「うんうん、平気平気、なんか変な夢見ちまっただけ」
「だったらいいけど、ほら、早く準備して行こう」
「へ? どっか行くの?」
「何言ってるんだよ、はい、これを持って」
渡されたのは・・・・・・シャイターンブレードッ!?
「さぁ、王の間に行くよっ!」
「いやぁぁぁぁあぁぁっぁ――」
「あれ、ここどこ?」
ふと、目が覚めた俺。
なぜか草原に寝てました。そして見渡すかぎりの青い空。
起き上がってみると、俺の右手にはなぜか・・・・・・シャイターンブレード。
「あ、夢か」
なるほど、ゲームに嵌りすぎて夢にまで出てきちゃったのね。
はは、じゃ、楽しみましょwww
「ああ、ここあれだね。ルシファーの庭じゃん」
はっ、てことは、あいつがいるんだなっ! あの、ルシファーがっ!
俺が今だに倒せていない、あの最強MOBがいやがるのかっ!
「よし、ぜってーヤル」
目指すはルシファーの玉座だっ!
剣を振り振りザコどもを蹴散らして、おお、魔法も使えるじゃんwww
「はははー、俺様さいきょーーー」
そうして城の中を進んでいく。
「ふふふ、着きましたよ、玉座に」
荘厳な扉を開き、赤い絨毯が敷き詰められた王の間に、いたっ!
玉座に悠然と座る男・・・・・・いや、魔王っ!
あれ、でもなんか、実際よりやけに小さくねーか?
BOSS系は大きく創られてるはずなのに。
「よくぞここまで辿りついた」
「・・・・・・はぁぁぁぁ!? アアアアアアッキーッ!?」
玉座から、ゆらりと立ち上がったそのお姿は、アッキーさんではないですかっ!
「白儿と継埜、今こそ雌雄を決するとき。さぁ、始めようか」
いやぁぁぁぁ、なんか混じってるーーーー
「ちょっと待ってーーーー」
アッキーの周りに紅蓮の炎が上がった。
あ、これ、いっつもこれで瀕死になるのよーーー
「いやぁぁぁぁぁぁぁ――」
それ、それ、中盤の攻撃じゃんかーーーなんで初っ端からくるのーーーっ!?
「待てっ――!」
「ひぃぃぃぃ、ん、あれ、俺、生きてる」
「門音、拳をおろせ」
「承知」
俺の後ろに人がいる・・・・・・
「ア、アキラさーーーん」
助かりましたー
「守人、本日限りで、キラキラ会副会長の任を解くっ! とっとと消え失せろっ!」
「はぁぁぁぁぁ――!?」
いやぁぁぁ、またなんか混じってるーーー
「ちょちょちょ、待て待て、」
「貴様、雪客に異議を唱えるのかっ!?」
はうぁぁぁ、アッキーが怒声と共に、また紅蓮の炎に包まれましたーーーーー
「あううう、まつのよーーーーーっ!」
ええええ、またー!?
「音無、なぜ貴様がここにいる。貴様にはキラキラ会マスコットとしての場を与えたはずだっ! すぐに戻れっ!」
アキラさん、何言ってるか、もう本当に理解不能です。
「音無、雪客の言葉に従えっ!」
アッキーが今度は白い光に包まれました。
はうう、これ、一瞬無敵になるやつだーーーどうして、ここで発動なのーーー!?
「いやなのよ、だめなのよ」
「アアアアキ、俺を庇ってくれるのかっ!」
お兄さんは嬉しいぞっ! アキはやっぱり俺の味方だったんだな。
「アーちゃんに命ずっ! いますぐチョコレートフォンデュの用意をせよっ、材料費は全て己が支払うがよいっ!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁっぁぁ――――!!」
「――割り勘にしてーーーーーっ!!」
「アーちゃんっ! アーちゃんっ!」
「ふぅあぁぁっ!」
「大丈夫っ!?」
え、なに、え、え?
「すっごく魘されてたよっ、大丈夫っ!?」
「あ、お、俺・・・・・・はぁぁ、覚めたーーー、はぅ、助かったーーー」
「どうしたのっ!? 泣いてるの?」
どうやら俺は、ゲーム中に寝落ちをしたらしい。
テーブルに突っ伏して、なんとも寝苦しい体勢だったみたい。
「・・・・・・はは、そりゃ、悪夢も見るわな」
「ねぇ、大丈夫?」
心配そうに覗き込む・・・・・・アッくん、だよな? うん、大丈夫そう。
「うんうん、平気平気、なんか変な夢見ちまっただけ」
「だったらいいけど、ほら、早く準備して行こう」
「へ? どっか行くの?」
「何言ってるんだよ、はい、これを持って」
渡されたのは・・・・・・シャイターンブレードッ!?
「さぁ、王の間に行くよっ!」
「いやぁぁぁぁあぁぁっぁ――」