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★キラキラ 第一章★

[アーちゃん■引きこもり]


まずは、結果から言おう、もじゃの奇行は止まった。
というか、部屋から出てこなくなった。
明石から聞いた話しによると、アッくんに説教された日から部屋に閉じこもったらしい。
部屋にある非常食――カップメンとか――はなくなってるから、食べてはいるようだ。
そして、閉じこもって既に4日。
球技大会を明日に控えたその日の俺たちは、やはり平和に過していた。

「もともと謹慎停学を言い渡されていましたので、部屋にこもっていても気にする必要ないですよ」

「だよね、静かでいいしー」

「うん、うん」

場所は放課後の風紀室でーす。
なんでここかと言うと、葛西がうるさいからっ!

なんかねー、仕事も楽になったしー、アッくんに会いたいんだってさ。
奥の部屋ではなくて、自由に出入りできる方の風紀室で皆でコーヒー飲んで談笑中。

「やはり、渡辺からきちんと諭されたのが効いたんだな」

「うーん、そうなのかな・・・」

「大丈夫だ、何かあっても俺が守ってやる・・・あ、いや守らせてくれ」

「あ、ありがとうございます、先輩」

うわ、何こいつ、きんもっ。
ランキング2位のお顔をちょっと赤く染めて、告白してやがる。
つーか、アッくん、意外に鈍感さんなのね、お兄さん笑えるよ。

「それより先輩、最近双子はどうしているのですか?」

「ん、ああ水野たちか・・・最近は2人だけで大人しくしているようだ」

双子の庶務、水野レミとソラは一応生徒会室に現れたらしい。
東峰に聞いたところによると、もじゃが引きこもった日に現れて、ごめんなさーいなんてあの二重音声で謝った。
しかし、そんなのを許すほど東峰も他の役員も甘くなかったようで、会長が激昂し、副会長が叱責し、会計が出て行けと叫び、書記が追い出したらしい。

ま、当然の処遇である。
双子のリコールは簡単だしね。
なんせ親衛隊は名前だけって状況だし、一応解散は隊長と対象者の了承があればできるけど、双子は隊長になーんも話しを通しにこない。
本当にどうしようもないやつらだね。
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