★キラキラ 第一章★
[アッくん■相変わらずの君]
アッキーが警戒してる。
僕とアキを背中に隠して、姫宮くんを近づけさせないようにしてくれているんだ。
「なんで、康文と大雅がアキラといるんだよっ! またアキラをいじめるのかっ」
昼食をいつもの場所で取っていた僕たち。
今日はアーちゃんとアキラが会長と食べるから、僕たちは野添くん明石くんを含めたメンバーで食事中だった。
そこに現れた姫宮くん・・・だけど、今日はなんかいつもと違う。
いきなり、掴みかかろうともせず、どちらかというと大人しい。
「またか・・・」
「俺はちゃんと渡辺に謝った。許してはもらえないが、それでも一緒にいることを嫌がられたりしてないっ」
明石くんは呆れ顔、野添くんはまだ少し真摯に姫宮くんに対応した。
「そんなこと言って、またアキラを殴るのかっ!? 俺が好きだからってそんなことするなっ!」
「俺はお前のこと好きじゃない、勘違いしてた。もう渡辺を傷つけたり絶対にしないっ」
「何言ってんだよ康文っ! 俺が好きだからアキラを殴ったんだろ、一緒にいてやるからもうそんなことするなっ! アキラも俺が守ってやるからなっ!」
ああ、いったいなんの話しをしているのか、わからない。
野添くんも明石くんも、こいつ駄目だって顔してる。
こんな騒ぎに風紀が気付かないわけない。
ましてや姫宮くんは、要注意人物として風紀に目をつけられているんだ。
あ、もう葛西先輩が来た・・・
「姫宮、お前はまだ渡辺に付きまとっているのかっ!」
「あ、裕輔、俺がアキラを守ってやらないと、また康文たちが殴るだろっ!」
「ね、姫宮くん、話しを聞いて」
「聞いてるだろっ、だから俺っ、康文たちを謝らせようとしてやってるんだろっ!」
「あのね、」
「アキラは俺が守ってやるからっ! だから一緒にいなきゃ駄目なんだっ!」
ああ、なんだろ、言ってることはおかしいんだけど、一応僕のことを気にしてるみたいに聞こえる。
だけど、やっぱり君の言ってること、僕あんまり理解できないよ。心に響かないんだ。
明石くんが険しい顔して、まるで今にも姫宮くんに殴りかかりそうだ。
「少し、黙らせていいか?」
え、アッキー何するの?
「お、おい伊藤・・・・・・少し、だけだ」
「な、なんだよお前っ! 親衛隊かっ!? 俺も殴るのかっ!?」
葛西先輩の許可を得て、アッキーが姫宮くんの前に出た。
いきなり殴ってきた姫宮くんの拳をほぼ動くことなく避けて、アッキーは彼の胸を人差し指で軽く突いた。
ほんとに軽く、トンって突いたようにしか見えなかった。
「っ・・・ぁ・・・」
途端、姫宮くんが胸を押さえて、地面に蹲ってしまった。
い、一体どうしたの?
「ア、アッキーッ!?」
「15分ほどで、戻る。少し呼吸し辛いだけだ」
なにが起こったのかわからないまま、アッキーのおかげで静かになった姫宮くんに僕は語る。
「あのね、姫宮くん。僕は今まで君のそばに居るっていうだけで、皆に暴力を受けていた。それは本当だよ。だけどね、皆自分で気付いて僕にちゃんと謝ってくれたんだ。だからね、それを君はもう気にしなくていいよ。それからね・・・僕は友達はなってやるものじゃないと思う。自然になっていくものだと思うんだ。名前呼びしたから、とかそんな理由では絶対に友達にはならないと思うよ」
本当はもっといっぱい言いたいことがあったんだ。
君の正義感は悪くはないよ、でも歪んでるんだとか、周囲に迷惑ばかりかけちゃ駄目だよとか、でもね、今の姫宮くんはきっと、いろんな事を考えられない気がしたんだ。
だから、まずは少しずつ語っていこうと思ったんだ。
少し息苦しそうに涙ぐんでいる姫宮くんの目を見てしっかりと語った。
理解してくれるかどうかは、わからない。
変わるかどうかは、彼次第だからね。
まだ声の出せない姫宮くんは、逆らうこともせず、風紀の人たちと退散した。
残ったのは昼のメンバーと葛西先輩。
あ、そういば・・・
「ね、アッキー、さっきのすごかったね」
「う、なのよ、アッキー、ごいのよ」
「俺も久しぶりに見せてもらったな。やはり伊藤には、ぜひとも風紀に入ってもらいたいんだが」
それらを無視して、アッキーは残ったお弁当を食べ始めちゃった。
「早く、食え」
はいはい、相変わらずだなぁ、T-110は。
アッキーが警戒してる。
僕とアキを背中に隠して、姫宮くんを近づけさせないようにしてくれているんだ。
「なんで、康文と大雅がアキラといるんだよっ! またアキラをいじめるのかっ」
昼食をいつもの場所で取っていた僕たち。
今日はアーちゃんとアキラが会長と食べるから、僕たちは野添くん明石くんを含めたメンバーで食事中だった。
そこに現れた姫宮くん・・・だけど、今日はなんかいつもと違う。
いきなり、掴みかかろうともせず、どちらかというと大人しい。
「またか・・・」
「俺はちゃんと渡辺に謝った。許してはもらえないが、それでも一緒にいることを嫌がられたりしてないっ」
明石くんは呆れ顔、野添くんはまだ少し真摯に姫宮くんに対応した。
「そんなこと言って、またアキラを殴るのかっ!? 俺が好きだからってそんなことするなっ!」
「俺はお前のこと好きじゃない、勘違いしてた。もう渡辺を傷つけたり絶対にしないっ」
「何言ってんだよ康文っ! 俺が好きだからアキラを殴ったんだろ、一緒にいてやるからもうそんなことするなっ! アキラも俺が守ってやるからなっ!」
ああ、いったいなんの話しをしているのか、わからない。
野添くんも明石くんも、こいつ駄目だって顔してる。
こんな騒ぎに風紀が気付かないわけない。
ましてや姫宮くんは、要注意人物として風紀に目をつけられているんだ。
あ、もう葛西先輩が来た・・・
「姫宮、お前はまだ渡辺に付きまとっているのかっ!」
「あ、裕輔、俺がアキラを守ってやらないと、また康文たちが殴るだろっ!」
「ね、姫宮くん、話しを聞いて」
「聞いてるだろっ、だから俺っ、康文たちを謝らせようとしてやってるんだろっ!」
「あのね、」
「アキラは俺が守ってやるからっ! だから一緒にいなきゃ駄目なんだっ!」
ああ、なんだろ、言ってることはおかしいんだけど、一応僕のことを気にしてるみたいに聞こえる。
だけど、やっぱり君の言ってること、僕あんまり理解できないよ。心に響かないんだ。
明石くんが険しい顔して、まるで今にも姫宮くんに殴りかかりそうだ。
「少し、黙らせていいか?」
え、アッキー何するの?
「お、おい伊藤・・・・・・少し、だけだ」
「な、なんだよお前っ! 親衛隊かっ!? 俺も殴るのかっ!?」
葛西先輩の許可を得て、アッキーが姫宮くんの前に出た。
いきなり殴ってきた姫宮くんの拳をほぼ動くことなく避けて、アッキーは彼の胸を人差し指で軽く突いた。
ほんとに軽く、トンって突いたようにしか見えなかった。
「っ・・・ぁ・・・」
途端、姫宮くんが胸を押さえて、地面に蹲ってしまった。
い、一体どうしたの?
「ア、アッキーッ!?」
「15分ほどで、戻る。少し呼吸し辛いだけだ」
なにが起こったのかわからないまま、アッキーのおかげで静かになった姫宮くんに僕は語る。
「あのね、姫宮くん。僕は今まで君のそばに居るっていうだけで、皆に暴力を受けていた。それは本当だよ。だけどね、皆自分で気付いて僕にちゃんと謝ってくれたんだ。だからね、それを君はもう気にしなくていいよ。それからね・・・僕は友達はなってやるものじゃないと思う。自然になっていくものだと思うんだ。名前呼びしたから、とかそんな理由では絶対に友達にはならないと思うよ」
本当はもっといっぱい言いたいことがあったんだ。
君の正義感は悪くはないよ、でも歪んでるんだとか、周囲に迷惑ばかりかけちゃ駄目だよとか、でもね、今の姫宮くんはきっと、いろんな事を考えられない気がしたんだ。
だから、まずは少しずつ語っていこうと思ったんだ。
少し息苦しそうに涙ぐんでいる姫宮くんの目を見てしっかりと語った。
理解してくれるかどうかは、わからない。
変わるかどうかは、彼次第だからね。
まだ声の出せない姫宮くんは、逆らうこともせず、風紀の人たちと退散した。
残ったのは昼のメンバーと葛西先輩。
あ、そういば・・・
「ね、アッキー、さっきのすごかったね」
「う、なのよ、アッキー、ごいのよ」
「俺も久しぶりに見せてもらったな。やはり伊藤には、ぜひとも風紀に入ってもらいたいんだが」
それらを無視して、アッキーは残ったお弁当を食べ始めちゃった。
「早く、食え」
はいはい、相変わらずだなぁ、T-110は。
