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★キラキラ 第一章★

[アーちゃん■カオス]


「晃、ナベちゃん、チビちゃーん待ってたよー」

会計、その名前呼びマジうざいんだけど。

「アキ、渡辺くん、佐藤くん待ってましたよ」

いつのまにアキを呼び捨てにしてるんだ、副会長。

「・・・昭、渡辺、待ってた・・・」

いや、俺のことはそっとしといてくれ・・・

「・・・そのへん、適当に座ってろ」

東峰、あんたの気持ちはよーくわかる。

「あの、アッキーとクッキーを焼いたので、皆さんでどうぞ」

はー、ほんと可愛いこと言うねーこやつは。

「まじでー、休憩しよ休憩ー♪」

「では、わたしが紅茶を入れてきます」

「・・・うん、クッキー食べたい」

「・・・ああ・・・そうだな」



いやっ、もうなんなの、このカオスっ!

なぜ役員全員ソファにばらけて座るっ!
これはつまりあれか・・・俺たち必然的に誰かの横に座らないといけないのかっ!?
ならば、ここは東峰の横を・・・なぜアキはそこに座ってるんだっ!
この野郎、空気読んで先に逃げを打ったな。

「晃ー、ここ、ここー」

なんて、自分の横をばんばん叩く会計。

「・・・・・・」

無言のプレッシャーが、がんがんかかってます、俺。
空いてるソファに、アッくんの手を引いて座るアッキー。
くそ、てめっ!

「はぁ、ではそちらに座らせていただきます」

と、即効で諦めたのはアキラさん。
ならば、俺も諦めるか・・・
静、そのキラキラ笑顔やめなさいっての!

「そうですか、アキは東峰の隣りに座るのですか・・・」

などと紅茶を配り終えたあとに、小さな声で呟く副会長。
なんだ? なぜそこまでしょげる?

ま、紅茶も、クッキーも美味かったんで、これはこれで大変満足ということにしとこう。



さて、自己紹介が終了してからの俺たち。
なんか、合コンみたいだね。
人数が多いから、どうしてもごちゃごちゃしちまうので、別個で説明していくよー

「晃、明日お出かけしよー」

などと、ここぞとばかりにアキラを誘う会計・・・なんか哀れなやつだ。

「大会のあとのテストに備えて勉強しますので、無理です」

「ええ、晃いっつも首席じゃーん、たまには次席に譲ってあげたらー?」

大きなお世話だっての。
俺だっていつか奪取したいわい。

「僕は特待生ですので、勉学で気を抜くことはできません。この学園にいられなくなります」

「それは、だめだめだめー」

「わかっていただけてありがたいです。それから、僕は出不精なので、休日はできれば部屋で過したいタイプです」

「え、部屋で・・・うんうんオッケー」

あ、東峰がめっちゃ恐ろしい目で会計見てる。
なぜ気付かない、この殺気に。
つか、アキラさん、あなたまたハカアナを自分で掘りましたね。



さて、次はこっち。
アキと隣りにはなれなかったけど、しっかりと側をキープした副会長。

「今日は砂糖を入れて甘くすると、より美味しさが引き立つ紅茶にしました。アキ、どうですか?」

「いいの、しろいの、いいのよ」

「そうですか、美味しいですか、ありがとうございます」

怪訝な表情を浮かべて副会長を見る東峰。
うん、わかるよ、よーくわかります。
どしたの、副会長?

アッくんとアッキーはこの副会長含めた会長たちと談笑中。

俺? 俺は・・・

「昭・・・俺、日曜会いたい」

あ、このアキラは俺ね。

「いやいや、仕事しろって」

「もう・・・大丈夫、皆も、明日、休む」

「あっそ、久しぶりに部屋でゆっくりしたらー」

「うん、部屋・・・昭も、一緒がいい」

え、やだし。

「俺は明日は一日狩りにでかけるんだよっ」

「うん、俺の・・・部屋、持ってきて」

やだやだやだーーーーー

「うざいっ」

「うん、待ってる・・・」

あ、決定したみたいです。
なんだかんだで俺、あまい?
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