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★キラキラ 第一章★

[アーちゃん■ショータイム]


役員たちが戻ったことで、周囲の喧騒はいずれ止むだろう。
やつらと親衛隊との関係も良好になっていくのを期待する。
本日から、御船たちの巡回はなくなり、風紀も通常の業務に戻り始めてるようだ。

もちろん、アッくんはまだ俺と同棲中~
朝夕はもちろん、弁当も作ってもらってるから最高ー
もう、いつでも嫁にいらっしゃい、あ、葛西に殺されそ。

ちなみに俺たちは、あまり食堂は使わないんだよね。
まー、色々理由があるのさ。

そして、本日の昼、事件? は起きた。
あー、正確には事件じゃねーよな。

ちょっと待ってね、1つ1つ整理しつつ説明するね。

まず、アッくんが登校すると、教室には真剣な表情で俯き固まった爽やかこと、野添がいたそうだ。
アッくんに睨みをきかせるわけでもなく、本当にじっとしていただけらしい。
そして無事、4限目が終了したけど、なんと警戒するアッくんの前にもじゃは現れなかった。
どこに現れたかというと・・・

うん、食堂。

さて、次は食堂の流れを追うぞ。

双子以外が連れ立って食堂に現れた役員に、まずは親衛隊の悲鳴。

あーやっと皆様お揃いの姿がー
皆様が揃ってこその生徒会ですー
お素敵ですー
きゃーきゃー

きもっ

などときもい発言の中、やつらは2階にある役員席に行こうとしたわけ。
そこに登場したのがもじゃ。

「右京、奏、静、なんで、一緒にいないんだよっ!」

と相変わらずの発言。

「先輩を呼び捨てにするのは、感心しませんよ、姫宮くん」

「名前呼びマジうざ、やめてくれるー」

「名前、やめて・・・」

「なんでそんな事言うんだよっ! アキラのことなら一緒に謝ってやるからっ!」

「渡辺くんには謝罪いたしました。とにかくその無礼な態度を改めなさい」

「ナベちゃんにはスーパー土下座したし、つーか、俺ら先輩だっつーの」

「渡辺、ちゃんと、謝罪する・・・」

そして続く周囲の嘲笑に切れたもじゃが、近くの椅子を蹴り上げて、風紀さまのおなーりー。

「あ、裕輔、皆ひどいんだっ」

「お前には謹慎停学反省文の罰が下されているはずだが、なぜここに居る。それから先輩には敬意を払えっ!」

「なんでだよっ! 悪いのは親衛隊だろっ!」

「私の親衛隊を貶めることは許しませんよ」

「俺の大事なこたち、いじめんのやめてー」

「俺の・・・いじめないで・・・」

「なんで皆そんなこと言うんだよっ! 友達だろっ!」

「勘違いさせてしまい、申し訳ありませんでした。君と私は単なる先輩と無礼な後輩です」

「つか、友達でも失礼すぎっしょ」

「俺・・・友達じゃ・・・なくていい」

「さて、恥知らずな輩は退散願おうか」

「雅人まで、なんでそんな事言うんだっ! 俺が構ってやらないからかっ!?」

「てめぇごときが、俺の名を呼ぶんじゃねぇっ」

「ひっ!」

と、ここで東峰に射殺されんばかりに一瞥されたもじゃは、瓶底眼鏡で見えない表情を、それとわかるほど強張らせた。

あいつは視線で人殺せそうだもんなー
ははは、さすがのもじゃも怖かったろう。

「な、なんでだよ・・・アキラのことなら許してやるからっ!」

「貴様にそんな事を言う資格などないっ! 貴様ごときが渡辺の名を口にするだけでも腹立たしいっ!」

と言って、もじゃを連行するよう風紀に命じたのは葛西。
当然周りの誰もそれを阻害することなく、無事連行された。
そして、最後は拍手喝采。

副会長の王子様スマイルに、会計の無差別投げキッス。
親衛隊は涙を流して喜び咽び泣いてまーす。

ね、事件というほどじゃないでしょ。
単なるもじゃの破廉恥ショーでした。
え、なんで俺がこんなに詳しく知ってるかって?
だって、俺がいるの食堂だもん。
昼に現れなかったもじゃの行動を予測して、俺だけ食堂で弁当中。
わかってくれた?
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