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★キラキラ 第一章★

[アッくん■お鍋です]


もう6月の半ばだよ。結構暑いよ。
なのに、

「この暑い中エアコンつけて食べるのが通でしょー」

「のよ、のよ」

なんて、エコ精神のないアーちゃんが言い出して、アキも賛成するから、僕はただ今お鍋の準備中。
人数多いから、正直言って鍋は楽でいいけどね。
アッキーは大量に必要となるお肉を買いにでかけたけど、めずらしくアキラが例の格好じゃないんだ。
なんか、アーちゃんと2人でPC見ながら、おしゃべりしてるみたい。
時おり聞こえる会話の中に意味不明な言葉がいっぱい。
ろぐいん、れべる、ぎるど、もぶ、ぴーけー、とかなんか不思議な単語で溢れてる。
そういえばアーちゃんって、PCでいつも何やってるんだろ?

考え込んでたらピンポーンって軽快な音。
アッキーはアーちゃんのカード持ってるから、これはきっと葛西先輩だと思う。
誰が出るのかなぁって思ってたら、

「アッくん、出てあげてー」

アーちゃんに言われたから、キッチンから大慌てで迎えに出た。

「はーい」

――ガチャ

「渡辺」

「先輩、どうぞ入ってください」

満面の笑みの葛西先輩、本当に格好良いなぁ。
そして手にはペットボトルのジュースが入った袋。

「まーだ、いたのか明石」

「うるせー」

ちょっと先輩、せっかく親しくなってきたんだから、って先輩顔笑ってるし、明石くんも気にしてない感じ。

「アッキーが戻ってきたら始めますから、先輩座っててください」

僕はいそいそと先輩の座を確保する。

「ああ、悪い。これは土産だ」

「あ、はい、ありがとうございます」

「葛西ー、レア武器欲しいー?」

「お、どれだ?」

あー、また意味不明な言葉が・・・って先輩わかるんですか?



アッキーがお肉と共に無事帰還して、僕はテーブルのコンロにお鍋をセット。
なんか楽しみ、お鍋なんて、実家でしかしないもん。

「明石、お前は野菜だけ食べろ」

「なんで風紀にそんなこと、お前こそ肉食うな」

「うあ、たべるのよ、アキのよ」

「足りなくなったら、責任持って買って来てくださいね、先輩」

「アッくん、マジうまー」

「アキ、なくなってから、次を入れろ」

先輩と明石くんは肉の取り合い。
山盛りになった器に更に盛るアキ。
その横からアキラは肉も野菜も万遍なく山盛りにして、アーちゃんとアッキーはマイペースに食べてる。
なんか、僕、大家族のお母さんになった気分だよ・・・
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