★キラキラ 第一章★
[アーちゃん■さぁなぜでしょう?]
アキラも俺もアッキーも、はっきり言って、こいつに興味はない。
だから救ってやる必要なんて、まったくないんだよね。
本来なら、早い段階でこの場を離れようとは思ってたんだけどねー
説教は好きじゃないが、こいつはそれなりに自分で目が覚めたというのも事実だしな。
アキラが離れようと言わないなら、とりあえずお付き合いしましょうとなったけど、
「俺は、こんなナリで・・・中学のころも、外で喧嘩ばかり、してた。なんか、気がついたら・・・独りで、誰も話しかけて、こなくなって・・・た・・・」
えっ、なに? 語るの?
もう帰ろうよーー
「僕が記憶している中学時代のあなたには、確かにそういった噂が多かった。今あなたがそう語ったのなら、それは真実なのでしょう。ですが、あなたの周りにいた方は、本当に初めからあなたを避けていましたか?」
「・・・え?」
「良く、覚えてないですか? 朝登校すれば、あなたに挨拶していた方は多数おられました。お昼も何度も誘われたはずですよ。当時の同室者の方はしょっちゅうあなたを食堂に誘っておられました」
「あれは、俺の、見た目に」
「見た目、ですか。なるほど確かにあなたは大変格好が良いですね。ですが人の第一印象など誰もが見た目ですよ。話したこともない他人への評価を、見た目以外どこですれば良いのでしょうか? あなたは喧嘩なさるとき、どこを見て判断なさったんですか? いきなり背広を着たサラリーマンに喧嘩を挑んだりしてたのですか? 警察官に挑みますか? 少なからず、相手の容姿服装、立居振る舞いを見て評価を下し判断したはずです」
「し、て・・・た、」
「彼らも見たのです、あなたの姿を、そして声をかけるという判断を下したのです。確かに美形だから、ということだけが理由の方もおられるでしょう。ですが、その後どう評価されるかはあなた次第。まずは最初のとっかかりができるだけ、僕のような地味な者からすると、その格好良さは羨ましいかぎりです。さて、あなたは誰にも声をかけられていませんでしたか?」
「・・・かけ、られて、・・・た」
「では、あなたはそれになんと答えていたか、覚えていますか?」
「え・・・」
「うるせぇ、関係ねぇ、まぁだいたいこの単語でしたね。あとは睨む、無言でした。覚えてらっしゃいますか?」
「・・・・・・」
明石は必死で記憶を反芻しているようだ。
そして、こっくりと頷く。
「そうですか、さて、そんなあなたは孤独になりたかったのですか、なりたくなかったのですか、どちらでしょう?」
「・・・・・・」
「無言・・・ですか、わかりました。僕たちはあなたのお邪魔をしたようですね。ではそろそろ戻りましょうか」
「うん、そうしよっかー」
アッキーが頷く。
もうアキラは明石を見もしない。
アッキー以外は、全員地面に座り込んでいたから、立ち上がり、砂を払う。
「ま、待てっ」
明石に背を向けて俺たち3人が、この場を立ち去ろうとした矢先。
アキラとアッキーは完全無視、もう歩き始めている。
仕方ない、アキラにとって、お前はもうその辺の石ころと同じだ。
しゃーないから、俺が答えてやる。
「なーにー? 明石くん」
「俺だっ、俺が避けてた、あいつらを、俺が避けてたんだっ」
アキラも俺もアッキーも、はっきり言って、こいつに興味はない。
だから救ってやる必要なんて、まったくないんだよね。
本来なら、早い段階でこの場を離れようとは思ってたんだけどねー
説教は好きじゃないが、こいつはそれなりに自分で目が覚めたというのも事実だしな。
アキラが離れようと言わないなら、とりあえずお付き合いしましょうとなったけど、
「俺は、こんなナリで・・・中学のころも、外で喧嘩ばかり、してた。なんか、気がついたら・・・独りで、誰も話しかけて、こなくなって・・・た・・・」
えっ、なに? 語るの?
もう帰ろうよーー
「僕が記憶している中学時代のあなたには、確かにそういった噂が多かった。今あなたがそう語ったのなら、それは真実なのでしょう。ですが、あなたの周りにいた方は、本当に初めからあなたを避けていましたか?」
「・・・え?」
「良く、覚えてないですか? 朝登校すれば、あなたに挨拶していた方は多数おられました。お昼も何度も誘われたはずですよ。当時の同室者の方はしょっちゅうあなたを食堂に誘っておられました」
「あれは、俺の、見た目に」
「見た目、ですか。なるほど確かにあなたは大変格好が良いですね。ですが人の第一印象など誰もが見た目ですよ。話したこともない他人への評価を、見た目以外どこですれば良いのでしょうか? あなたは喧嘩なさるとき、どこを見て判断なさったんですか? いきなり背広を着たサラリーマンに喧嘩を挑んだりしてたのですか? 警察官に挑みますか? 少なからず、相手の容姿服装、立居振る舞いを見て評価を下し判断したはずです」
「し、て・・・た、」
「彼らも見たのです、あなたの姿を、そして声をかけるという判断を下したのです。確かに美形だから、ということだけが理由の方もおられるでしょう。ですが、その後どう評価されるかはあなた次第。まずは最初のとっかかりができるだけ、僕のような地味な者からすると、その格好良さは羨ましいかぎりです。さて、あなたは誰にも声をかけられていませんでしたか?」
「・・・かけ、られて、・・・た」
「では、あなたはそれになんと答えていたか、覚えていますか?」
「え・・・」
「うるせぇ、関係ねぇ、まぁだいたいこの単語でしたね。あとは睨む、無言でした。覚えてらっしゃいますか?」
「・・・・・・」
明石は必死で記憶を反芻しているようだ。
そして、こっくりと頷く。
「そうですか、さて、そんなあなたは孤独になりたかったのですか、なりたくなかったのですか、どちらでしょう?」
「・・・・・・」
「無言・・・ですか、わかりました。僕たちはあなたのお邪魔をしたようですね。ではそろそろ戻りましょうか」
「うん、そうしよっかー」
アッキーが頷く。
もうアキラは明石を見もしない。
アッキー以外は、全員地面に座り込んでいたから、立ち上がり、砂を払う。
「ま、待てっ」
明石に背を向けて俺たち3人が、この場を立ち去ろうとした矢先。
アキラとアッキーは完全無視、もう歩き始めている。
仕方ない、アキラにとって、お前はもうその辺の石ころと同じだ。
しゃーないから、俺が答えてやる。
「なーにー? 明石くん」
「俺だっ、俺が避けてた、あいつらを、俺が避けてたんだっ」
