★キラキラ 第二仕舞章★
[アッくん■ばらし『橋』]
僕たちの日常は、驚くほど今までと変わらなかった。
いつも通りに授業を受けて、昼食を一緒にとる。
たまに夕食も一緒に食べて、集会を兼ねたお泊り会もする。
そして、そんな生活に戻った今、これまで意図的に避けていたことを行っている。
まだまだ寒い2月の上旬、暖房の良く効いた図書室で、僕は苦手なPCを駆使し、過去のニュースを調べていた。
あの奈落での出来事から、それ程経っていない時期に、瀬緒家の親族にあたる家で、ガス爆発。
そして日を置いて、姫宮家と関わりある家に、トラックが突っ込み大炎上。
運転していたのは、彼らに疎まれていた親族の1人ってことになっている。
それからも、小さな事件や事故の中に、瀬緒、姫宮の名前をいくつか見た。
それ以外にもきっともっとたくさんあると思う。
まだ、起こっていない事故もあると思う。
そして姫宮くんと瀬緒先輩は、学園を退学し留学中とのこと。
瀬緒家、姫宮家の家長たちも、未だ存命している扱いになっていた。
彼らの事故は、まだ・・・先なんだね・・・・・・
裏と表を繋ぐ橋の役割を再確認して、僕は図書室を後にした。
目指すは風紀室。
これと言って大きな事件も起きていない学園。
風紀室の扉は閉まっていて、室内もとても静かなようです。
「失礼します」
2回ノックしてから、扉を開ける。
「渡辺、いらっしゃい」
「お邪魔します、副委員長」
いつも変わらず陽気に笑いかけてくれる裕輔さんの右腕、副委員長――ちなみに、名前は副田さんって言うんだよ。
「委員長なら、まだ会議から戻ってないぞ」
「あ、そうなんですか・・・じゃ、えっと」
「ここで待ってろよ、今さら遠慮なんてするなよ」
なんだかニヤニヤと、アーちゃんに似た笑みを浮かべて、副委員長は椅子をすすめてくれた。
「じゃ、あの、待たせてもらい・・・ます」
他の風紀の人が、すかさずコーヒーを入れてくれる。
お菓子まで出してくれたから、ここに居てもいいってことだよね?
とにかく、邪魔にはされてないよね。
今日は、裕輔さんの会議終了後に、部屋で食事をする約束をしてるんだ。
最近は特に問題がないから、委員長と副委員長が交代で、早く仕事を終わらせてるらしい。
あ、もちろん他の風紀の人も交代で早く帰れるようになってるよ。
そして、今日は裕輔さんが早く上がる日。
「あ、委員長、お疲れさまです」
ちょうど一杯目のコーヒーを飲み終えた頃、彼が戻ってきた。
僕を目ざとく見つけて、一気に表情を綻ばせてくれる。
だから僕も心からの笑みであなたを迎えるんだ。
「お疲れ様です、裕輔さん」
僕たちの日常は、驚くほど今までと変わらなかった。
いつも通りに授業を受けて、昼食を一緒にとる。
たまに夕食も一緒に食べて、集会を兼ねたお泊り会もする。
そして、そんな生活に戻った今、これまで意図的に避けていたことを行っている。
まだまだ寒い2月の上旬、暖房の良く効いた図書室で、僕は苦手なPCを駆使し、過去のニュースを調べていた。
あの奈落での出来事から、それ程経っていない時期に、瀬緒家の親族にあたる家で、ガス爆発。
そして日を置いて、姫宮家と関わりある家に、トラックが突っ込み大炎上。
運転していたのは、彼らに疎まれていた親族の1人ってことになっている。
それからも、小さな事件や事故の中に、瀬緒、姫宮の名前をいくつか見た。
それ以外にもきっともっとたくさんあると思う。
まだ、起こっていない事故もあると思う。
そして姫宮くんと瀬緒先輩は、学園を退学し留学中とのこと。
瀬緒家、姫宮家の家長たちも、未だ存命している扱いになっていた。
彼らの事故は、まだ・・・先なんだね・・・・・・
裏と表を繋ぐ橋の役割を再確認して、僕は図書室を後にした。
目指すは風紀室。
これと言って大きな事件も起きていない学園。
風紀室の扉は閉まっていて、室内もとても静かなようです。
「失礼します」
2回ノックしてから、扉を開ける。
「渡辺、いらっしゃい」
「お邪魔します、副委員長」
いつも変わらず陽気に笑いかけてくれる裕輔さんの右腕、副委員長――ちなみに、名前は副田さんって言うんだよ。
「委員長なら、まだ会議から戻ってないぞ」
「あ、そうなんですか・・・じゃ、えっと」
「ここで待ってろよ、今さら遠慮なんてするなよ」
なんだかニヤニヤと、アーちゃんに似た笑みを浮かべて、副委員長は椅子をすすめてくれた。
「じゃ、あの、待たせてもらい・・・ます」
他の風紀の人が、すかさずコーヒーを入れてくれる。
お菓子まで出してくれたから、ここに居てもいいってことだよね?
とにかく、邪魔にはされてないよね。
今日は、裕輔さんの会議終了後に、部屋で食事をする約束をしてるんだ。
最近は特に問題がないから、委員長と副委員長が交代で、早く仕事を終わらせてるらしい。
あ、もちろん他の風紀の人も交代で早く帰れるようになってるよ。
そして、今日は裕輔さんが早く上がる日。
「あ、委員長、お疲れさまです」
ちょうど一杯目のコーヒーを飲み終えた頃、彼が戻ってきた。
僕を目ざとく見つけて、一気に表情を綻ばせてくれる。
だから僕も心からの笑みであなたを迎えるんだ。
「お疲れ様です、裕輔さん」
