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★キラキラ 第二仕舞章★

[アーちゃん■まだ]


はぁ、とうとう夜中になっちまった。
姫宮を閉じ込めている部屋は、もちろん比良坂内にある。
そして、奈落はもちろん比良坂にも窓などは一切存在しない。
当然、灯りがないと真暗になっちまうが、素晴らしき文明の利器、照明というものが、各部屋廊下に設置されている。
実はここに人を招くときは照明を絞ってるんだぜ、これ内緒よ。
何事も雰囲気雰囲気。

で、今はバッチシ明るい廊下を、俺とアキラは2人並んで歩いている。
アッキーは既に姫宮の元。

アッくんに逢わせてから大して時間は経っていないのに、奴はかなり貪塊化してきちまった。
だから、アッキーに抑えて貰っとかないと、危険すぎてアキラに会わせられないのよ。
拘束具? はは、もちろん道具使って拘束するように、爺さんたちには何度も言われたよ。
俺も拘束したほうがいいって思ってる。
だが、それをしないと決めたのは、アキラだからね、仕方ない。

「気ぃ変わったらいつでも言ってねー」

「ふふ、わかりました」

俺はいつもの様に黒い着物、本来ならアキラもそのはずなんだけど・・・今は・・・・・・違うとだけ言っておこう。



「ぐっ、ァ・・・・・・ッ・・・」

姫宮の部屋の灯りは現在最小限。
かろうじて表情が見えるかなってレベルになっている。
その寝室では、アッキーに馬乗りされ床に這いつくばった姫宮が待っていた。
アッキーは姫宮の両腕を右腕一本で、奴の背に固定し、左腕で首を締め上げている。
完璧な拘束です、アッキーさん。

「まだ、人語を解すか確かめたいのですが」

「っ、ッア゛、ア゛、キ゛ラッ、あああ、俺のだっ! 俺のなんだっ――――っ!!!」

アキラに言われ、アッキーが少しだけ締め上げる腕を緩めた。

途端、絶叫する姫宮――まだ、お前は姫宮・・・・・・なのか?
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