★キラキラ 第二仕舞章★
[アッくん■受け入れる]
双子の処分が終わって、僕はまた元の部屋へと戻ってきた。
裕輔さんは、会長と一緒に別室に篭っている。
たぶん、今回のことを表の理にのせ解き放つための話し合いだと思う。
僕の精神(こころ)は、やっぱり落ち着いていて、ソレを考えてもなんら警鐘を鳴らしてこない。
だから、瀬緒と、瑠希愛・・・彼らのことを考えることにしたんだ。
精神(こころ)は僕に訴えかけてきた、ただ純粋に悲しみを、ただただ寂しいだけだと、そう泣いていた。
それは、苦痛ではない、ただの悲哀でもない・・・なんだろ――遠く去った友人を想い、ただ懐かしむことに似た嘆き。
おかしいよね、彼らは現実にその命を奪われるというのに、そこに凄惨さを感じない僕の精神(こころ)・・・やっぱり壊れてるのかな?
そして今度は思い出す、あのときのあの一族の木魂を――僕は震えた。
恐ろしさに、打ち震えた、そして、その恐怖に震えるだけで、逃げも嘆きもしない僕が、いた・・・・・・
ただ怖いからなにも考えられない、そんなこととは違う・・・・・・あの時、なにも出来なかった己をも含め、全てを認め、そして、その記憶を忘れることなく覚えておきたい・・・そう、僕の精神(こころ)はこの恐怖を我が身に取り込むことに、苦痛を感じていないんだ。
それが、受け入れる・・・こと、なのかな?
わからない、所詮は表と裏だと割り切ってしまってるのかもしれない。
ただ、あのときのことを思い出し、かのモノたちを責める自分はもういない。
どこにも一欠けらも存在していなかった。
それだけ――
「やっぱり僕は壊れてるの・・・かな・・・・・・」
ベッドの中で独り呟くも、返ってくる答えはない。
ただ、今ではもう聞き慣れた香の薫りが僕を包んでくれるだけ・・・・・・
朝早くに叩き起こされた。
お風呂上りでそのままベッドに入った僕は、寝癖で乱れる髪を必死で直し、そして朝食後、車中の人となっていた。
「その頭、やばくね?」
「だって、直す時間あまりなかったんだもん」
憧れのリムジンに2度目の乗車。
朝早くにアキに起こされた僕は、爆発した髪を直す時間をほとんど与えてもらえなかった。
「う、なのよ、いいのよ」
「えええ、この髪でオッケーとか、アキ、それはありえないっしょ」
「なんだよ、そんなにひどくないよ・・・」
裕輔さんも会長も一足先に学校に戻ったんだって、僕は制服を着て、同じく制服姿のアキと共に試験を受けるために登校中。
でも・・・
「どうしてアーちゃんは着物なの? それにアッキーとアキラは?」
「俺たちはー、今回は追試受けるからいいのよー」
「え、なにそれっ! 卑怯だよ、僕たちだけ勉強もなしで試験なんてっ!」
「あうう、いやなのよ、なのよ」
「えええ、だって俺たち忙しいもん。お年玉のためにがんばれー」
はははって、軽く笑って、あとは知らぬ存ぜぬで僕たちの文句を逸らすアーちゃん。
忙しいって、まだ何か残っているのかな?
それは、僕たちには、関わらせたくないこと、なんだね。
「うう、あう、だまなのよ、なのよ」
アキは、お年玉のために奮闘する気になったみたいです。
双子の処分が終わって、僕はまた元の部屋へと戻ってきた。
裕輔さんは、会長と一緒に別室に篭っている。
たぶん、今回のことを表の理にのせ解き放つための話し合いだと思う。
僕の精神(こころ)は、やっぱり落ち着いていて、ソレを考えてもなんら警鐘を鳴らしてこない。
だから、瀬緒と、瑠希愛・・・彼らのことを考えることにしたんだ。
精神(こころ)は僕に訴えかけてきた、ただ純粋に悲しみを、ただただ寂しいだけだと、そう泣いていた。
それは、苦痛ではない、ただの悲哀でもない・・・なんだろ――遠く去った友人を想い、ただ懐かしむことに似た嘆き。
おかしいよね、彼らは現実にその命を奪われるというのに、そこに凄惨さを感じない僕の精神(こころ)・・・やっぱり壊れてるのかな?
そして今度は思い出す、あのときのあの一族の木魂を――僕は震えた。
恐ろしさに、打ち震えた、そして、その恐怖に震えるだけで、逃げも嘆きもしない僕が、いた・・・・・・
ただ怖いからなにも考えられない、そんなこととは違う・・・・・・あの時、なにも出来なかった己をも含め、全てを認め、そして、その記憶を忘れることなく覚えておきたい・・・そう、僕の精神(こころ)はこの恐怖を我が身に取り込むことに、苦痛を感じていないんだ。
それが、受け入れる・・・こと、なのかな?
わからない、所詮は表と裏だと割り切ってしまってるのかもしれない。
ただ、あのときのことを思い出し、かのモノたちを責める自分はもういない。
どこにも一欠けらも存在していなかった。
それだけ――
「やっぱり僕は壊れてるの・・・かな・・・・・・」
ベッドの中で独り呟くも、返ってくる答えはない。
ただ、今ではもう聞き慣れた香の薫りが僕を包んでくれるだけ・・・・・・
朝早くに叩き起こされた。
お風呂上りでそのままベッドに入った僕は、寝癖で乱れる髪を必死で直し、そして朝食後、車中の人となっていた。
「その頭、やばくね?」
「だって、直す時間あまりなかったんだもん」
憧れのリムジンに2度目の乗車。
朝早くにアキに起こされた僕は、爆発した髪を直す時間をほとんど与えてもらえなかった。
「う、なのよ、いいのよ」
「えええ、この髪でオッケーとか、アキ、それはありえないっしょ」
「なんだよ、そんなにひどくないよ・・・」
裕輔さんも会長も一足先に学校に戻ったんだって、僕は制服を着て、同じく制服姿のアキと共に試験を受けるために登校中。
でも・・・
「どうしてアーちゃんは着物なの? それにアッキーとアキラは?」
「俺たちはー、今回は追試受けるからいいのよー」
「え、なにそれっ! 卑怯だよ、僕たちだけ勉強もなしで試験なんてっ!」
「あうう、いやなのよ、なのよ」
「えええ、だって俺たち忙しいもん。お年玉のためにがんばれー」
はははって、軽く笑って、あとは知らぬ存ぜぬで僕たちの文句を逸らすアーちゃん。
忙しいって、まだ何か残っているのかな?
それは、僕たちには、関わらせたくないこと、なんだね。
「うう、あう、だまなのよ、なのよ」
アキは、お年玉のために奮闘する気になったみたいです。
