★キラキラ 第二仕舞章★
[アーちゃん■はい、お終い]
瀬緒家の力ってのはどこまであるのか知らないが、とにかく人を集めることはできるのね。
こちらの黒服はたった10人、はっきり言ってかなり人数で負けている。
あ、俺は戦力外だからね、そこんとこよろしく。
でっかい閂 のついた門を破壊したあと、建物内に突入した俺たちを阻もうと現れたのは、瀬緒の紺袴と黒服の混合チームだった。
俺らの黒服さんたちは、嬉々として瀬緒チームを打破していってる。
「全て生捕、殺すことはあいならぬ」
建物内に入る前にアッキーがそう命じてたから、お墨付きをいただけたようなもんだもんな。
殺しては駄目、それは死ななければ何をしてもいいって、そういう意味だから、ね。
俺らチームの雄姿を尻目に、アッキーがどんどん屋敷奥へと向かっていく。
俺も必死でアッキーの背を追った。
人数では圧倒的に瀬緒チーム優勢なのに、やはりこちらの黒服たちとは格が違いすぎるね。
たまに俺の前に現れる瀬緒チームは、アッキーの流れるような蹴り技に声をあげることもできずに壁に叩きつけられていった。
しょせん、あんたら普通の人だからな、しゃーないわ。
そうやって、ひたすら奥へと移動して、はなれと思われる建物に俺とアッキーは、いた。
はなれへの侵入を拒むかのように襲ってきた紺袴7人は、アッキーが舞うごとき動きで瞬殺。
武を極めた者の動きはまさに天舞の如き美しさで、十分堪能させていただきました。
ちなみに、倒した7人全員膝と肩砕かれてたからね、痛そー
そして、辿りついた奥の部屋、
「やめろっあぁぁぁっぁあっ!! 瀬緒っ――――瀬緒咲夜に命ずっ! 渡辺彬から、いますぐ離れよっ!!」
アキの……悲鳴にも似た叫号の、あとにつづく絶叫――
アッキーの行動は速かった、すぐさま襖を蹴破り、明石に圧し掛かる奴、続く他のやつらを掌底と蹴りで黙らせた。
俺はアッキーが袴姿のやつらを倒してる間に、意識を失っているアッくんの元へ向かう。
アッくんは、朝送り出してくれたときのままのスウェット姿だった。
しかしそれらは血で汚れ、ボロボロだ。
見るも無残な状況に、自分の上着をアッくんの体に掛ける。
それから傷の具合を上から順に確かめていく。
よしよし、どこも折れてないな。
内臓の具合も確かめる、おそらく大丈夫そう。
かろうじて意識があった明石の折れた腕は、アッキーがネクタイと上着を使って固定した。
静かになった座敷内では、呆然と表情を無くす瀬尾が居た。
まるで避けるかのように、アッくんから距離を取り佇んでいる。
対峙するは、小さな背中をシャンと伸ばし、拳を握り締めている顔中血塗れの――アキだ。
ようやく、他の人たちも到着したらしい。
アッくんは、4人の黒服さんに任せる。
すぐに病院に連れて行ってくれるだろう。
同じく明石も彼らに預ける。
もうすぐしたら、ここへ大勢の人間がやってくる。
ここに倒れている者たちは、彼らに任せることにしよう。
そして、瀬緒――アッキーはアキを抱き上げ、もう振り返ることもせずに、はなれを出て行った。
俺は、残る。
さて、全部終わらせようか。
「瀬緒咲夜――」
「・・・お前は」
途方に暮れたように、ただただ下を向いていた男が俺を見た。
「貴様に相応しき場へ、案内してやろう」
「・・・・・・そうか、僕がそうだと、やっと気付いたんだな。は、ははは、当然だ。さぁ、早く僕を連れて行けっ!」
あげた顔に醜い笑みを貼り付けて、歓喜と狂気で澱んだ瞳に俺を映す。
そうだ、そうやって嗤っていろ――そうして舞え、俺たちに――狂喜の舞を観せてくれ――
瀬緒家の力ってのはどこまであるのか知らないが、とにかく人を集めることはできるのね。
こちらの黒服はたった10人、はっきり言ってかなり人数で負けている。
あ、俺は戦力外だからね、そこんとこよろしく。
でっかい
俺らの黒服さんたちは、嬉々として瀬緒チームを打破していってる。
「全て生捕、殺すことはあいならぬ」
建物内に入る前にアッキーがそう命じてたから、お墨付きをいただけたようなもんだもんな。
殺しては駄目、それは死ななければ何をしてもいいって、そういう意味だから、ね。
俺らチームの雄姿を尻目に、アッキーがどんどん屋敷奥へと向かっていく。
俺も必死でアッキーの背を追った。
人数では圧倒的に瀬緒チーム優勢なのに、やはりこちらの黒服たちとは格が違いすぎるね。
たまに俺の前に現れる瀬緒チームは、アッキーの流れるような蹴り技に声をあげることもできずに壁に叩きつけられていった。
しょせん、あんたら普通の人だからな、しゃーないわ。
そうやって、ひたすら奥へと移動して、はなれと思われる建物に俺とアッキーは、いた。
はなれへの侵入を拒むかのように襲ってきた紺袴7人は、アッキーが舞うごとき動きで瞬殺。
武を極めた者の動きはまさに天舞の如き美しさで、十分堪能させていただきました。
ちなみに、倒した7人全員膝と肩砕かれてたからね、痛そー
そして、辿りついた奥の部屋、
「やめろっあぁぁぁっぁあっ!! 瀬緒っ――――瀬緒咲夜に命ずっ! 渡辺彬から、いますぐ離れよっ!!」
アキの……悲鳴にも似た叫号の、あとにつづく絶叫――
アッキーの行動は速かった、すぐさま襖を蹴破り、明石に圧し掛かる奴、続く他のやつらを掌底と蹴りで黙らせた。
俺はアッキーが袴姿のやつらを倒してる間に、意識を失っているアッくんの元へ向かう。
アッくんは、朝送り出してくれたときのままのスウェット姿だった。
しかしそれらは血で汚れ、ボロボロだ。
見るも無残な状況に、自分の上着をアッくんの体に掛ける。
それから傷の具合を上から順に確かめていく。
よしよし、どこも折れてないな。
内臓の具合も確かめる、おそらく大丈夫そう。
かろうじて意識があった明石の折れた腕は、アッキーがネクタイと上着を使って固定した。
静かになった座敷内では、呆然と表情を無くす瀬尾が居た。
まるで避けるかのように、アッくんから距離を取り佇んでいる。
対峙するは、小さな背中をシャンと伸ばし、拳を握り締めている顔中血塗れの――アキだ。
ようやく、他の人たちも到着したらしい。
アッくんは、4人の黒服さんに任せる。
すぐに病院に連れて行ってくれるだろう。
同じく明石も彼らに預ける。
もうすぐしたら、ここへ大勢の人間がやってくる。
ここに倒れている者たちは、彼らに任せることにしよう。
そして、瀬緒――アッキーはアキを抱き上げ、もう振り返ることもせずに、はなれを出て行った。
俺は、残る。
さて、全部終わらせようか。
「瀬緒咲夜――」
「・・・お前は」
途方に暮れたように、ただただ下を向いていた男が俺を見た。
「貴様に相応しき場へ、案内してやろう」
「・・・・・・そうか、僕がそうだと、やっと気付いたんだな。は、ははは、当然だ。さぁ、早く僕を連れて行けっ!」
あげた顔に醜い笑みを貼り付けて、歓喜と狂気で澱んだ瞳に俺を映す。
そうだ、そうやって嗤っていろ――そうして舞え、俺たちに――狂喜の舞を観せてくれ――
