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★キラキラ 第二仕舞章★

[アキ■勘だもの]


「う、あ、レよ、レなのよ」

僕は右側を指差して水野レミだと訴えるの。
どっちかなんて、そんなの勘だもん。

「「なんで、分かるの?」」

6回連続、勘で当てたよ、僕すごいよ。

「ごいのよ、アキ、いいのよ」

「よっしゃ、よくやったチビ。おら約束だ、とっとと出せ」

「「・・・うん、約束だもんね」」

すごくしんどそうな顔してる双子。
あ、でもここに来たときから、なんだかすごく疲れた顔してたよね。
でもダメ、今はアッくんのほうが全然大事だもの。

双子は鍵束を持って、約束通り格子を開けてくれたの。

「おい、とっととナベんとこ連れてけっ」

「わ、わかったよ」

「わかったから」

「「大人しくしとくんだよ」」

狼さんがソラのほうの胸倉を掴んでそう言ったの。
双子は僕たちの前を歩きだしたから、僕と狼さんもその後をついて行ったの。

「う、あう、いくのよ、なのよ」

「おう、そうだな」

「アッくん、なのよ、なのよ」

アッくん、お願い無事でいてね。



牢から出て、階段を上って、すごく長い廊下に出ちゃったの。
まわりにはいっぱい襖があるの。
すごい、日本家屋っていうんだよね。
アッキーのお家みたいなの。
あ、だとしたらいっぱいお部屋があるんだよね、すごいね。

長い長い廊下を双子の後について歩いたの。
早く早く、気ばかり急いて仕方ないよ。

一旦建物を出て、また別の建物に入ったの。
はなれってやつかな。

また長い廊下を歩いて、

「ここだよ」

そう言われた先の襖を狼さんが開けてくれたの。
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