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★キラキラ 第二章★

[アッくん■救出]


目が覚めたら、あのときは座敷牢だった。
今は白い天井。
動かない身体。
そしてやっぱり役立たずの腕からは、細い管が上へと伸びていた。



「裕輔さん、こんなに毎日来て大丈夫ですか?」

「恋人のところへ、毎日見舞いに来るのは普通じゃないのか」

「もうっ、恥ずかしいこと言わないでください」

はははって笑って、僕に雑誌を渡してくれた。
僕が入院してから今日で5日。
裕輔さんは授業が終わったら毎日やって来てくれる。
本当はね、かなり嬉しいんだ。

あの凶行から救われて、僕は病院で目が覚めた。
たくさん傷ついたけど折れてもいなし、内臓も大丈夫だって。
やっぱり僕って丈夫なんだなって、改めて感心しちゃった。

明石くんも同じ病院で治療されたけど、骨折した腕を固定して、さっさと学校に戻っちゃった。
そして誰も何も教えてくれない、僕が一番知りたいこと・・・それは誰も教えてくれない。

「裕輔さん、今日もアキたちは休んでましたか?」

「・・・ああ、鈴木はじめ、伊藤、佐藤、高橋、全員休んでいた。部屋にもいない」

「あの、会長には・・・」

「東峰も佐藤の居所はわからないらしい。だがあまり心配はしていないようだ」

「だったら、大丈夫ですよね、アキは無事ってことですよね・・・」

意識が戻って、すぐに僕の病室へと駆け込んできた裕輔さん。
見たこともないような形相で僕を心配してくれて、そして何度も謝罪してきた。

だけど、これは本当に予期できなかったもの。
裕輔さんの力不足とかじゃないよって何回も説明して、納得してもらうのが大変だったよ。

不思議なことにね、生真面目な裕輔さんが今回のことを警察に、とか言い出さないんだ。
だから、本当は裕輔さんはアキたちのこと知ってるんじゃないかなって、疑ってる。

誰が僕と明石くんをあの場から救ってくれたのか、僕は知らない。
あの屋敷にいたほかの人たちがどうなったかも知らない。
テレビ見ても、ニュースにはなにも出ないし、新聞にも載ってない。
裕輔さんは知らないって言うし、明石くんも気を失ってたらしい。

だから、瀬緒のその後のことなんて、僕は何ひとつ知らないんだ・・・・・・
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