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★キラキラ 第二章★

[アッくん■意味がわかりません]


「もう、なにがあっても驚かないよ・・・」

座敷牢で不毛なことを続けていた僕を、体の大きな黒いスーツ来た人が連れに来て、なんとも広い座敷に通された。

「作りは和風って感じだよね・・・だったら黒スーツはなしだよね・・・」

混乱状態の脳は呆けてしまったのか、まともな思考をしてくれない。
なんとなく正座で座っていた僕が、いいかげん足を崩そうかなって思ったとき、襖が軽い音をさせて開いた。
入ってきたのはもちろん、

「瀬緒先輩・・・」

見慣れた制服のまま、未だ嘘くさい微笑みを途切らすことのない瀬緒さんが、僕の前の座布団にゆっくりと座った。
瀬緒さんの背後には、この和風な雰囲気と合っている袴姿の男の人が4人。

「彬くん、もう、眠気はとれたかな?」

「なっ、なんでこんなことをするんですか!? 友達にも怪我させてっ、こんな誘拐みたいな! なんであの部屋に入れたんですか!? なんで僕を攫ったの!? なんでなんで!!!」

掴みかかるほどの勢いで、中腰になって叫んだ。
さすがの剣幕に瀬緒さんも唖然としてる。

「と、とりあえず、落ち着こうよ、ね、ゆっくり説明するし」

「ううう、もうもう何がなんだかっ、僕にはわかりません、アキたちと帰ります!」



叫んで暴れる僕を、宥めすかす瀬緒さん。
出されていたお茶を一気に飲んで、なんとか一息吐いた。

「そうだよね、いきなりだと驚くよね。だけど、どうしても彬くんの力を借りたかったから、ごめんね」

「僕の・・・力・・・?」

「うん、もうわかってると思うけど、僕はムロを持ってるんだよ」

「ム、ロ・・・?」

なにがもうわかってるなんだろ、全然わからない・・・

「あの、なんですか、それ?」

「君は本当に上手く隠れたね、よっぽど普通の生活がしたくて堪らなかったってことかな。だけどもう大丈夫だよ、僕がそれを継いであげるから、だから安心して一般人になればいい。もちろんいくらでも援助してあげる。ね、君も楽になれるだろ、さ、それを僕に渡してくれ」

「は? あの・・・」

全然意味がわかりませんよ、瀬緒さん。
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