★キラキラ 第一章★
[渡辺彬■そんなことしないで]
「…謝罪しないといけませんね。渡辺くん、本当に申し訳ありません…」
彼の言葉を遮った、驚くほど饒舌な人。
僕をあの場から連れ去ってくれた人。
この場に来るまでずっと何かを話していた人。
この人の言葉を、僕の脳はまったく理解していなかった。
だけど、
――謝罪しないといけませんね。渡辺くん、本当に申し訳ありません
初めてこの人の言葉が、ちゃんと脳に伝わってきた。
だけど、理解が…まだ…できない…
この人は、いったい何を言ってるの…?
「ぅっ…う、ひっ…く、うっ…」
何故だか勝手に、涙が溢れてきた。
暴力を振るわれてるわけではない。
きつい事を言われてるわけでもない。
なのに、涙が…
「ひっく…うぁあぁぁぁん」
――誰っ!?
「ア、ア、アキュは、したのよ…えぐっ、いたいのよ…でも…いわないの、ないのよ…、いわないの、ふちゅーなのよ」
わからない、何を言ってるの?
「アキの言うとおりですね。本当にごめんなさい」
ひょっとして、僕は謝罪されてるの…?
「アキは自分には関係ないからと、見てみぬフリをしてしまったと後悔しているのです。でもそれは、僕がアキに関わるなと言ったからです。ですから責任は僕にあります。僕が愚かでした。アキのせいでは無いのです。本当に申し訳ありません」
「申し訳ありません」
「申し訳ありません、渡辺くん」
「本当に辛かったら誰かに助けを求めると考えたことが愚かでした。アキの言うとおりです。全生徒を敵に回したに等しい君に、誰が味方かなどわかるはずもございません。下手に助けを求めて裏切られたら…それを思えば誰にも言えなくなるのが普通です。重ねてお詫びいたします。本当に申し訳ありませんでした」
僕とはなんの接点もない3人が、僕に…頭を下げている。
「教師代表として、わたしにも謝罪させてもらうよ。すまなかったね」
おじいちゃん先生までが、こんな僕に頭を下げている…なんで? どうして?
そんなことしないで、どうしてあなたたちが僕にそんなことするの?
「いえ…いえ…ぅっ…う」
わからないよ…よく、わからない。
僕には味方なんて誰もいないはずなのに。
「ぼ、ぼくは…誰も、うっうううぅぅぅ」
一通り泣いた。
途中でチャイムが鳴った気がしたけど、誰も何も言わなかったから気のせいだったのかな?
僕に頭を下げた知らない人が、携帯で僕の身体を撮っていた。
ちょっぴり恥ずかしいなって思ってたら、
「照れ顔萌えーー」
と、すごく近くで顔を撮られた。
「はぁ、これが萌えなのですか」
「うん、もえー、なのよ」
「鼻水」
「いいえ、ケ○ィアです」
やだ、見ないでー。
「…謝罪しないといけませんね。渡辺くん、本当に申し訳ありません…」
彼の言葉を遮った、驚くほど饒舌な人。
僕をあの場から連れ去ってくれた人。
この場に来るまでずっと何かを話していた人。
この人の言葉を、僕の脳はまったく理解していなかった。
だけど、
――謝罪しないといけませんね。渡辺くん、本当に申し訳ありません
初めてこの人の言葉が、ちゃんと脳に伝わってきた。
だけど、理解が…まだ…できない…
この人は、いったい何を言ってるの…?
「ぅっ…う、ひっ…く、うっ…」
何故だか勝手に、涙が溢れてきた。
暴力を振るわれてるわけではない。
きつい事を言われてるわけでもない。
なのに、涙が…
「ひっく…うぁあぁぁぁん」
――誰っ!?
「ア、ア、アキュは、したのよ…えぐっ、いたいのよ…でも…いわないの、ないのよ…、いわないの、ふちゅーなのよ」
わからない、何を言ってるの?
「アキの言うとおりですね。本当にごめんなさい」
ひょっとして、僕は謝罪されてるの…?
「アキは自分には関係ないからと、見てみぬフリをしてしまったと後悔しているのです。でもそれは、僕がアキに関わるなと言ったからです。ですから責任は僕にあります。僕が愚かでした。アキのせいでは無いのです。本当に申し訳ありません」
「申し訳ありません」
「申し訳ありません、渡辺くん」
「本当に辛かったら誰かに助けを求めると考えたことが愚かでした。アキの言うとおりです。全生徒を敵に回したに等しい君に、誰が味方かなどわかるはずもございません。下手に助けを求めて裏切られたら…それを思えば誰にも言えなくなるのが普通です。重ねてお詫びいたします。本当に申し訳ありませんでした」
僕とはなんの接点もない3人が、僕に…頭を下げている。
「教師代表として、わたしにも謝罪させてもらうよ。すまなかったね」
おじいちゃん先生までが、こんな僕に頭を下げている…なんで? どうして?
そんなことしないで、どうしてあなたたちが僕にそんなことするの?
「いえ…いえ…ぅっ…う」
わからないよ…よく、わからない。
僕には味方なんて誰もいないはずなのに。
「ぼ、ぼくは…誰も、うっうううぅぅぅ」
一通り泣いた。
途中でチャイムが鳴った気がしたけど、誰も何も言わなかったから気のせいだったのかな?
僕に頭を下げた知らない人が、携帯で僕の身体を撮っていた。
ちょっぴり恥ずかしいなって思ってたら、
「照れ顔萌えーー」
と、すごく近くで顔を撮られた。
「はぁ、これが萌えなのですか」
「うん、もえー、なのよ」
「鼻水」
「いいえ、ケ○ィアです」
やだ、見ないでー。
