このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

★キラキラ 第二章★

[アーちゃん■嘲笑]


もちろん、アッくんをちゃんと部屋まで送りましたよ。
そして俺は腹をすかせた奴に飯を届けてやったりもした。
ついでに少し話し込むとするか。

「しっかりと印象づけてきたのですか?」

「うーん、まぁ顔くらいは覚えたんじゃね?」

「名前も聞かない、話しかけもしない、なかなか失礼な方ですね」

「だねー、最初は会話でもしようって思ったけど、ありゃ話しかけても無視されそうだから、とっとと帰ってきた」

「それでいいんじゃないですか」

「ま、次会ったらもうちょっと話してみますです」

「ふふ、お任せします」



さて一夜明けて、日曜だけど学校内の散策といきますか。
瀬緒のことは御船からある程度の情報はもらっている。

日曜も外出することが少なく、だいたい図書室にいるらしいとのこと。
別に今日会えなくてもいいから、積極的に探すことはしない。
ついでに本でも読もうと、日曜の図書室へと移動した。

はは、ビンゴ。
いたよいたよ、人気のない図書室で、王子様が本読んでらっしゃるよ。
はてさて、最初はなんと声をかけようかね。

「どもどもー」

図書室では静かにが基本、だから声を潜めて話しかける。
奴は頭を上げておやと発し、三井より下手糞な笑みを俺に投げかけてくれた。

「君は昨日の」

「どもでーす」

昨日の今日で顔だけは覚えてもらってたようだ。

「彬くんのお友達でーす」

「こんにちは、僕を探しに来たのかな」

「まさか、図書室といえば本を読むに決まってます」

「なら邪魔しないから、どうぞ」

「それは、どうも」

さてどう進めようかな。

「ところで・・・親衛隊は鎮めてもらったようで、助かりました」

「あ、ああ、彼らね。親衛隊なんて初めてだから扱いに困ったけど、まさかあんな事をするとはね。本当にもう大丈夫だから、彬くんにもそう伝えて」

双子がアッくんに警告なんてするとは、そりゃ普通の人は思わないよな。
だが、ここはそういう所だからね。

「了解です。ところで、従弟さんはどうなんですかね」

「従弟・・・ああ瑠希愛のこと」

「FCの扱い、教えてあげたらどうですか?」

「そうだね、彬くんに何かするようなら、なんとかしないとね」

「ですね、本人も彬くんと居れなくてイライラしてるみたいだし」

「そうだね、」

少し下を向いて、表情を変えた瀬緒。
大丈夫、口元だけははっきり見えたよ。
俺両方2.0だしね。
お前が口角を上げたのがばっちり見て取れたぞ。

「なるほど、よーくわかりました」

「え・・・?」

「さて、俺は戻ります。読書の邪魔してすんませんでした」

「あ、ああ」

用のなくなった図書室からとっとと出て行く。
あいつは何がなんだかよくわからないって表情してたが、俺はよーくわかったよ。

お前が姫宮の味方なんかじゃねーってことが
52/86ページ
スキ