このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

★キラキラ 第二章★

[アッくん■勝負]


体育祭はアキラがこけたことも含め大いに盛り上がったけど、残念ながら僕たちの組が負けちゃいました。最終種目までは僅差で勝ってたのに、各団長がアンカーを勤めるスェーデンリレーで負けちゃったんだ。
裕輔さんすんごく口惜しそうにしてた。

負けたほうが夕食を奢ることになってたから、僕とアキとで仕方なく3人にご馳走です。
といってもアキラは足が痛むということで、4人で食堂に来ました。

「うう、あう、アキ、いいのよ」

「だよね、アキがんばったよね。でも仕方ないよ」

「そうそう、負けたんだからねー」

「負けは負けだ」

「あうう」

確かにアキすごいがんばったよね。
障害物競走は1位だったし、仮装レース――コスプレして走るんだよ――はあの猫耳で走って、やっぱり1位だったもん。

「さてさて、何を頼むかな」

予算は公平になるように、1人2000円って決まってるんだ。
要は、僕たちが勝ってたら3人に6000円分ご馳走してもらえて、彼らが勝ったら僕らが4000円分ご馳走するの。
だって、人数が3対2だからね。

「あ、アキラの分どうしよう?」

「あー、あいつは今回は良いって、俺たちでどうぞって言ってた」

「そっか、なんかかわいそう・・・」

「うう、いいのよ、ないのよ、いいのよ」

「だよね、あいつサボって活躍してねーんだから、いいんだよー」

確かにサボってたみたいだけど、見事なこけ方で盛り上げてくれたのに。

しっかり4000円を注文したアーちゃんたちは、テーブルに運ばれたお皿になんの遠慮もなく箸をつけ始めた。
僕とアキは安い定食で我慢。

「アキ、勝負の世界は厳しいね」

「あうう、なのよ」
50/86ページ
スキ