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★キラキラ 第二章★

[アキラ■体育祭日和]


「あぁ、とうとうこの日がやって来てしまいました・・・」

「まさに体育祭日和、さいこー」

「あう、いいのよ、なのよー」

「楽しみだね」

「・・・・・・」

皆さん、いったい何がそれほど楽しみなのでしょうか?
僕にはさっぱり理解できません。

「今日は敵だけど、お互いがんばろうね」

あぁ、アッくん、僕はがんばるつもりなんて毛頭ございませんよ。

「あううう」

「お、勝負すっかー」

「はぁぁぁぁぁ、どうでもいいです・・・」

瀬緒はメルアドを渡したことで満足したのか、アッくんに接触してくることもなく、かなり安心いたしました。
姫宮のイライラは、おそらくFCをどう黙らせればよいか、わからないからでしょう。
FCをどうにかしない限り、またアッくんを傷つける可能性があるのです、仕方ありません。



「晃ー、テンション低いよー」

「奏先輩、どうぞ僕のことはお気になさらず、ご自分の席にお戻りください」

同じ組になったからか、今日はやけに引っ付いてきますね。
あ、雅人は同じ組の応援団長です。
アッくんの組は葛西先輩が応援団長をしております。

それにしても今日のチワワさんたちは元気ですね。
ずっと、キャーキャー言っておりますよ。

体育祭は球技大会と違って補欠がないので、必ず何かしら出ないといけません。
僕の出る競技は借り物競争と玉入れです。

「怪我をすれば出なくていいんですよね・・・」

「だめよだめだめ、晃怪我したら俺泣いちゃうー」

そういって僕に抱きつくのやめてください。

実は会計からは文化祭後に、きちんと告白されました。
もちろん誠実にお断りさせていただき、恋人が居ることも知られてしまいました。
誰とはバレておりませんが。
まぁ色々とありまして、今はちゃんと先輩後輩の間柄となっております。

「駄目です、耐えられません。僕は少し休憩して参ります」

「まだ何もしてないのに休憩とか、ありえねーっしょ」

目の前ではアーちゃんの出ている200Mリレーが繰り広げられております。
これが終われば・・・いやいやいやいやいやいやいやいやいや絶対嫌!

「か、奏先輩・・・今から僕に免除をください・・・うっうっ、ぐす」

「くっ、泣き落としとは・・・なかなかやるな」

なんと言われようと結構です。
前日雅人に同じことを言ったら一笑に伏されたましたが、もう形振り構っていられないのです。

「じゃ、じゃあ、俺と部屋で休・・・って!」

「馬鹿かお前は」

「なにすんのよ、T-110!」

「ア、アッキー・・・」

ああ、怖いです、アッキーが無表情で睨んでおります。

「次、放送かかってるぞ」

「ちぇー、ほら晃行っておいで」

「はぅ、いやです・・・ああああ、いや、えぐっ」

泣く泣くアッキーに引っ張られていく・・・あぁ帰りたい。
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