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★キラキラ 第二章★

[アキラ■羨ましいです]


「お前、親衛隊だろっ、アキラをいじめた奴だろ!」

馬鹿力で僕の腕を掴むもじゃ。
この狭い学園内いずれは会うと思っていました、仕方ないことでしょう。

「痛いです、腕を離してください」

「お前がアキラにひどいことしたんだろ!」

「いったい何のお話しですか? もっと理解できるように話してください」

「な、お前がアキラを攫ったから、アキラはおかしくなったんだ!」

「・・・おかしくなった・・・?」

「そうだ、お前のせいでアキラは俺から離れたんだっ」

「あ、ちょっと」

ずるずると僕を引っ張って、なにやら空き教室に入って行きました。
これは殴られでもするのでしょうか?

それにしても羨ましいほど身長が伸びておりますね。
もじゃの成長具合は後ろ姿でも、はっきりと確認できます。

「・・・羨ましい」

「はっ!? 何言ってんだ!」

おや、思わず零れた僕の呟きが聞こえたようです。
なにやら勝手に激昂しているもじゃには、人の話しを聞く能力がないと思っておりましたのに。

――ドンッ

「いたいですね・・・・・・」

腕を離してくれたかわりに、壁に叩きつけられてしまいました。
目の前には推定177cmのもじゃ。
初めて鬘をとった姿をじっくりと拝見いたしました。
なるほど美少女然としたなんとも愛くるしいお顔です。
しかし、体つきは立派な男性へと成長しつつあるようですね。

「お前のせいでアキラが、」

「少々お待ちください。まずは色々と訂正させていただきます」

「な、なんだよっ、変な話し方するな!」

失礼な、副会長とさほど変わりませんよ。

「まず僕は親衛隊ではありません」

「嘘だ!」

「そして、渡辺彬くんとはお友達の関係です。よって何もひどいことなどしていません」

「攫って隠しただろ!」

――バンッ

びっくりしました、一瞬殴られたかと思いましたが、彼は顔の横の壁に手をついただけでした。
以前の彼なら、すぐに手が出ていたはずです。
どうやら本当に衝動を抑えられるようです。

「攫ったのではありません、ですがあなたから隠したのは本当です」

「ほらみろっ!」

ちょっと唾が飛びます、もう少し声量を落としてください。

「もう少し静かに」

「何言ってっ、」

「喧しいっ! もう少し静かに話してください」

「えっ・・・あ、わか、った」

おや思ったより素直ですね、これはなんとかなりそうです。
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