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★キラキラ 第二章★

[アーちゃん■覚えてない]


いきなりアッくんが訪ねてきた。
もちろん俺は大歓迎・・・だけど、どうしたの、その顔?
怯えたように俯いて、とてもとても蒼褪めているその表情。
まさか、親衛隊になんかされたか?

「よし、コーヒーと紅茶どっちにするー?」

「あ、あの・・・コーヒー」

さて、明日の授業はサボるといたしますか。



アッくんから話しを聞いてふと疑問に思った。

「なんでそのまま葛西のとこ行かなかったの?」

「・・・・・・なんか駄目な気がして」

うーん、これは。

「葛西が怒り狂うからー?」

軽い調子で言ってあげる。

「あ・・・う、ん・・・そうなのか・・・な・・・?」

「下手に嫉妬させたら、瀬緒のとこに殴り込みそうだもんなー」

「・・・う・・・ん、なんか・・・しそう」

確かに葛西ならやりかねんかも・・・いやいや一応風紀委員長だしな・・・だけど、うーむ。
アッくんの性格上、自分のせいで葛西が問題起こしたら居た堪れないだろうな。

「とりあえず、もじゃがアッくんに執着してる・・・て言われたんだよね」

「うん、そんな感じのこと言ってた」

確かにもじゃはアッくんにしつこく接してくるけど、執着・・・ね。
なんとも危うげな表現だな。

アッくんは瀬緒に言われた事をはっきりとは覚えてないらしい。
だけど、この執着というとこだけは、しっかりと覚えてるんだって。
体密着させてきて、訳のわからないこと言われたら、焦って内容も覚えてなんていらんねーよな。

「アッくん、とりあえず今日お泊まり決定ねー」

「うん・・・ありがとう・・・」

こういうときにごめんね、と言わなくなったのがエライね。

「夕飯はー、アッくんが作ってね」

「うん、任せて」
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