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★キラキラ 第二章★

[アッくん■落ちぶれた人たち]


文化祭も終わってかなり経ちもうすぐ体育祭、何も変わらず平穏な毎日を過しています。
ただ、やっぱり姫宮くんはしょっちゅう僕を誘ってきます。
だから、たまに付き合うようにした。

いつまでも彼を無下にするのは、あまりにも酷い仕打ちのような気がしたから。
だけど、その席には必ず瀬緒さんが同席しています。
穏やかな笑みを浮かべ、ときおり姫宮くんを叱咤してくれるので、助かることは助かります。

親衛隊と思しき人や、FCらしき人たちにきつい視線を浴びせられますが、それは彼らのせいではないのだから、だから我慢するしかありません。



ああ、この状態はとても久しぶりだ。
僕の周囲をかこむ生徒たち、皆一斉に僕をきつく睨みつけている。
親衛隊――だけど、だけど、あなたたちは・・・

「瀬緒さまに」

「これ以上」

「「つきまとわないで!」」

放課後、瀬緒さんの親衛隊と思しき人たちに、校舎裏へと連れて行かれた。
そして、隊長と名乗る双子と久しぶりの再会を果たしたんだ。
少し面窶れしてるみたいだけど、あの可愛さはなりを顰めて、とてもきつい表情をしている。

「僕は瀬緒先輩につきまとっていません。昔と一緒です。姫宮くんに連れまわされてるだけです」

「瑠希愛のせいにするな、この平凡!」

この人は姫宮くんFCの会長だそうです。
平凡って、なんだか懐かしいな・・・

瀬緒さんだけじゃなく、姫宮くんのFCまで出てきて、とても面倒です。
いつかこんな日がくるとわかってたから、それほど怖くはないけど。

「「今日は警告だけだから」」

皆さんやっと帰ってくれました。
あの頃は親衛隊に守られる立場で今では逆になってるけど、元庶務さんたちはまた同じようなことを繰り返すのでしょうか。



「双子が隊長!?」

「はい、今日警告してきました」

最初はアーちゃんたちに相談したけど、これは風紀の管轄として裕輔さんにも報告したほうが良いと言われた。
でないと葛西が拗ねるからねーって、アーちゃんにも言われたし。

「どこまで落ちぶれれば気が済むんだか・・・」

裕輔さんは本気で厭きれたようです。

「彬、大丈夫だ。心配しなくても良い」

「はい、実はそれほど気にしてないんです。だって今の僕はあの頃とは違うから」

にっこりと笑って裕輔さんの目を見て正直に言います。

「そうか・・・必ず守ってみせる、だが彬もくれぐれも気をつけるように」

「はい、姫宮くんにもちゃんと言います」

そうか、ともう一度囁いて、裕輔さんは僕の頬を大きな掌で優しく包んでくれた。
ちゃんと恋人同士になって、何度も繰り返してきたキス。
最初は恥ずかしくて、今ももちろん恥ずかしいけど、だけどとても安心するんだ。
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