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★キラキラ 第二章★

[アッくん■終わった]


食べ物がなくなった時点で飲み物だけの提供になったけど、それでも客足は最後まで途絶えることはなかった。
ほとんどが姫宮くん目当てだったけどね。

「アキラ、その、後夜祭、一緒に行かねーか?」

「えっ・・・?」

いきなりの姫宮くんの誘いに戸惑った。

「あ、変な意味じゃねーから、一緒に後夜祭行きたいだけだっ」

「姫宮くんは瀬緒先輩と行くんじゃないの?」

「え、さく兄となんて行かねーぞっ」

そうなんだ・・・

「ごめん、友達と行く約束してるから・・・」

「友達って2人で行くのか!? 誰だ!?」

「え、それは・・・」

「だってここは、2人でってのはそういう意味なんだろっ」

段々と声を張り上げる姫宮くんに周りの皆も僕たちの様子に気付き始めた。

「違うよ、5人で行くんだ。だけど、姫宮くんの知らない人ばかりだから、ごめんね」

「っ・・・・・・そうか、なら、諦める・・・」

嘘を吐いてしまった。
暗い表情で俯いてしまった姫宮くんに、罪悪感が芽生える。
たけど、今更訂正をするわけにもいかない。
ふと、心配そうにこちらを見る野添くんとアキに気が付いた。
そちらには、大丈夫という意味合いを込め軽く頷いておく。



楽しいはずの後夜祭、なのにさっきの姫宮くんが頭にちらつく。
最近はちゃんと話しを聞いてくれて、無理も言われなかった。

『友達って、2人で行くのか!? 誰だ!?』

だけど、そう聞かれたときに少しだけ恐怖した。
以前の姫宮くんとの出来事を彷彿とさせる詰問に、僕の精神は怯えたんだ。
でもその後はちゃんと引いてくれたから、やっぱり姫宮くんは昔とは変わったってことなんだよね・・・

「彬、なにかあったのか?」

そうだ僕は今、裕輔さんと居るのだった。

「いえ、何もないです、なんか寂しいなって思って」

「そうか・・・確かに祭りのあとは寂しさが募るな」

「はい、本当に」

後夜祭のフィナーレの中、裕輔さんとこっそり手を繋いだ。

こうやって裕輔さんと居れる喜びに僕の精神は打ち震え、つい先ほどのことなんてもう忘れてしまっている。
この気持ちをなんと呼ぶのか。
僕は、既にわかっているんじゃないだろうか。
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