★キラキラ 第二章★
[アッくん■もう違うから]
「さく兄、俺の親友のアキラだっ!」
断りきれず、僕は夕飯時の食堂で、彼の従兄と対面した。
ああ、また臆面もなく親友発言をしてくれたね。
アキが付いてこようとしたけど、断った。
だから、僕は今1人で・・・って、そこにいるのはアーちゃんっ!
僕たちの席から少し離れた場所で、一番安い定食をのんびりと食べてるのはアーちゃんじゃないかっ!
あ、あははは、なんかとても可笑しくなってきた。
そうだよね、僕には僕を思ってくれる仲間がたくさん居たんだ。
もうあの頃とは全然違うんだ。
キラキラ会の仲間がいて、役員さんたちだって優しく接してくれる、ゆゆ裕輔さんも・・・
だから大丈夫。
「こんにちは、渡辺彬です。えっと、瀬緒、先輩」
「こんにちは、彬くん。瑠希愛がたくさん迷惑をかけたみたいだね、ごめんね」
あっという間に美貌の王子として有名になった瀬緒先輩は、本当に綺麗な人だった。
副会長にも劣らない笑顔で僕に接してくれる。
「さく兄、今日おごってくれるんだろっ」
「うん、もちろんだよ。彬くんも好きなの頼んでね」
「あ、ありがとうございます・・・」
「俺、オムライスッ」
「瑠希愛はそればっかりだね、彬くんは?」
「えっと、じゃカレーを・・・」
そんな美貌で覗き込まれたら緊張しちゃうなぁ。
いろんな意味で騒ぐ胸をなんとか沈めて、僕はカレーが来るのをおとなしく待った。
ああ、あちこちからすごく視線を感じる・・・
この人の親衛隊かな・・・
役員さんたちの親衛隊は大丈夫だけど、この人の親衛隊はこうやって近づく僕をどう思っているんだろ?
この人はどう統率をとっているのか、すごく心配になってきた。
それに姫宮くんのFCだって・・・
そんな不安も抱えてあまり食欲のないなか、ウェイターの持ってきたカレーをゆっくりと口にした。
キャー
お素敵ですー
なんて、悲鳴が聞こえる。
あ、役員さんの誰かが来たのかな?
「あれれ、ナベちゃんじゃーん」
あ、藤村先輩だ。
「奏っ、違、藤村、先輩っ」
姫宮くんは一瞬以前のように名前呼びしそうになって、慌てて言い直した。
「姫宮、とおやおや瀬緒じゃーん、なになに、ナベちゃんお見合いー?」
「ちちちちち違いますよっ」
何を言い出すんだこの人はっ!
「どうも、藤村くん」
瀬緒さんは動じることもなく、笑顔で挨拶。
「どもども、あはは、その嘘くさい顔マジうけるー」
「それはどうも藤村くん」
「せせせ、先輩」
「奏、何言ってんだよっ」
「あーん、てめーが三井に言ったことじゃん」
ど、どうしたんだろう藤村先輩、すっごく怖い顔してる。
「なっ、なんでそんなこと言うんだっ!」
「瑠希愛っ!」
以前のように怒鳴る姫宮くんに、瀬緒さんが一喝。
「あ、俺、ごめん、さく兄・・・」
「以前、瑠希愛が迷惑をかけたみたいで、僕からも謝るよ。悪かったね」
「あはは、いいのいいの俺らが馬鹿だっただけだから、ごめんねー姫宮、ちょーっとからかいすぎたねー」
「藤村先輩・・・」
「ナベちゃーん、ごめんねー、許してー」
もうそんなにシナつくって、寄りかからないでくださいよ。
「僕は良いんですが、その・・・姫宮くんが・・・」
「俺は大丈夫だっ、俺が悪かったんだからっ、気にすんなアキラっ」
「あはは、いいこだね。ナベちゃん、また遊びに来てね、皆待ってるからー」
「あ、はい」
実は生徒会室にはアキラたちと何度か遊びに行ってるんだ。
「瀬緒もごめんねー」
「いや、気にしてないから、役員さまが気軽に声をかけてくれて嬉しいよ」
ホッとした。
姫宮くんも安心したのか、オムライスをがっつき始めた。
それじゃ僕も・・・と思った耳に聞こえてきた藤村先輩の声。
姫宮くんは、ここのオムライス本当に最高とか叫んでて、聞こえなかったみたい。
でも、僕にははっきりと聞き取れた・・・
「三井と違って身についてないよ、嘘笑い」
いったいどんな表情でそれを言ったのかはわからない。
慌てて顔を上げたけど、藤村先輩は既にそこにいなかったから。
「さく兄、俺の親友のアキラだっ!」
断りきれず、僕は夕飯時の食堂で、彼の従兄と対面した。
ああ、また臆面もなく親友発言をしてくれたね。
アキが付いてこようとしたけど、断った。
だから、僕は今1人で・・・って、そこにいるのはアーちゃんっ!
僕たちの席から少し離れた場所で、一番安い定食をのんびりと食べてるのはアーちゃんじゃないかっ!
あ、あははは、なんかとても可笑しくなってきた。
そうだよね、僕には僕を思ってくれる仲間がたくさん居たんだ。
もうあの頃とは全然違うんだ。
キラキラ会の仲間がいて、役員さんたちだって優しく接してくれる、ゆゆ裕輔さんも・・・
だから大丈夫。
「こんにちは、渡辺彬です。えっと、瀬緒、先輩」
「こんにちは、彬くん。瑠希愛がたくさん迷惑をかけたみたいだね、ごめんね」
あっという間に美貌の王子として有名になった瀬緒先輩は、本当に綺麗な人だった。
副会長にも劣らない笑顔で僕に接してくれる。
「さく兄、今日おごってくれるんだろっ」
「うん、もちろんだよ。彬くんも好きなの頼んでね」
「あ、ありがとうございます・・・」
「俺、オムライスッ」
「瑠希愛はそればっかりだね、彬くんは?」
「えっと、じゃカレーを・・・」
そんな美貌で覗き込まれたら緊張しちゃうなぁ。
いろんな意味で騒ぐ胸をなんとか沈めて、僕はカレーが来るのをおとなしく待った。
ああ、あちこちからすごく視線を感じる・・・
この人の親衛隊かな・・・
役員さんたちの親衛隊は大丈夫だけど、この人の親衛隊はこうやって近づく僕をどう思っているんだろ?
この人はどう統率をとっているのか、すごく心配になってきた。
それに姫宮くんのFCだって・・・
そんな不安も抱えてあまり食欲のないなか、ウェイターの持ってきたカレーをゆっくりと口にした。
キャー
お素敵ですー
なんて、悲鳴が聞こえる。
あ、役員さんの誰かが来たのかな?
「あれれ、ナベちゃんじゃーん」
あ、藤村先輩だ。
「奏っ、違、藤村、先輩っ」
姫宮くんは一瞬以前のように名前呼びしそうになって、慌てて言い直した。
「姫宮、とおやおや瀬緒じゃーん、なになに、ナベちゃんお見合いー?」
「ちちちちち違いますよっ」
何を言い出すんだこの人はっ!
「どうも、藤村くん」
瀬緒さんは動じることもなく、笑顔で挨拶。
「どもども、あはは、その嘘くさい顔マジうけるー」
「それはどうも藤村くん」
「せせせ、先輩」
「奏、何言ってんだよっ」
「あーん、てめーが三井に言ったことじゃん」
ど、どうしたんだろう藤村先輩、すっごく怖い顔してる。
「なっ、なんでそんなこと言うんだっ!」
「瑠希愛っ!」
以前のように怒鳴る姫宮くんに、瀬緒さんが一喝。
「あ、俺、ごめん、さく兄・・・」
「以前、瑠希愛が迷惑をかけたみたいで、僕からも謝るよ。悪かったね」
「あはは、いいのいいの俺らが馬鹿だっただけだから、ごめんねー姫宮、ちょーっとからかいすぎたねー」
「藤村先輩・・・」
「ナベちゃーん、ごめんねー、許してー」
もうそんなにシナつくって、寄りかからないでくださいよ。
「僕は良いんですが、その・・・姫宮くんが・・・」
「俺は大丈夫だっ、俺が悪かったんだからっ、気にすんなアキラっ」
「あはは、いいこだね。ナベちゃん、また遊びに来てね、皆待ってるからー」
「あ、はい」
実は生徒会室にはアキラたちと何度か遊びに行ってるんだ。
「瀬緒もごめんねー」
「いや、気にしてないから、役員さまが気軽に声をかけてくれて嬉しいよ」
ホッとした。
姫宮くんも安心したのか、オムライスをがっつき始めた。
それじゃ僕も・・・と思った耳に聞こえてきた藤村先輩の声。
姫宮くんは、ここのオムライス本当に最高とか叫んでて、聞こえなかったみたい。
でも、僕にははっきりと聞き取れた・・・
「三井と違って身についてないよ、嘘笑い」
いったいどんな表情でそれを言ったのかはわからない。
慌てて顔を上げたけど、藤村先輩は既にそこにいなかったから。
