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★キラキラ 第二への前章(閑話章)★

[アーちゃん■不気味]


今日の俺は1人で食堂にて弁当ターイム。
もちろんもじゃが気になったから。
さてさて、あの変化は一体なんなんだろうね。

朝もじゃを見た俺は、他の奴らのようにその可愛らしい貌に魅了されることはなかった。
ま、当然です。
だが、それはもじゃが男だからとか、好みの美形じゃないからとかが理由じゃない。
俺にはもじゃが、全身に鳥肌が立ちそうなほど、不気味なモノに感じたからだ。

見た目だけではなく、態度もだいぶ改めて、本来ならまともになったと喜ぶことなのに・・・だ。

説明は上手くできない、ただそう感じただけ。
だから確かめたい、あの不気味な存在が本当にまともになったのかどうかを。

今朝のことを思い出していた俺の耳に嬌声があがった。
おでましのようだ、我が学園の誇るアイドル軍団が・・・
さて、もじゃは――やはり、いた。

「うきょっ、あ、違っ、三井、先輩、藤村先輩、一条先輩、東峰先輩っ! 久しぶり、ですっ!」

もじゃが素顔を晒したことは噂として広まったが、ここに居る生徒の大半は初対面だ。
本来なら役員をもじゃからガードするはずの親衛隊も、一体誰なのかと戸惑っている。

役員たちの努力の結果、彼らは近づいた相手を無闇に警戒しなくなった。
それが役員の許す生徒なら、その行動を邪魔することも禁止された。
だから皆一様に役員の表情を見、相手が役員の許す者かどうかを見定める。

「ま、さか・・・姫宮く、ん・・・?」

最初に反応したのは副会長。

「うん、俺鬘取ったんだっ、です」

「姫宮って、まじでーっ!?」

「・・・・・・」

「・・・とっとと飯食うぞ」

東峰はほとんど動じることもなく、役員たちを促す。

「待て、あ、待ってくださいっ、俺迷惑かけて悪かったっ、です。今後気をつけ、ます」

これには参った、全員あぼーんだ。
それだけ言いたかったんだっ、なんて愛くるしい笑顔で、役員から遠く離れた席へと座ったもじゃ。
まだ呆然自失の役員に渇を入れ、東峰たちは2階へと移動した。

俺は騙されないぜ、もじゃ、お前は一体何者なんだ・・・?
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