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★キラキラ 第二への前章(閑話章)★

[アーちゃん■それは粛々と進んだ]


粛々と会は進んだ。

普段なら、夏の注意事項やインターハイ、各大会に向けての激励などなどの生徒総会が、今年は一味違う。
それもそのはずだ、庶務を任されていた双子のリコールが正式に風紀委員長から発表されたから。
場内は騒然、東峰の一喝で静まり返る。
しかし、一番騒ぎそうな親衛隊は、隊長が舞台に上がり、正式な解散を告げた。
もう機能はしてなかったからね、仕方ない。
そして、これも騒ぐだろうと予想していた双子たちは、意外にも素直にそれを受け入れ、クラス落ちにも従った。

たかがあんな転校生にはまって、責務を放棄し、無駄に学園を荒らしたのだから仕方ない。
しかも、それを単なる遊びと位置づけていたのが、東峰を怒らせた理由だ。

他役員だって、やっていたことは同じ、しかし微妙に違う。
少なくともあの転校生に惚れて、愚かにも盲目状態となっていたのだ。
アッくんへの行為も歪んだ嫉妬から、それは許されはしないけど、だけどそこには何かしらの思いがあった。

だけどな、双子、お前たちは違ったろ。
暇つぶしに転校生に引っ付き、アッくんを貶めたろ。
だから、アキラも俺も誰もお前たちだけは救わない。当然だ。

辺りを見ると泣いている生徒が数人いた。
あー、双子の元親衛隊かな?
彼らにほんの少しの同情が沸いたけど、憤怒の気持ちも同じく沸いた。
そこまで思っているなら、なぜあいつらを体を張ってでも諌めなかったんだい。

「これで、すっきりしましたね」

隣りに座るアキラが、心持ち暗い表情でそう言った。

「だねー、あーすっきりした」

実はあんたらを守っていた存在――親衛隊を無くし、生徒会という肩書きと信頼を無くした双子のこれからは、少しだけ想像がつく。
だけどね、同情はしないから、これは自業自得だから・・・ね。
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