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★キラキラ 第一章★

[アキラ■別人でしょ]


「「どっちがどっちだ」」

「右が水野ソラ、左が水野レミ、そろそろ終わっていいか」

「「なんで、なんであんたらわかるの?」」

アッキーにまで5回も当てられ意気消沈の双子です。

「あのですね、当てられて嬉しかったのでしょ、なぜそれほど落ち込む必要があるのですか」

「「だって、だって、僕たちそっくりなのに、どうして・・・」」

「なるほど、本当は当てられたくなかった・・・と、双子は双子なりに共依存してたのですね。面倒くさい方々ですね」

「「共依存?」」

「あなた方は2人で1人と思って育って来られたようですね。そして当てられてショックを受ける。ですが転校生のときはどうでしたか? 当てられてどう感じたのですか?」

「「それは・・・」」

「転校生は本能とでも言うべき野生の勘のみで見分け、僕たちはあたな方を確実に別々の人物として見分けている・・・と感じたのではないですか?」

「「・・・うん、そう・・・かも」」

「だから、転校生にはむかつかなかった。しょーもない人たちですね」

「・・・なんで分かったの」

「どうして分かったの」

おや、微妙にステレオではなくなりましたね。

「簡単です。この世に100%の整合率の一卵性双生児など存在しないからです。どこかしら必ず違うのです。例えばそっくりだと評判の双子の顔を機械で判定すれば、しょせん80%くらいなのです。顔だけでもそうなのですから、体つき、立居振る舞いすべてが、僕にはそっくりに見えなかったそれだけですよ。ちなみにアッキーはあなたたちの気配で判別しています。つまり、あなたがたはどっから見ても別人でしかありえないのです。以上、今度こそお終いです」

「僕たちは・・・」

「別人・・・」

「当然です。それとも本気で同一人物だとでも思っているのですか? それならそれで良いでしょう。どうぞお好きに」

何やら放心しておりますが、切り捨てる予定の者に興味はありません。
せっかくアッキーがお迎えに来てくれたのですから、さっさと消え去ることにしましょう。
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