名前はほぼ出さない文体が中心です
途切れないもの―その後―
空欄は『如月』になります
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「社長。また如月さんにお見合いの依頼が…」
「――探偵社への依頼以外は、断って構わん」
本来、国家機密である『葬送』の異能。
半年前、異能が分離する事象が公表され、
同時に彼女の異能も機密から外された。
・異能の分離は稀であること。
・使役型の異能でないと分離しないこと。
・暴走の際は、特務課と軍警の特殊部隊、
武装探偵社が対処すること。
それらの確定事項が功を奏し、
世間は落ち着きを取り戻しつつある。
「異能使うところ、放送されましたからね」
「それに、血縁者以外からは生まれない
『特殊異能』ってのも、どこからか漏れちゃいましたし」
敦と谷崎が顔を見合わせる。
「あと、お綺麗な方ですし…」
放送直後、局に問い合わせが殺到したと、
プロデューサーが言っていた。
異能の分離と、それに対応出来る異能。
それを世間に知らせる必要がある…と内務省から通達があり、如月の異能使用を動画で公開したのだ。
遠目で、顔は鮮明でない状態にしたが、
ニュースで流れる頃には、表情まで分かるように解像度が上がっていた。
憶測が飛び交う前に、と
武装探偵社の社員であることを公表。
――そして今に至る。
「下の喫茶店も、如月さん目当てで来てる人多いみたいですよ」
「それは…、詫びに行かねばならんな」
「通勤時は大丈夫なんでしょうか……
如月さんは"問題ない"って言ってましたが」
「それは大丈夫」
乱歩が断言する。
「ねえ?社長」
「ああ。問題ない」
「え?…あ、もしかして社長が護衛してるんですか?」
「と言うか、社長と暮らしてるし」
あっけらかんと爆弾を落とす乱歩。
「そうなん……、
―――えっ?!、えぇっっ?!」
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