名前はほぼ出さない文体が中心です
『依頼』
空欄は『如月』になります
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「止まれ!逆らえば逮捕する」
福地の顔がよぎる。
自分との関係は、既に調べられているだろう。
特高課の事案に介入すれば、
双方、徒では済まないはずだ。
「厄介、だな」
「福沢さん」
今度は明瞭な声。
視線が重なる。
彼女の手には名刺
「福沢さん、貴方に依頼します。
どうか彼女を、咲衣を助けて……っ」
「――承った」
一瞬のうちに、軍警が薙ぎ倒される。
「何をする!?警護任務は終了したのだろう」
「ならば、今の俺は、ただの用心棒だ」
「なっ……」
素手の男一人に、
銃を持った軍警が倒されていく。
瞬きの間に数人――。
男を背に、彼女は立ちはだかる。
「どいて。お願い……」
刃を持つ手が震えている。
「咲衣……よく、見て」
指の先、咲衣の頭上。
白銀の翼が広がっていた。
継いだ、あの日のように――。
「解かれても、守りたいんだって。貴女を」
鳥が、濡れた頬に嘴を寄せる。
紐が風に揺れ、
ゆっくりと絡まっていった。