『異能』
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「だが、異能についての情報は必要だ。
もちろん、貴女がよければ…の話だが」
踏み込まない。
だが、見放すわけでもない言葉。
「――私の異能は『過去改変』です。
私が生まれてから、今までにあった出来事を書き換えることが出来ます」
「書き換えることが出来るのは、その出来事につき一度だけ。思った通りの結果にならなくても、それは覆せない」
「命も…、死も書き換えられます」
福沢が目を見開く。
使い方次第では、
国を滅ぼすことも可能な異能。
「ただ、……恐らくですが、
因果関係は断ち切れない」
「確証は、無いと?」
「はい。異能を使ったのは一回だけなので」
――過去の事故
その時の一度のみ、ということか。