名前はほぼ出さない文体が中心です
『出会い』
空欄は『如月』になります
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依頼を受け数日、
何も、起きない。
「今まで、身の危険を感じたことは」
「特に、ないです」
「脅迫、など」
「ないです」
可能性を考慮し警護を依頼することは、ある。
だが……
「失礼」
男の声
家主に了承を待たず上がり込んでくる。
福沢を一瞥し、舌打ちをした。
「以前お話しした内容について、ご一考、いただけましたか?」
「最初に申し上げた通り、お断りします」
「大勢の人が救われる可能性を棄てると」
「確定ではありません」
「貴女のその異能は、国のために使われるべきです」
「……そう、なのでしょう。
それでも、お断りします」
静かに頭を下げ、目を伏せる。
拒絶。
「――また、来ます。よく考えてください」
「内務省、異能特務課」
机上の名刺を見る
「依頼主の言っていた“国の保護下“とは
内務省への入省、か」
「そうだと…思います」
「断っていたように見受けられたが」
「はい」
「――そうか」
言葉はそこで終わった。
理由も、説得もない。
ただ、受け止める。
それが、心地良いと思った。