フロイド・リーチ
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「あぢぃ~」
口に含む棒アイスさえも生温く感じる。
冷たい珊瑚の海育ちのオレは夏が苦手。
オレより苦手なジェイドは珍しくどっかで身を潜めてるし、もっと苦手なアズールは最近姿を見かけない。
蛸壺にでも引っ込んでんの?
「オレもどっかで涼も…」
いつもだらしなく着てる制服だけど、今日はいつもより暑い気がするから、上着を脱いでシャツのボタンを全開にする。
どこで涼もうか…と廊下を歩いていた時だった。
中庭からキャーだのウワーだの声が聞こえる。
何?ちょーうるさいんだけど。
ただでさえ暑くてイライラしてんのに、騒がしい声は俺をもっとイライラさせる。
廊下を歩きながら見えた中庭。
そこに居たのは1年生。
「カニちゃん…あっ、小エビちゃん……」
いつもなら小エビちゃんを見つけるとジェイドが止めるのも聞かずに抱き付くオレだけど、今日は無理。
だって、暑くてベタベタするし。
でも、小エビちゃんがカニちゃん達と楽しそうにしてるのは何か腹立って気付いた時には中庭に居た。
『あれ、フロイド先輩!今日は1人ですか?』
「暑いからね~ジェイドはどっかで隠れてる~」
それよりさぁ、何してんの?と、オレの胸くらいまでしかない小さい小エビちゃんの顔を覗き込む。
その時だった、背中にベチャって何かが当たってちょっとひんやりした。
直ぐ生温くなったけど。
えっ、何、これ?
「ゲッ、フロイド先輩!何でそこに…」
振り向くとカニちゃんが慌てた顔してる。
右手に持ってるそれは何?
『水風船って言うんです』
水玉模様のゴムみたいなプヨプヨしたやつを小エビちゃんに手渡される。
私が来た世界の物なんですけど、まさかサムさんの購買にあるとは思いませんでした、って言いながら、えいってそれを地面に投げつけた。
簡単に弾けたそれから水が飛び出て、地面に痕を残す。
『で、これを投げ合って遊ぶんです』
って言いながら、今度はカニちゃんに投げ付ける。
「ちょっ、おい、ユウ!今の反則だろー!冷めてー!」
「やーいエース!ざまぁねぇんだゾ!」
アザラシちゃんやサバちゃんも一緒になって、水玉模様のそれを投げ合って遊んでる。
何がそんなに楽しいんだろ、暑いのには変わりないじゃん…って思ってたら、カニちゃんが投げたやつが小エビちゃんの肩にクリーンヒット。
お返しー!とか言いながら逃げるカニちゃんを追いかけようとする小エビちゃん。
オレの前を通り過ぎた時に、異変に気付く。
「えっ、ちょっ、小エビちゃんっっ!」
小エビちゃんって自分がメスだって事分かってんのかな?
そんな格好してたら、学校中の稚魚がわらわら寄って来ちゃうよ?
『フロイド先輩?』
「カニちゃんはー、オレがやっつけてあげるから小エビちゃんは暑いけどこれ羽織ってな?」
頭からスッポリ、オレの制服の上着を被せたら、えっ、やだ暑いです!とか言って剥ごうとする。
「オレ以外にぃ、可愛いピンクのブラジャー見せたいの?そんな事したら、絞めちゃうよ?アハッ」
小エビちゃんの耳元でそう言えば、顔真っ赤にして自分の服装見て慌ててた。
ありがとうございます…ってすっげー小さい声で言うから、何かもうとりあえず耳に噛み付いた。
「おい、ユウ!何やってんだ…ってフロイド先輩!?何すか、その攻撃的な感じ!」
「今からぁ、オレが遊んであげる~」
そっからはオレの独壇場。
小エビちゃんが水玉模様のプヨプヨしたやつどんどん作ってくれるから、オレはそれを受け取ってカニちゃんサバちゃんアザラシちゃんに投げまくった。
ギブアップ~って3人がバタバタ倒れて行くのを見たらちょー気分良くて、小エビちゃん見たら小エビちゃんもめっちゃ笑ってて。
で、せんぱーい!ってオレの事呼ぶから上機嫌で近付いたらホースの先をこっちに向けて思い切り水をかけられる。
こんなの小エビちゃん以外がしたら即絞め上げてるけどね。
ビチャビチャになって体に張り付くシャツを脱いでたら、あー楽しかったなんて近寄ってくる小エビちゃん。
「ねぇ、小エビちゃん?」
『何ですか、フロイド先輩?』
「オレの部屋でもっと濡れよっか?」
すんげー真っ赤な顔してオレの事見上げてきた、小エビちゃん。
いたずらっ子にはお仕置きしちゃうよ?
end
口に含む棒アイスさえも生温く感じる。
冷たい珊瑚の海育ちのオレは夏が苦手。
オレより苦手なジェイドは珍しくどっかで身を潜めてるし、もっと苦手なアズールは最近姿を見かけない。
蛸壺にでも引っ込んでんの?
「オレもどっかで涼も…」
いつもだらしなく着てる制服だけど、今日はいつもより暑い気がするから、上着を脱いでシャツのボタンを全開にする。
どこで涼もうか…と廊下を歩いていた時だった。
中庭からキャーだのウワーだの声が聞こえる。
何?ちょーうるさいんだけど。
ただでさえ暑くてイライラしてんのに、騒がしい声は俺をもっとイライラさせる。
廊下を歩きながら見えた中庭。
そこに居たのは1年生。
「カニちゃん…あっ、小エビちゃん……」
いつもなら小エビちゃんを見つけるとジェイドが止めるのも聞かずに抱き付くオレだけど、今日は無理。
だって、暑くてベタベタするし。
でも、小エビちゃんがカニちゃん達と楽しそうにしてるのは何か腹立って気付いた時には中庭に居た。
『あれ、フロイド先輩!今日は1人ですか?』
「暑いからね~ジェイドはどっかで隠れてる~」
それよりさぁ、何してんの?と、オレの胸くらいまでしかない小さい小エビちゃんの顔を覗き込む。
その時だった、背中にベチャって何かが当たってちょっとひんやりした。
直ぐ生温くなったけど。
えっ、何、これ?
「ゲッ、フロイド先輩!何でそこに…」
振り向くとカニちゃんが慌てた顔してる。
右手に持ってるそれは何?
『水風船って言うんです』
水玉模様のゴムみたいなプヨプヨしたやつを小エビちゃんに手渡される。
私が来た世界の物なんですけど、まさかサムさんの購買にあるとは思いませんでした、って言いながら、えいってそれを地面に投げつけた。
簡単に弾けたそれから水が飛び出て、地面に痕を残す。
『で、これを投げ合って遊ぶんです』
って言いながら、今度はカニちゃんに投げ付ける。
「ちょっ、おい、ユウ!今の反則だろー!冷めてー!」
「やーいエース!ざまぁねぇんだゾ!」
アザラシちゃんやサバちゃんも一緒になって、水玉模様のそれを投げ合って遊んでる。
何がそんなに楽しいんだろ、暑いのには変わりないじゃん…って思ってたら、カニちゃんが投げたやつが小エビちゃんの肩にクリーンヒット。
お返しー!とか言いながら逃げるカニちゃんを追いかけようとする小エビちゃん。
オレの前を通り過ぎた時に、異変に気付く。
「えっ、ちょっ、小エビちゃんっっ!」
小エビちゃんって自分がメスだって事分かってんのかな?
そんな格好してたら、学校中の稚魚がわらわら寄って来ちゃうよ?
『フロイド先輩?』
「カニちゃんはー、オレがやっつけてあげるから小エビちゃんは暑いけどこれ羽織ってな?」
頭からスッポリ、オレの制服の上着を被せたら、えっ、やだ暑いです!とか言って剥ごうとする。
「オレ以外にぃ、可愛いピンクのブラジャー見せたいの?そんな事したら、絞めちゃうよ?アハッ」
小エビちゃんの耳元でそう言えば、顔真っ赤にして自分の服装見て慌ててた。
ありがとうございます…ってすっげー小さい声で言うから、何かもうとりあえず耳に噛み付いた。
「おい、ユウ!何やってんだ…ってフロイド先輩!?何すか、その攻撃的な感じ!」
「今からぁ、オレが遊んであげる~」
そっからはオレの独壇場。
小エビちゃんが水玉模様のプヨプヨしたやつどんどん作ってくれるから、オレはそれを受け取ってカニちゃんサバちゃんアザラシちゃんに投げまくった。
ギブアップ~って3人がバタバタ倒れて行くのを見たらちょー気分良くて、小エビちゃん見たら小エビちゃんもめっちゃ笑ってて。
で、せんぱーい!ってオレの事呼ぶから上機嫌で近付いたらホースの先をこっちに向けて思い切り水をかけられる。
こんなの小エビちゃん以外がしたら即絞め上げてるけどね。
ビチャビチャになって体に張り付くシャツを脱いでたら、あー楽しかったなんて近寄ってくる小エビちゃん。
「ねぇ、小エビちゃん?」
『何ですか、フロイド先輩?』
「オレの部屋でもっと濡れよっか?」
すんげー真っ赤な顔してオレの事見上げてきた、小エビちゃん。
いたずらっ子にはお仕置きしちゃうよ?
end