大田×大野×佐藤×高井
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
真っ白な肌と真っ白なセーラー制服。
雲ひとつない晴天の下、砂浜を走るふたりの女の子から目が離せなくて。
「どこの制服だろうね、あのセーラー」
隣を歩く大田ですら分からない制服なら、私に分かるはずない。
なんだろう、目が離せなくて。ただ砂浜を走ってる女の子がいるだけなのに。
通学路な故、毎日ここを通るから。次の日も、また次の日も、帰宅中に絶対にいるあのふたり。
いつもなら大田がいるけど、今日は委員会が長くなるとかで先に帰ってと言われ、ひとり寂しく帰る。静かなひとりきりの空間に響くのは、いつものふたりの声。
楽しそうでいいな。私の幼なじみもまだ生きてたら、同じ制服に袖を通して、
幼なじみ?
あぁ、なんだ。あのふたりって。
「おーた」
「ゆう、おはよ」
「あのふたりいるじゃん」
「うん」
「誰だか思い出した」
「思い出した?と言うと?」
「おーたも知ってると思うんだけど」
「ゆうも私も知ってる人?」
「りかとまなみ、覚えてる?」
「覚えてるも何も、」
「忘れられるわけないでしょ」
あの日も雲ひとつない晴天。四人で遊びに行った帰り道。靴紐が解けた愛実と、それを待っていた俐香が歩き出した途端に消えた。消えたって言っても、うん。思い出したくもないけど。
「結局お互い好きって伝えられてないね」
「多分そういう運命だったんじゃない?」
その日からぱったりあのふたりを見ることは無かった。
神様ってもしかして。なんて思ったけど。あまりにも残酷じゃないですか?
雲ひとつない晴天の下、砂浜を走るふたりの女の子から目が離せなくて。
「どこの制服だろうね、あのセーラー」
隣を歩く大田ですら分からない制服なら、私に分かるはずない。
なんだろう、目が離せなくて。ただ砂浜を走ってる女の子がいるだけなのに。
通学路な故、毎日ここを通るから。次の日も、また次の日も、帰宅中に絶対にいるあのふたり。
いつもなら大田がいるけど、今日は委員会が長くなるとかで先に帰ってと言われ、ひとり寂しく帰る。静かなひとりきりの空間に響くのは、いつものふたりの声。
楽しそうでいいな。私の幼なじみもまだ生きてたら、同じ制服に袖を通して、
幼なじみ?
あぁ、なんだ。あのふたりって。
「おーた」
「ゆう、おはよ」
「あのふたりいるじゃん」
「うん」
「誰だか思い出した」
「思い出した?と言うと?」
「おーたも知ってると思うんだけど」
「ゆうも私も知ってる人?」
「りかとまなみ、覚えてる?」
「覚えてるも何も、」
「忘れられるわけないでしょ」
あの日も雲ひとつない晴天。四人で遊びに行った帰り道。靴紐が解けた愛実と、それを待っていた俐香が歩き出した途端に消えた。消えたって言っても、うん。思い出したくもないけど。
「結局お互い好きって伝えられてないね」
「多分そういう運命だったんじゃない?」
その日からぱったりあのふたりを見ることは無かった。
神様ってもしかして。なんて思ったけど。あまりにも残酷じゃないですか?
1/1ページ
