鶴崎×松尾
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まただ。
原稿に埋もれた…とは言わないけど、原稿用紙のフォーマットに一心不乱に文字を打ち込む彼女、ではなく、担当している先生。
周りにはおにぎりを包んでいたであろうラップと、経口ゼリーとエナジードリンク。ボサボサな髪の毛をひとつにまとめて、ずり落ちた眼鏡と、濃く残る隈。
執筆中でなければ、こんな姿を見ることはない。どちらかといえば、丁寧な暮らしという言葉が似合う人。
そんな人も、締切に追われるとなると、書斎に籠りきり。酷い時は1週間出てこなかったこともある。
現在締切から二日後。自分の仕事が忙しかったのもあり、電話もさることながら、会いに行くことも出来ず。インターホンを鳴らしても出てくる気配がなくて。合鍵を使って、家に入ればこの有り様で。
「先生、またですか?無理なら無理と電話なりしてくださいと何度も、」
「ごめんね、さくちゃん」
なんて、書斎から出てきた仁香ちゃんは、雪崩込むように私に寄りかかってきて。
「こんなになるなら、先に言ってよ。飛んでくるのに」
「さすがに、仕事してるさくちゃんに迷惑かけられないよ」
「締め切りも守らない人に、そう言われるほど弱くないです」
「そっか」
「ところで鶴崎先生、原稿は終わりましたか?」
「さっき終わったよ、いまデータ書き出してくるから」
「終わったならいいです」
「にこちゃんお腹すいてる?」
「ぺこぺこ」
「がっつりしたのと、さっぱりしたの、どっちがいい?」
「さっぱりで」
「りょうかい。ってことで、お風呂入っておいで。ご飯作っておく」
「ありがとさくちゃん」
仁香ちゃんがお風呂上がるまでに、さっぱりしたものを…、うーん。あ、冷凍してある豚バラがある。野菜はさっき買ってきたし。豚しゃぶでいいか。
「お風呂あがったよ」
「ご飯できたよ」
先ほどよりはすっきりした仁香ちゃん。目の前に並ぶご飯を口いっぱいに詰め込んで、もぐもぐしてるの可愛い。
「ふふ、かわいい」
「……?」
「週末空いてる?」
「もちろん」
「久しぶりにデートしよ」
「待たせすぎたね」
「ほんとに」
きっと、これから私が忙しくなるだろうから。つかの間の休息を、あなたと。
原稿に埋もれた…とは言わないけど、原稿用紙のフォーマットに一心不乱に文字を打ち込む彼女、ではなく、担当している先生。
周りにはおにぎりを包んでいたであろうラップと、経口ゼリーとエナジードリンク。ボサボサな髪の毛をひとつにまとめて、ずり落ちた眼鏡と、濃く残る隈。
執筆中でなければ、こんな姿を見ることはない。どちらかといえば、丁寧な暮らしという言葉が似合う人。
そんな人も、締切に追われるとなると、書斎に籠りきり。酷い時は1週間出てこなかったこともある。
現在締切から二日後。自分の仕事が忙しかったのもあり、電話もさることながら、会いに行くことも出来ず。インターホンを鳴らしても出てくる気配がなくて。合鍵を使って、家に入ればこの有り様で。
「先生、またですか?無理なら無理と電話なりしてくださいと何度も、」
「ごめんね、さくちゃん」
なんて、書斎から出てきた仁香ちゃんは、雪崩込むように私に寄りかかってきて。
「こんなになるなら、先に言ってよ。飛んでくるのに」
「さすがに、仕事してるさくちゃんに迷惑かけられないよ」
「締め切りも守らない人に、そう言われるほど弱くないです」
「そっか」
「ところで鶴崎先生、原稿は終わりましたか?」
「さっき終わったよ、いまデータ書き出してくるから」
「終わったならいいです」
「にこちゃんお腹すいてる?」
「ぺこぺこ」
「がっつりしたのと、さっぱりしたの、どっちがいい?」
「さっぱりで」
「りょうかい。ってことで、お風呂入っておいで。ご飯作っておく」
「ありがとさくちゃん」
仁香ちゃんがお風呂上がるまでに、さっぱりしたものを…、うーん。あ、冷凍してある豚バラがある。野菜はさっき買ってきたし。豚しゃぶでいいか。
「お風呂あがったよ」
「ご飯できたよ」
先ほどよりはすっきりした仁香ちゃん。目の前に並ぶご飯を口いっぱいに詰め込んで、もぐもぐしてるの可愛い。
「ふふ、かわいい」
「……?」
「週末空いてる?」
「もちろん」
「久しぶりにデートしよ」
「待たせすぎたね」
「ほんとに」
きっと、これから私が忙しくなるだろうから。つかの間の休息を、あなたと。
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