大越×海邉
夢小説設定
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何も出来ない自分が嫌になる。嫌になっても、その捌け口が泣くことしか出来なくて、それもまた嫌になる。
体の水分が全て涙に変わって、喉もカラカラで。だけど動く気になれなくて、部屋の隅に蹲る。このまま消えてしまえればどれだけいいか。
何故か近くに転がっていたカッターを手に取る。最近ネットショッピングした時に開封するのに使ってのしまい忘れか。
カチカチとゆっくり刃を出す。すこしガタガタしていて、多分すぐには治らない傷になる。そんなこと分かってる。やらない方がいいに決まってる。
でも、泣き疲れて正常な思考には至らない私の脳内は、左手に既に信号を出していたようで。気付けば、生暖かいものが腕を伝う。いつもより深く切りすぎたのか血は止まらない。
「ははっ、またやっちゃった」
このまま放置するのも良くないけど、救急箱のある棚まで移動するのも億劫で。
「また間違えたなあ、」
ひとしきり泣いて、腕を切って、そんな疲れることしてないはずなのに、脳だけは良くないことをぐるぐる考え続けているせいで、眠気が襲う。この後のことは、未来の自分に任せてしまおう。きっと、どうにかしてくれる。
今までそうしてきたから。ひとりでも大丈夫。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
鼻歌が聴こえる。私のスマホの着信音では無い音が。おまけに、部屋の隅にいたのが最後の記憶なのに、ソファーに移動しているし。
おどろおどろしくなっていた腕も、軽く包帯が巻かれていて。
「あ、なの起きた」
「、あかり?」
「全然連絡返してくれないから来てみたらさ」
「それはごめん」
「謝らなくてもいいんだよ、でもね、辛くなったら呼んでよ、いつでも来るから」
「なのがよく力になりたいって言うけど、それは私も同じだから」
そっか。そうだよね。
「ご飯食べいこ」
「何食べいく?」
「なべ」
「決まり」
「怒らないんだね」
「怒って、嫌な気持ちになりたくない」
「朱莉らしいわ」
もう陽は落ちて真っ暗な道をふたり並んであるく。
「何も出来なくていいんだよ」
「、え?」
「何も出来なくても、一緒ならきっと大丈夫、出来るよ」
「そっかぁ」
「泣いてもいいからね」
「朱莉もね」
「そうだね」
体の水分が全て涙に変わって、喉もカラカラで。だけど動く気になれなくて、部屋の隅に蹲る。このまま消えてしまえればどれだけいいか。
何故か近くに転がっていたカッターを手に取る。最近ネットショッピングした時に開封するのに使ってのしまい忘れか。
カチカチとゆっくり刃を出す。すこしガタガタしていて、多分すぐには治らない傷になる。そんなこと分かってる。やらない方がいいに決まってる。
でも、泣き疲れて正常な思考には至らない私の脳内は、左手に既に信号を出していたようで。気付けば、生暖かいものが腕を伝う。いつもより深く切りすぎたのか血は止まらない。
「ははっ、またやっちゃった」
このまま放置するのも良くないけど、救急箱のある棚まで移動するのも億劫で。
「また間違えたなあ、」
ひとしきり泣いて、腕を切って、そんな疲れることしてないはずなのに、脳だけは良くないことをぐるぐる考え続けているせいで、眠気が襲う。この後のことは、未来の自分に任せてしまおう。きっと、どうにかしてくれる。
今までそうしてきたから。ひとりでも大丈夫。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
鼻歌が聴こえる。私のスマホの着信音では無い音が。おまけに、部屋の隅にいたのが最後の記憶なのに、ソファーに移動しているし。
おどろおどろしくなっていた腕も、軽く包帯が巻かれていて。
「あ、なの起きた」
「、あかり?」
「全然連絡返してくれないから来てみたらさ」
「それはごめん」
「謝らなくてもいいんだよ、でもね、辛くなったら呼んでよ、いつでも来るから」
「なのがよく力になりたいって言うけど、それは私も同じだから」
そっか。そうだよね。
「ご飯食べいこ」
「何食べいく?」
「なべ」
「決まり」
「怒らないんだね」
「怒って、嫌な気持ちになりたくない」
「朱莉らしいわ」
もう陽は落ちて真っ暗な道をふたり並んであるく。
「何も出来なくていいんだよ」
「、え?」
「何も出来なくても、一緒ならきっと大丈夫、出来るよ」
「そっかぁ」
「泣いてもいいからね」
「朱莉もね」
「そうだね」
