大越×海邉
夢小説設定
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窓側のいちばん後ろ、の隣。自分史上いちばんの特等席。
好きな人をずっと眺められて、おまけにいちばんに話しかけられるから。
お昼休み、この時間が毎日楽しみで。ひなのの机にふたりでお弁当を広げて、ちょっと狭いけど、出席番号が前後で座席が前後だった時からの名残。同じクラスになってから、毎日お弁当はひなのと。
「ん、放課後暇?」
「暇だけど」
「食べたいものあるから、一緒に行かない?」
「いいよ」
よっしゃ、放課後デートや。
そんなこと言ってるけど、この気持ちをひなのに伝えるつもりはない。仲の良い友達でタイムリミットを迎えて、あの頃も楽しかったなと。それでいい。
そんなこんなで放課後。学校の最寄りから三駅先の大きい駅で降りる。
「何が食べたいの?」
「久しぶりにいちご大福食べたくってさぁ」
「なんで私が?」
「ひとりで食べるより良いかなって」
「ふーん」
内心嬉しすぎるのに、そっけない返事しかできないのが悔しい。
「顔に嬉しいって書いてあるよ」
ふふっと笑って、「はいこれ、そこで食べよ」と、買ったものを渡してきた。顔にそんなに出てたって…
「そろそろね、あかりに聞きたいことがあって」
「…うん」
「自信ないんだけどさ、あかりって私のこと好きでしょ?」
「……」
「ごめんね、変なこと聞いたね」
「あの、さ」
「うん」
「それって、ひなのも私のこと好きってこと?」
「へへっ、そうだよ」
その笑い方、ずるい。眉を下げて目が細くなる笑い方。
「好きだなぁ」
「えっ?」
「そうやって、表情に全部出るところ。あかりの好きなところ」
「ずるいじゃん、伝えたからって、全部言うの」
「あかりからの返事が聞きたいなぁ」
心の準備をするから。あとちょっと待って。すぐ伝えるから。
ニコニコして待っているひなのの方を向いて。
「好き」
好きな人をずっと眺められて、おまけにいちばんに話しかけられるから。
お昼休み、この時間が毎日楽しみで。ひなのの机にふたりでお弁当を広げて、ちょっと狭いけど、出席番号が前後で座席が前後だった時からの名残。同じクラスになってから、毎日お弁当はひなのと。
「ん、放課後暇?」
「暇だけど」
「食べたいものあるから、一緒に行かない?」
「いいよ」
よっしゃ、放課後デートや。
そんなこと言ってるけど、この気持ちをひなのに伝えるつもりはない。仲の良い友達でタイムリミットを迎えて、あの頃も楽しかったなと。それでいい。
そんなこんなで放課後。学校の最寄りから三駅先の大きい駅で降りる。
「何が食べたいの?」
「久しぶりにいちご大福食べたくってさぁ」
「なんで私が?」
「ひとりで食べるより良いかなって」
「ふーん」
内心嬉しすぎるのに、そっけない返事しかできないのが悔しい。
「顔に嬉しいって書いてあるよ」
ふふっと笑って、「はいこれ、そこで食べよ」と、買ったものを渡してきた。顔にそんなに出てたって…
「そろそろね、あかりに聞きたいことがあって」
「…うん」
「自信ないんだけどさ、あかりって私のこと好きでしょ?」
「……」
「ごめんね、変なこと聞いたね」
「あの、さ」
「うん」
「それって、ひなのも私のこと好きってこと?」
「へへっ、そうだよ」
その笑い方、ずるい。眉を下げて目が細くなる笑い方。
「好きだなぁ」
「えっ?」
「そうやって、表情に全部出るところ。あかりの好きなところ」
「ずるいじゃん、伝えたからって、全部言うの」
「あかりからの返事が聞きたいなぁ」
心の準備をするから。あとちょっと待って。すぐ伝えるから。
ニコニコして待っているひなのの方を向いて。
「好き」
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