松本×中川
夢小説設定
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放課後。いつも響くバイオリンの音。
みんな帰るか部活に行くかして、しーんと静まった廊下は私の足音だけが聞こえる。
すぐには帰りたくないけど、部活に入るほど打ち込めるものはない。だから、毎日部活生が帰る少し前まで学校で暇つぶし。
図書館に行ったり、学校の色んなとこを探検したり、教室で寝たり。
今日はずっと気になってた、バイオリンの音を辿ってみることにした。
階段をいちばん上まであがって、屋上に入る扉の前。一心不乱に弾き続ける姿に釘付けになる。
この人の気持ちが全て音になってるようなそんな気がする。きっとあの空間に私が存在することは許されない。そう感じてしまうほど、真剣で。
「誰かいるの?」
音が消えて、静寂が訪れる。
ここで出てしまうか。いやはや、逃げるのもいい。でも、
「みーつけた」
既に目の前にいて。
「なぁに?盗み聞き?」
「あ、いや」
「別にいいけどね」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
バイオリンをしまって、階段に座る。
「隣おいでよ、お話しよ」
いつもはひとりのこの時間。
ダラダラと続けてしまったバイオリン。家に帰りたくないからと、誰も来ない放課後の屋上へ行く扉の前。
バイオリンは嫌いではない。むしろ、自分が自分であるための最終手段。
誰も聴いていないだろうと思った。ひとりきりの空間で、自分のために弾いていた。
キラキラしてるのにどこか空っぽな目が気になって、いつもじゃ無視するだろうけれど、話しかけてしまった。鳩が豆鉄砲喰らったような顔で、ポツンとそこに立っているこの子のことを知ってみたくなってしまった。
「どうしてここで毎日?」
「誰も来ないからかなぁ」
「いつも綺麗だなって」
「ありがとうね」
「また来てもいいですか?次はちゃんと最初から」
「待ってる」
不思議なお客さんは、目をキラキラさせて「それじゃあ!」と駆けていった。もう少しお話したかったけれど、それもまた今度。
次こそはゆっくり話せたらな。
みんな帰るか部活に行くかして、しーんと静まった廊下は私の足音だけが聞こえる。
すぐには帰りたくないけど、部活に入るほど打ち込めるものはない。だから、毎日部活生が帰る少し前まで学校で暇つぶし。
図書館に行ったり、学校の色んなとこを探検したり、教室で寝たり。
今日はずっと気になってた、バイオリンの音を辿ってみることにした。
階段をいちばん上まであがって、屋上に入る扉の前。一心不乱に弾き続ける姿に釘付けになる。
この人の気持ちが全て音になってるようなそんな気がする。きっとあの空間に私が存在することは許されない。そう感じてしまうほど、真剣で。
「誰かいるの?」
音が消えて、静寂が訪れる。
ここで出てしまうか。いやはや、逃げるのもいい。でも、
「みーつけた」
既に目の前にいて。
「なぁに?盗み聞き?」
「あ、いや」
「別にいいけどね」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
バイオリンをしまって、階段に座る。
「隣おいでよ、お話しよ」
いつもはひとりのこの時間。
ダラダラと続けてしまったバイオリン。家に帰りたくないからと、誰も来ない放課後の屋上へ行く扉の前。
バイオリンは嫌いではない。むしろ、自分が自分であるための最終手段。
誰も聴いていないだろうと思った。ひとりきりの空間で、自分のために弾いていた。
キラキラしてるのにどこか空っぽな目が気になって、いつもじゃ無視するだろうけれど、話しかけてしまった。鳩が豆鉄砲喰らったような顔で、ポツンとそこに立っているこの子のことを知ってみたくなってしまった。
「どうしてここで毎日?」
「誰も来ないからかなぁ」
「いつも綺麗だなって」
「ありがとうね」
「また来てもいいですか?次はちゃんと最初から」
「待ってる」
不思議なお客さんは、目をキラキラさせて「それじゃあ!」と駆けていった。もう少しお話したかったけれど、それもまた今度。
次こそはゆっくり話せたらな。
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