佐藤×高井
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この好きという気持ちに名前をつけるとしたら何になるのでしょうか。
「恋」かもしれないし、「好き」というそのまま単純な言葉かもしれません。
なんて考えていたら、朝になっていました。
冷たくあしらうのに、ささいなこともきづいてしまうので。寝不足だということはバレないようにしないと。
悩みのたねがゆうだなんて、それもバレちゃいけませんから。
「おはよぉ」
「ゆう、おはよ」
登校時間。お互い家の前で待ち合わせ。なんてったって、幼なじみでおうちが隣どうしなので。
だからこそ、この気持ちがバレないようにしないとならないのです。
ひとつ上の学年だけど、泣き虫のりかをずっと受け入れてくれて、ずっと隣にいてくれたので。
ゆうに対する好きという気持ちは、憧れなのかもしれません。
「りかぁ、行くよ〜」
「あ、うんっ!」
少しきまずい登校を終え、学校に着く。学年が違うゆうとはここでお別れ。私は三階に、優羽先輩は一階に。途中でばいばいは毎日寂しいです。
「りかちゃんおはよ!」
三階に上がる途中の階段でひな先輩に会いました。私がゆうに抱く形容しがたい気持ちに名前をつけるために、いつも悩みを聞いてくれます。
毎日登校のときだけではなく、ゆうと会うとぺたぺたくっつき虫になる私に、引くのも大切と教えてくれたのはひな先輩です。
「りかちゃん寝不足?」
「…はい。考えごとしてたら寝れなくて」
「考えごとはゆうちゃん?」
「はい」
「ささっと気持ちを伝えるのはダメなの?」
「今の関係性を崩したくないんです」
「そっかそっか」
まだ確定じゃなくて、未完成なこの気持ちを伝えて嫌われてしまったら、高井はもう生きていけません。
考えたってなににもならないので、一旦頭をからっぽにして、今日一日を楽しんでやります。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
最近、りかがくっつき虫じゃなくなってきた。くっつかれるのが嫌いとかそういうことじゃない。
好きだからこそ、くっつかれてどきどきがバレないようにしないとって思ってたから。
幼なじみで、気付いた時にはずっと目で追っちゃって。けれど、これが恋だと自覚したのはつい最近。
りかとも私とも仲のいい先輩が、「優羽のその気持ちは恋なんじゃない?」って。
あの子が笑う度に、泣く度に、この子の感情をもっと知りたいと思ってしまったから。
だけど!最近なんだか距離を感じる。
多分嫌われたと思うけど…。
いや、あの子に限ってそんなことない、なんて言いきれない。
冷たくしちゃったり…した。
それだけで?それだけでありえる、かもしれない。
昼休みを告げるチャイムが鳴る。りかのことを考えすぎて、四時間ほど経っていたようで。
いてもたってもいられなくて。一年の教室がある三階まで階段を駆け上がろうとすれば、廊下を歩くりかと出会う。隣には蔵盛先輩。いつもは仲良くしてるけど、今は話が違う。
「先輩、りかのこと借ります」
「どうぞ〜」
「え、ちょ、ゆう?!」
にこにこして私たちに手を振る蔵盛先輩が少し気に食わない。
「ねぇ、ゆう、どこ行くの?」
誰もいない空き教室。
「りかは私の事きらい?」
聞き方を間違えたような気がする。
目の前で泣きそうなりかを見てそう思った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
お昼休み。ひな先輩に呼ばれて購買にいく途中にゆうとばったり会った。焦って私を借りるなんて言って、いつの間にか空き教室に。
「りかは私の事きらい?」
なんて聞いてくるから。嫌われたかと思って、泣きたくもないのに涙が出てきそうです。
「きらいじゃないけど」
「ねぇ、りか」
「はい」
「これから嫌われてもいいこと言うから。嫌だったら逃げてね」
怖いです。何を言われるか。
でも、目の前で震えるゆうは守りたくなります。そんな小動物みたいなところも好きな理由です。
名前の分からない気持ちは「恋」なんだと思います。きっとそうです。
答えがでたらあとは簡単じゃないですか。伝えるだけなので。私こそ嫌われていいことを伝えます。
「ゆう、好き」
「…え?」
「私はゆうのことが好きです。幼なじみだからとかじゃなくて、ずっと隣にいて欲しいし、ゆうのこと私が守りたいし…」
みるみるうちに顔が真っ赤になるゆうが可愛くて。思わず抱きついてしまったけど。
「嫌だったらつきとばして、「ううん」」
「私もりかのこと好き…だから、最近くっついて来なくて寂しかった。嫌われちゃったのかなって、いつも冷たくしすぎたかなって」
「そんなことないよ。くっつかなくなったのは、どきどきする気持ちがなんなのか知りたかったのと、押してダメなら引いてみればって」
「もしかして蔵盛先輩が?」
「うん」
「なんだぁ、あの人知ってたじゃん」
「ねぇ、りか?」
「ん?」
抱きついたまま、少し下にある可愛い顔が私の瞳をつかんで離してくれない。
「好きだよ」
「私も、好き」
「だから、ずっと隣にいてくれますか?」
「…はい」
りかが泣いた。これは多分嬉し涙。ずっと隣にいたから分かる。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
放課後。いつものようにふたりでの帰り道。いつもと違うのは、幼なじみから恋人になったことでしょうか。最近はスクールバッグをぎゅっと握ることが多かったけど、今日からはなにも恥ずかしがることなく、手を繋げます。
いわゆる恋人繋ぎにすっと握り変えたゆうの顔は幸せそうです。
きっと、私も同じような顔をしてるはずです。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「蔵盛先輩」
「なぁに?」
「ようやくりかと付き合いました」
「やっとか〜!」
「あの、色々お騒がせしました」
「無事に付き合えたなら何よりよ」
「りかにも色々言ってたんですね」
「そりゃそうだよ〜」
「末永くお幸せにね」
「…はい」
「恋」かもしれないし、「好き」というそのまま単純な言葉かもしれません。
なんて考えていたら、朝になっていました。
冷たくあしらうのに、ささいなこともきづいてしまうので。寝不足だということはバレないようにしないと。
悩みのたねがゆうだなんて、それもバレちゃいけませんから。
「おはよぉ」
「ゆう、おはよ」
登校時間。お互い家の前で待ち合わせ。なんてったって、幼なじみでおうちが隣どうしなので。
だからこそ、この気持ちがバレないようにしないとならないのです。
ひとつ上の学年だけど、泣き虫のりかをずっと受け入れてくれて、ずっと隣にいてくれたので。
ゆうに対する好きという気持ちは、憧れなのかもしれません。
「りかぁ、行くよ〜」
「あ、うんっ!」
少しきまずい登校を終え、学校に着く。学年が違うゆうとはここでお別れ。私は三階に、優羽先輩は一階に。途中でばいばいは毎日寂しいです。
「りかちゃんおはよ!」
三階に上がる途中の階段でひな先輩に会いました。私がゆうに抱く形容しがたい気持ちに名前をつけるために、いつも悩みを聞いてくれます。
毎日登校のときだけではなく、ゆうと会うとぺたぺたくっつき虫になる私に、引くのも大切と教えてくれたのはひな先輩です。
「りかちゃん寝不足?」
「…はい。考えごとしてたら寝れなくて」
「考えごとはゆうちゃん?」
「はい」
「ささっと気持ちを伝えるのはダメなの?」
「今の関係性を崩したくないんです」
「そっかそっか」
まだ確定じゃなくて、未完成なこの気持ちを伝えて嫌われてしまったら、高井はもう生きていけません。
考えたってなににもならないので、一旦頭をからっぽにして、今日一日を楽しんでやります。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
最近、りかがくっつき虫じゃなくなってきた。くっつかれるのが嫌いとかそういうことじゃない。
好きだからこそ、くっつかれてどきどきがバレないようにしないとって思ってたから。
幼なじみで、気付いた時にはずっと目で追っちゃって。けれど、これが恋だと自覚したのはつい最近。
りかとも私とも仲のいい先輩が、「優羽のその気持ちは恋なんじゃない?」って。
あの子が笑う度に、泣く度に、この子の感情をもっと知りたいと思ってしまったから。
だけど!最近なんだか距離を感じる。
多分嫌われたと思うけど…。
いや、あの子に限ってそんなことない、なんて言いきれない。
冷たくしちゃったり…した。
それだけで?それだけでありえる、かもしれない。
昼休みを告げるチャイムが鳴る。りかのことを考えすぎて、四時間ほど経っていたようで。
いてもたってもいられなくて。一年の教室がある三階まで階段を駆け上がろうとすれば、廊下を歩くりかと出会う。隣には蔵盛先輩。いつもは仲良くしてるけど、今は話が違う。
「先輩、りかのこと借ります」
「どうぞ〜」
「え、ちょ、ゆう?!」
にこにこして私たちに手を振る蔵盛先輩が少し気に食わない。
「ねぇ、ゆう、どこ行くの?」
誰もいない空き教室。
「りかは私の事きらい?」
聞き方を間違えたような気がする。
目の前で泣きそうなりかを見てそう思った。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
お昼休み。ひな先輩に呼ばれて購買にいく途中にゆうとばったり会った。焦って私を借りるなんて言って、いつの間にか空き教室に。
「りかは私の事きらい?」
なんて聞いてくるから。嫌われたかと思って、泣きたくもないのに涙が出てきそうです。
「きらいじゃないけど」
「ねぇ、りか」
「はい」
「これから嫌われてもいいこと言うから。嫌だったら逃げてね」
怖いです。何を言われるか。
でも、目の前で震えるゆうは守りたくなります。そんな小動物みたいなところも好きな理由です。
名前の分からない気持ちは「恋」なんだと思います。きっとそうです。
答えがでたらあとは簡単じゃないですか。伝えるだけなので。私こそ嫌われていいことを伝えます。
「ゆう、好き」
「…え?」
「私はゆうのことが好きです。幼なじみだからとかじゃなくて、ずっと隣にいて欲しいし、ゆうのこと私が守りたいし…」
みるみるうちに顔が真っ赤になるゆうが可愛くて。思わず抱きついてしまったけど。
「嫌だったらつきとばして、「ううん」」
「私もりかのこと好き…だから、最近くっついて来なくて寂しかった。嫌われちゃったのかなって、いつも冷たくしすぎたかなって」
「そんなことないよ。くっつかなくなったのは、どきどきする気持ちがなんなのか知りたかったのと、押してダメなら引いてみればって」
「もしかして蔵盛先輩が?」
「うん」
「なんだぁ、あの人知ってたじゃん」
「ねぇ、りか?」
「ん?」
抱きついたまま、少し下にある可愛い顔が私の瞳をつかんで離してくれない。
「好きだよ」
「私も、好き」
「だから、ずっと隣にいてくれますか?」
「…はい」
りかが泣いた。これは多分嬉し涙。ずっと隣にいたから分かる。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
放課後。いつものようにふたりでの帰り道。いつもと違うのは、幼なじみから恋人になったことでしょうか。最近はスクールバッグをぎゅっと握ることが多かったけど、今日からはなにも恥ずかしがることなく、手を繋げます。
いわゆる恋人繋ぎにすっと握り変えたゆうの顔は幸せそうです。
きっと、私も同じような顔をしてるはずです。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「蔵盛先輩」
「なぁに?」
「ようやくりかと付き合いました」
「やっとか〜!」
「あの、色々お騒がせしました」
「無事に付き合えたなら何よりよ」
「りかにも色々言ってたんですね」
「そりゃそうだよ〜」
「末永くお幸せにね」
「…はい」
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