宮地×渡辺
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
大晦日。
すみれの誕生日。
朝日がカーテンの隙間から差して目が覚めた。隣に寝ているすみれは、私のことをぎゅっと抱きしめたまま離すことなく幸せそうな顔で寝ている。
日付を越す前にお互い寝てしまったから、誕生日おめでとうとも言えず、もしベッドを抜け出した後に起きたすみれが他の人からのメッセージを先に見てしまうのも嫌で。
「りなちゃん、なんでそんなに怖い顔してるの?」
「すみれ起きてたの?」
「いまおきた」
「おはよ」
「おはよぉ」
「誕生日おめでとう」
「ありがとぉ」
これでいちばんに祝えたのではないか。
「それでね、りなちゃん」
「ん?」
「なんでそんなに怖い顔なの?」
「怖い顔してる?」
「してるよぉ」
ここではぐらかしたとしても、いつもの私ではある。謎の独占欲をすみれに見せてしまうのもどうかとは思う。
「すみはねぇ、起きていちばんにりなちゃんにおめでとうって祝ってもらって幸せだよ」
「うん」
「そうでしょ?りなちゃんが思ってたことって」
「なんで分かるの」
「すみれお姉さんを舐めるんじゃないよ。りなちゃんのことなんてゼンブ知ってるから」
あぁ、この人にはなんでもお見通しなのか。
「すみれ、好き、大好き。今年もずっと隣にいさせてね。これ、プレゼント」
と、背伸びしてキスをした。
「最高の誕生日プレゼントをありがと」
すみれの誕生日。
朝日がカーテンの隙間から差して目が覚めた。隣に寝ているすみれは、私のことをぎゅっと抱きしめたまま離すことなく幸せそうな顔で寝ている。
日付を越す前にお互い寝てしまったから、誕生日おめでとうとも言えず、もしベッドを抜け出した後に起きたすみれが他の人からのメッセージを先に見てしまうのも嫌で。
「りなちゃん、なんでそんなに怖い顔してるの?」
「すみれ起きてたの?」
「いまおきた」
「おはよ」
「おはよぉ」
「誕生日おめでとう」
「ありがとぉ」
これでいちばんに祝えたのではないか。
「それでね、りなちゃん」
「ん?」
「なんでそんなに怖い顔なの?」
「怖い顔してる?」
「してるよぉ」
ここではぐらかしたとしても、いつもの私ではある。謎の独占欲をすみれに見せてしまうのもどうかとは思う。
「すみはねぇ、起きていちばんにりなちゃんにおめでとうって祝ってもらって幸せだよ」
「うん」
「そうでしょ?りなちゃんが思ってたことって」
「なんで分かるの」
「すみれお姉さんを舐めるんじゃないよ。りなちゃんのことなんてゼンブ知ってるから」
あぁ、この人にはなんでもお見通しなのか。
「すみれ、好き、大好き。今年もずっと隣にいさせてね。これ、プレゼント」
と、背伸びしてキスをした。
「最高の誕生日プレゼントをありがと」
