的野×向井
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秋が秋と主張する前に、冬が猛ダッシュで顔を出す。衣替えが追いついてなくて、クローゼットの手前に入っていた少し厚めのパーカーだけが今の相棒。デートだからと秋服を出すけど、ちょっと肌寒いかな。
「おまたせ」
約束の時間にかなり余裕がある電車に乗ったのに、もう既に待っていた愛おしい人。
「おはよういとちゃん」
「おはよ、もう来とったんやね」
「へへっ」
何か言いたげに首を掻くけど、恥ずかしそうに目をそらす。
「今日のいとちゃん」
「うん」
「あの、あー、うん」
「んー?」
「可愛い」
「知っとる、ありがと」
「寒いだろうからマフラー貸すよ」
「え?」
「鼻が真っ赤っかだよ」
貸されたマフラーは美青の匂いがして、これもなんだか悪くない。
「ほら、いくよ」
美青だって、鼻が真っ赤なの気付いとらんのかな。純葉のためにかっこいいことをしようとして、我慢してるのが可愛くて。
「みお、だーいすき」
「私もいとちゃんのこと大好き」
「おまたせ」
約束の時間にかなり余裕がある電車に乗ったのに、もう既に待っていた愛おしい人。
「おはよういとちゃん」
「おはよ、もう来とったんやね」
「へへっ」
何か言いたげに首を掻くけど、恥ずかしそうに目をそらす。
「今日のいとちゃん」
「うん」
「あの、あー、うん」
「んー?」
「可愛い」
「知っとる、ありがと」
「寒いだろうからマフラー貸すよ」
「え?」
「鼻が真っ赤っかだよ」
貸されたマフラーは美青の匂いがして、これもなんだか悪くない。
「ほら、いくよ」
美青だって、鼻が真っ赤なの気付いとらんのかな。純葉のためにかっこいいことをしようとして、我慢してるのが可愛くて。
「みお、だーいすき」
「私もいとちゃんのこと大好き」
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