的野×向井
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好き
って、ひとこと言えばいいだけなのに。どうしてこんなにドキドキしているんだろう。
幼馴染で、双子同然に育ってきたから。隣にいるのが当たり前で。だから、美青が告白されてる場面なんて、何度も遭遇した。純葉の方が、何倍も美青のこと好きなのに。なんて思っているけど、それを行動に起こせない。だから、告白してる子たちより、スタートラインははるか前。まだ、スタートラインにすら立てやしない。
「いとちゃん、夏祭りの日空いてる?」
ふたりきりになった時だけ呼んでくれる呼び名。
夏祭りは美青としか行ったことが事がない。だから、毎年美青との思い出しかなくて。毎回毎回、ありきたりだけど、最高の思い出をくれるから。
今年こそは。
夏祭り当日。浴衣に、いつもはつけないちょっと甘い香りの香水。少しでも意識して欲しいから。
「今年も可愛い」
毎年同じ浴衣だって褒めてくれる。何気ないことなのかもしれない。
途中で買ったかき氷も、キーンとしなくて。
花火を見るために、少し小高い場所にふたり肩を並べる。今、好きと言うべきか。いや、
「みお、」
「なぁに、いとちゃん…!?」
「好きだよ」
言葉で伝える前に移してしまった行動。いまさら好きって言うより魅力的でしょ?
ドキドキとうるさい心臓は止まることを知らなくて。純葉がさっき食べたブルーハワイのかき氷の味と、美青が食べてたレモンの味が少し。
目の前で目をまん丸にして驚いている美青。、
「私から言いたかったのになぁ」
なんて、ボソボソ言ってるけど。
「それやったら何年待たせるつもりやったん?」
「だよねぇ」
「でも、みおからも聞きたいなぁ」
「純葉、好きだよ」
やっぱり、好きな人に言われるとドキドキが止まらなくって。手に持ったラムネがそのまま心臓になったみたい。
来年は恋人として夏祭りに来ようね。
って、ひとこと言えばいいだけなのに。どうしてこんなにドキドキしているんだろう。
幼馴染で、双子同然に育ってきたから。隣にいるのが当たり前で。だから、美青が告白されてる場面なんて、何度も遭遇した。純葉の方が、何倍も美青のこと好きなのに。なんて思っているけど、それを行動に起こせない。だから、告白してる子たちより、スタートラインははるか前。まだ、スタートラインにすら立てやしない。
「いとちゃん、夏祭りの日空いてる?」
ふたりきりになった時だけ呼んでくれる呼び名。
夏祭りは美青としか行ったことが事がない。だから、毎年美青との思い出しかなくて。毎回毎回、ありきたりだけど、最高の思い出をくれるから。
今年こそは。
夏祭り当日。浴衣に、いつもはつけないちょっと甘い香りの香水。少しでも意識して欲しいから。
「今年も可愛い」
毎年同じ浴衣だって褒めてくれる。何気ないことなのかもしれない。
途中で買ったかき氷も、キーンとしなくて。
花火を見るために、少し小高い場所にふたり肩を並べる。今、好きと言うべきか。いや、
「みお、」
「なぁに、いとちゃん…!?」
「好きだよ」
言葉で伝える前に移してしまった行動。いまさら好きって言うより魅力的でしょ?
ドキドキとうるさい心臓は止まることを知らなくて。純葉がさっき食べたブルーハワイのかき氷の味と、美青が食べてたレモンの味が少し。
目の前で目をまん丸にして驚いている美青。、
「私から言いたかったのになぁ」
なんて、ボソボソ言ってるけど。
「それやったら何年待たせるつもりやったん?」
「だよねぇ」
「でも、みおからも聞きたいなぁ」
「純葉、好きだよ」
やっぱり、好きな人に言われるとドキドキが止まらなくって。手に持ったラムネがそのまま心臓になったみたい。
来年は恋人として夏祭りに来ようね。
