的野×向井
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私は別に甘え上手なんかじゃない。ただ、純葉だから甘えたくなっちゃう、ってだけ。先輩方に可愛がってもらえるうちにとは思うけど、それは先輩方が優しさで甘えさせてくれてるってだけで。自分から甘えたいと思うのは純葉だけだし、どうしても純葉の隣にいると嫌でも甘えちゃってる自分がいる。それがいじられるのが嫌なのもあっていつも美羽のところに逃げてるのは内緒。
「そんな寂しそうな顔してるんなら、純葉のとこ行けばいいのに」
「行けるわけないでしょ、そこさくでもあんなこと言われちゃったし」
「だからこそ表立って行けるもんじゃないの」
「無理無理、あんなに人いる前じゃなおさら行けないって」
「そんなもん?」
「美羽みたいにあんな愛季にガツガツ行けないって」
「だからって私のとこにいるのもどうかと思うけど」
「こんなこと言えるの美羽だけなんだもん」
「あぁ、そう」
そういってずっとスマホをいじってる美羽の隣は心地良い。
「ちょ、愛季に呼ばれたから行ってくる」
「はぁいー」
隣にいた美羽もどっか行っちゃって、広い楽屋でひとりぼっち。いつも絡んでくれる先輩方もいつも一緒にいる同期もいない。この先仕事もなくて純葉と帰るだけだからと、机に突っ伏して目を閉じた。
「…、……お、みーお!」
「ん?あえ?いとは?」
「いとはさんですよ〜」
「んん〜、ぎゅーして」
「良いけど、ここ家じゃないからね」
「……!?」
「やっと起きたか。ねぼすけ的野」
「そりゃ何人かでインタビュー行ってきたんだから、純葉以外にもいるに決まっとるやろ」
「はっず」
「いとちゃんに甘々な美青可愛すぎるっ」
「なぎ、その動画あとから欲しいっちゃけど」
「うんうん、送る送る」
「しーもほしい、美青の弱み握るために」
「そしたら三期ラインに送る?」
「それは嫌や」
「じゃあ、いとちゃんにだけ送るね」
「ありがと〜なぎ!大好き!」
「…ねぇ、そうやって私以外に好きって言わないで」
ここまできたらもう開き直ってやる。純葉が嫌というまで甘えてしまえなんて思って。でも、純葉が私以外に好きって言ったのはちょっと拗ねる。いつもだったらそこまで気にしないけど、今日は違う。
「わ、わかったから、一旦離れてくれん?着替えてくるから」
「いやだ」
「衣装のまま家帰れんからさ」
「もう今日はこのあと帰る?」
「うん、一緒帰ろ?だから離れてもらってもいい?」
「うん、待ってる」
「ちょー、急いで着替えてくるっ」
数分で着替え終わって楽屋に戻ってきた純葉の髪はボサボサで、ブラウスのボタンも何個か留まってない。
「いとは、こことれてる」
「ん?ほんとだ、ありがとみお」
「うん、」
「じゃ、いとちゃんたちは帰ります!」
「おつかれー」
「じゃあね〜」
楽屋を抜ければすぐにぎゅっと手を繋いでくれる純葉。普通に手を繋がれるだけじゃつまんないから恋人繋ぎに繋ぎ直せば、ちょっと下にある耳が真っ赤。
自分でもびっくりな程に純葉に抱きついてしまったのは反省してるけど、寂しくさせた純葉が悪いんだもん。繋がれた手にギュッギュッと力を入れれば、「いひひっ」と笑う顔が可愛くて。
「そんな寂しいなら、楽屋でもいとはのとこ来たらええのに」
「行きたいけど、行ったら人がいるのも忘れて甘えちゃう気がして…」
「それで恥ずかしくなるものみおやもんね」
「だから、楽屋では近づかないの…」
「んふふ、いとちゃんは優しいので楽屋は許してあげましょう。ただ、人がいなかったらずーっと甘えてきてもええんよ?」
「それはもちろん」
「甘えんぼさんだ」
「純葉限定でね」
「そんな寂しそうな顔してるんなら、純葉のとこ行けばいいのに」
「行けるわけないでしょ、そこさくでもあんなこと言われちゃったし」
「だからこそ表立って行けるもんじゃないの」
「無理無理、あんなに人いる前じゃなおさら行けないって」
「そんなもん?」
「美羽みたいにあんな愛季にガツガツ行けないって」
「だからって私のとこにいるのもどうかと思うけど」
「こんなこと言えるの美羽だけなんだもん」
「あぁ、そう」
そういってずっとスマホをいじってる美羽の隣は心地良い。
「ちょ、愛季に呼ばれたから行ってくる」
「はぁいー」
隣にいた美羽もどっか行っちゃって、広い楽屋でひとりぼっち。いつも絡んでくれる先輩方もいつも一緒にいる同期もいない。この先仕事もなくて純葉と帰るだけだからと、机に突っ伏して目を閉じた。
「…、……お、みーお!」
「ん?あえ?いとは?」
「いとはさんですよ〜」
「んん〜、ぎゅーして」
「良いけど、ここ家じゃないからね」
「……!?」
「やっと起きたか。ねぼすけ的野」
「そりゃ何人かでインタビュー行ってきたんだから、純葉以外にもいるに決まっとるやろ」
「はっず」
「いとちゃんに甘々な美青可愛すぎるっ」
「なぎ、その動画あとから欲しいっちゃけど」
「うんうん、送る送る」
「しーもほしい、美青の弱み握るために」
「そしたら三期ラインに送る?」
「それは嫌や」
「じゃあ、いとちゃんにだけ送るね」
「ありがと〜なぎ!大好き!」
「…ねぇ、そうやって私以外に好きって言わないで」
ここまできたらもう開き直ってやる。純葉が嫌というまで甘えてしまえなんて思って。でも、純葉が私以外に好きって言ったのはちょっと拗ねる。いつもだったらそこまで気にしないけど、今日は違う。
「わ、わかったから、一旦離れてくれん?着替えてくるから」
「いやだ」
「衣装のまま家帰れんからさ」
「もう今日はこのあと帰る?」
「うん、一緒帰ろ?だから離れてもらってもいい?」
「うん、待ってる」
「ちょー、急いで着替えてくるっ」
数分で着替え終わって楽屋に戻ってきた純葉の髪はボサボサで、ブラウスのボタンも何個か留まってない。
「いとは、こことれてる」
「ん?ほんとだ、ありがとみお」
「うん、」
「じゃ、いとちゃんたちは帰ります!」
「おつかれー」
「じゃあね〜」
楽屋を抜ければすぐにぎゅっと手を繋いでくれる純葉。普通に手を繋がれるだけじゃつまんないから恋人繋ぎに繋ぎ直せば、ちょっと下にある耳が真っ赤。
自分でもびっくりな程に純葉に抱きついてしまったのは反省してるけど、寂しくさせた純葉が悪いんだもん。繋がれた手にギュッギュッと力を入れれば、「いひひっ」と笑う顔が可愛くて。
「そんな寂しいなら、楽屋でもいとはのとこ来たらええのに」
「行きたいけど、行ったら人がいるのも忘れて甘えちゃう気がして…」
「それで恥ずかしくなるものみおやもんね」
「だから、楽屋では近づかないの…」
「んふふ、いとちゃんは優しいので楽屋は許してあげましょう。ただ、人がいなかったらずーっと甘えてきてもええんよ?」
「それはもちろん」
「甘えんぼさんだ」
「純葉限定でね」
