的野×向井
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宮島に行くまではフェリーに乗らないといけない。「久しぶりの海だー!」ってはしゃぐ純葉が可愛くて、カメラのシャッターを押す手が止まらない。
フェリーに乗って数分。宮島に降り立ち、出迎えてくれるのは鹿。人馴れした鹿はゆったりとした歩みでこちらに向かってくる。可愛い可愛い言って鹿を撫でる純葉があまりにも可愛くて、愛おしくて。
「んんー、可愛いねぇ、んね、みお」
「……んっ?」
「なぁに、いとはとデートしてるのに他のこと考えとったん?」
「いや、純葉が可愛すぎて、なんも聞いてなかった」
「恥ずい。照れる。好き。」
会話がバカップルみたいなのは許して欲しい。こういう時じゃないと、こんな言葉スルスルと出てこないから。
鹿とかなりの時間戯れたので、商店街の方へと向かう。学生の夏休みが終わった時期だからか人は少ない。純葉がオススメだというレモンスカッシュと揚げもみじを買って、海の方へ向かう。防波堤に腰掛け、揚げたての揚げもみじをかじる。軽く、サクサクで、中はもちもち。これならいくらでも食べれてしまいそう。レモンスカッシュは今まで味わったことのないほど甘いレモンで、かといって甘すぎずごくごく飲めてしまう。時々、鹿に揚げもみじを狙われ、純葉はその度に、「ダメだよぉ」なんて鹿と会話してる。
「次どこ行く?」
「んー、厳島神社行こ」
「おけ」
海岸線に沿って歩けば見えてくるのは真っ赤な社。ちょうど潮が引いているときに行ったから、砂浜が見えていたけど、満潮だったら、ここまで海なんだなぁと考えると、地球って不思議。
「みお、撮ろ」
と、ふたりで大鳥居をバックにツーショット。自分の顔緩みすぎじゃない?なんて思ったら、純葉も同じこと思っていたみたいで。
「みおの顔やばい、ゆるゆるすぎる」
「仕方がない」
「そんなにいとはといるの楽しいの?」
「もちろん」
「嬉しい」
危ない。ここが家だったらキスしてた。なんだ今の顔。目を伏せて、困り眉でおしとやかに笑う顔が、なんか、いつもの純葉と違く見えて。繋いでいた手にぎゅっと力を入れた。
おみくじをひく。がらがらと音を立てておみくじの六角柱を振る純葉が可愛くて、つい写真を撮ってしまう。
「じゅーごばん!…あった!」
「さんじゅう…なな…これか」
純葉がうきうきしながら取り出した紙に書かれていたのは凶。ちなみに私のも凶。さすが、凶が出やすい神社なだけある。
「今年も凶じゃん…」
「なに?去年も?」
「うん…やっぱり全然吉が来ない!」
なんて言いつつもおみくじを楽しそうに結んでるのは可愛い。
「来年こそは頼むよ〜!」
なんて、結んだおみくじに願って。
フェリーに乗って数分。宮島に降り立ち、出迎えてくれるのは鹿。人馴れした鹿はゆったりとした歩みでこちらに向かってくる。可愛い可愛い言って鹿を撫でる純葉があまりにも可愛くて、愛おしくて。
「んんー、可愛いねぇ、んね、みお」
「……んっ?」
「なぁに、いとはとデートしてるのに他のこと考えとったん?」
「いや、純葉が可愛すぎて、なんも聞いてなかった」
「恥ずい。照れる。好き。」
会話がバカップルみたいなのは許して欲しい。こういう時じゃないと、こんな言葉スルスルと出てこないから。
鹿とかなりの時間戯れたので、商店街の方へと向かう。学生の夏休みが終わった時期だからか人は少ない。純葉がオススメだというレモンスカッシュと揚げもみじを買って、海の方へ向かう。防波堤に腰掛け、揚げたての揚げもみじをかじる。軽く、サクサクで、中はもちもち。これならいくらでも食べれてしまいそう。レモンスカッシュは今まで味わったことのないほど甘いレモンで、かといって甘すぎずごくごく飲めてしまう。時々、鹿に揚げもみじを狙われ、純葉はその度に、「ダメだよぉ」なんて鹿と会話してる。
「次どこ行く?」
「んー、厳島神社行こ」
「おけ」
海岸線に沿って歩けば見えてくるのは真っ赤な社。ちょうど潮が引いているときに行ったから、砂浜が見えていたけど、満潮だったら、ここまで海なんだなぁと考えると、地球って不思議。
「みお、撮ろ」
と、ふたりで大鳥居をバックにツーショット。自分の顔緩みすぎじゃない?なんて思ったら、純葉も同じこと思っていたみたいで。
「みおの顔やばい、ゆるゆるすぎる」
「仕方がない」
「そんなにいとはといるの楽しいの?」
「もちろん」
「嬉しい」
危ない。ここが家だったらキスしてた。なんだ今の顔。目を伏せて、困り眉でおしとやかに笑う顔が、なんか、いつもの純葉と違く見えて。繋いでいた手にぎゅっと力を入れた。
おみくじをひく。がらがらと音を立てておみくじの六角柱を振る純葉が可愛くて、つい写真を撮ってしまう。
「じゅーごばん!…あった!」
「さんじゅう…なな…これか」
純葉がうきうきしながら取り出した紙に書かれていたのは凶。ちなみに私のも凶。さすが、凶が出やすい神社なだけある。
「今年も凶じゃん…」
「なに?去年も?」
「うん…やっぱり全然吉が来ない!」
なんて言いつつもおみくじを楽しそうに結んでるのは可愛い。
「来年こそは頼むよ〜!」
なんて、結んだおみくじに願って。
