中嶋×石森
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鼻を真っ赤にしてマフラーに顔を埋める璃花。
3月だというのに春が来たと思うにはまだ早い。桜は咲いているのに花見するには寒くて、あったかいカフェラテを両手で包み込んで、軽く花見する。
「あったかくなったら散っちゃうかなぁ」
「散らないといいね」
寂しげに桜を見上げる璃花は、目を離したらいなくなってしまいそうで。
こっちを見て何かを言いたげに口を開いた時、強く風が吹いて花が散る。それは目の前にいる璃花を攫ってしまいそうで。咄嗟に腕を掴んでしまう。
「どうしたの?……ゆづ?」
「あ、いや、、なんでもない」
「なら、泣かないよゆったん」
「…え?」
璃花に頬を撫でられて、いつの間にか泣いていたことを気付かされる。
「りかはどこにも行かないよ?ずっと優月と一緒だから」
「わたしだって、離す気ないし、一生一緒にいるし」
「んふふ、嬉しい」
「カフェラテも冷めちゃったし、そろそろ帰ろ?」
「今日は何食べたい?」
「かぼちゃの煮付け」
「なら、早めに帰らなきゃ」
ぎゅっと繋いだ手を離しはしないけれど、どこに行ってしまっても、きっと、いや絶対見つけ出すから。
3月だというのに春が来たと思うにはまだ早い。桜は咲いているのに花見するには寒くて、あったかいカフェラテを両手で包み込んで、軽く花見する。
「あったかくなったら散っちゃうかなぁ」
「散らないといいね」
寂しげに桜を見上げる璃花は、目を離したらいなくなってしまいそうで。
こっちを見て何かを言いたげに口を開いた時、強く風が吹いて花が散る。それは目の前にいる璃花を攫ってしまいそうで。咄嗟に腕を掴んでしまう。
「どうしたの?……ゆづ?」
「あ、いや、、なんでもない」
「なら、泣かないよゆったん」
「…え?」
璃花に頬を撫でられて、いつの間にか泣いていたことを気付かされる。
「りかはどこにも行かないよ?ずっと優月と一緒だから」
「わたしだって、離す気ないし、一生一緒にいるし」
「んふふ、嬉しい」
「カフェラテも冷めちゃったし、そろそろ帰ろ?」
「今日は何食べたい?」
「かぼちゃの煮付け」
「なら、早めに帰らなきゃ」
ぎゅっと繋いだ手を離しはしないけれど、どこに行ってしまっても、きっと、いや絶対見つけ出すから。
